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【羽根モノ攻めの奥義】羽根モノを手に年間釣行300日以上を数える江藤裕亮が超解説

寄稿:江藤 裕亮
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江藤 裕亮(Yusuke Eto) プロフィール

羽根モノ攻めを得意とするアングラー。羽根モノを手に、春夏秋冬・ほぼ毎日朝練! 時には夕まずめも釣行し、年間釣行3日数は、何と300日以上を数える。 ルアーメーカーADUSTAのフィールドテスター。

こんにちは、江藤裕亮です。今回は私が溺愛する「羽根モノ攻め」について詳しくご紹介したいと思います。

春(3月~5月頃)は威嚇バイト、6月~12月頃は捕食バイトが多い

まず私にとっての羽根モノの存在ですが、一年を通してデカいバスを狙えるルアーとして認識しています。
しかも、釣れるシーズンが長く、3月下旬~12月まで多用しています。ちなみに季節によって、バイトの質は違っていて、春(3月~5月頃)は威嚇バイト、6月~12月頃は捕食バイトが多いです。

なおタイミング次第では、1月~2月でも使用しますし、初心者の方にもオススメのルアー。
ナゼ、初心者の方にもオススメなのか? というと、引いているルアーを視認できるし、バイトの瞬間も見える! また、通しているコース・スピードを確認しやすいからです!

ちなみに、私がメインで多用している羽根モノは、使い分けしやすいアダスタの以下の3種!

ヤジロベエ(オリジナル)詳細ヤジロベエJr.詳細フォースミックス詳細

なお羽根モノを使う場合、ぜひ実践してほしいのが「羽根の調整」。
ナゼなら少しでもバランスが崩れると左右どちらかに曲がって、自分の思い通りのコースを通せなくなるからです! ぜひ小まめにチェックして羽根の調整をしてください。
ちなみに「羽根の調整」って、難しいのでは? と思うかもしれませんが、慣れれば、誰でもすぐに出来るようになるので、ご安心を!

 

羽根モノルアー! リトリーブによる使い分けについて!

さて、羽根モノで攻める場合、一番の迷いドコロなのが、リトリーブスピードかと思います。
私の場合、デッドスロー、ノーマル、早巻きと、3タイプのスピードでリトリーブするのですが、基本的に、以下に挙げたように、各スピードを得意とするルアーを選択するようにしています。具体的にご紹介すると…

ヤジロベエ・オリジナル(ノーマルウイング)は
デットスロー ~ スローで使用

ADUSTA Crawler Bait 【ZACRAWL YAJIROBEE】 Action PV

出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」

 

ヤジロベエ・オリジナル(カスタムウイング)は
デッドスローで使用

出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」

下写真左はザックロールヤジロベエ・オリジナルウィング
下写真右はザックロールヤジロベエ CUSTOM WING-ST=高強度ステンレス素材を採用し独自の形状で ハイピッチ・ハイレスポンス、かつ金属接触音をプラス。​定価 : 880円 (税込)

 

ヤジロベエJr.は
デットスロー~スローで使用

出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」

『ZACRAWL YB jr. バイトコレクション』 feat.江藤裕亮

出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」

 

フォースミックスは
スロー~早巻きで使用

出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」

 

羽根モノ攻め! 釣果アップのための戦略

スロー~デッドで引くときはラインをやや「たるませて」リトリーブするのがキモ

スロー ~ デットスローで巻く時は、ラインを張りすぎず、ややたるませることが重要です。
ラインをたるませる事で、よりデットスローで、ゆっくりとした振り子アクションに繋がるからです。

また、ラインをたるませるとバイト時、早アワセ防止にも繋がります。
というのも、ラインをたるませておくと、バイトの瞬間、反射的にアワセてしまってもバスが持っていく間を作れるからです。

なお足元付近のバイトの時は、ラインのたるみを作りづらいですが。その場合はリールを巻かずロッドワークで操作するとバラし軽減ができます。その時は出来るだけラインを出しておくことが重要で、食った瞬間ティップを下げて間を作ってあげてください。

あと巻き速度が速くなればなるほど、たるみが作れなくなるので、たるみを維持できるリトリーブ速度を意識することが重要になります。

 

リトリーブ時は、極力ラインを水面につけないこと

実践している人が多いかとは多いと思いますが、巻く時のラインは水面に付けないことも重要です。
もしラインを水面につけてリトリーブしていると、手前にいるバスがラインに気づき逃げていく事がけっこうあるからです。

 

リトリーブの巻き速度は一定で!

巻き速度は一定でリトリーブするのが基本。一定の速度でゆっくりクロールさせてると、しびれを切らしてバイトしてくるケースが多いです。

途中で巻き速度を変えると見切られることが多く、私はスローで巻き始めたら最後までスロー、デットスローで巻き始めたら最後までデットスローで巻くことを心がけています。

 

上記した攻めを実践している実釣動画もあるのでぜひチェック

出典:YouTubeチャンネル「 ADUSTA fishing tackle」

 

バスのレンジよって羽根モノルアーを使い分けることも必要

巻きスピードや、巻きスピードによるルアーの使い分けは上記した通りですが、バスのレンジ・ポジションによる羽目モノルアーの使い分けも必要になってきます。

私の場合は基本的に、ヤジロベエJr.からスタートし、状況により下記のような使い分けをしています。
ほとんどのバスはヤジロベエJr.で釣れますが、時にはオリジナルフォースミックスにしか反応しないバスもいます。なので、ルアーを使い分けることで取りこぼしを防ぐことができると考えています。

 

表層付近に浮いている場合は→「ヤジロベエ」「ヤジロベエJr.」「フォースミックス」を使用!(なんでもいい)

バスが浮いている場合は、正直、あまりルアーの種類は問わないケースが多いですが、重要なのはバスの反応するスピードを見つけること。
もし吸い込みが弱い時期は、ヤジロベエJr.。
捕食で反応しない時は、オリジナル(ノーマルウイング)からのカスタムウイング
それでも反応しない場合はワームを投入するのがオススメです。

 

 

バスが中層付近に沈んでいる場合は…→「ザックロール・ヤジロベエ」か「フォースミックス」

反応するスピードをみながら、もしゆっくりなら、「ヤジロベエ・オリジナル」!
早巻きじゃないと気づかないなら「フォースミックス」がオススメ

バスがボトム付近に沈んでいる場合は…→もはやトップではない。

 

その他、使い分けする場面としてはキャスト(距離)。

ヤジロベエJr.は届かないエリアは、ヤジロベエオリジナルでカバー。その際はカスタムウイングで超デットスローにする事でヤジロベエJr.に反応がいい時期・エリアでも対応できます。

ヤジロベエオリジナルは他のルアー(羽根モノ)では届かないエリアも探ることができるので、プレッシャーが掛かっていないバスにアピールできるという強みがあります。
なお代搔きや、雨で濁った場合、実績のあるポイント(コース)を何度も通すことも重要です。
食い気が無いバスも、何度も通すことでしびれを切らしてバイトしてくることがあるので、そのことを覚えておいてください。

また濁りが入った時はシャローに差ししている個体も多いです。その理由は、表層から濁りが取れ始めるので、少しでも水がいい場所に居たいバスはシャローに差してくるというわけです。同じ理論で大雨後は濁りが取れ始めるタイミングもチャンスなので、ぜひ狙ってみてください。

アダスタ(ADUSTA)

神戸を拠点に独特な世界観を持つルアーを続々と発表しているルアーブランド! 圧倒的な造形美で日本だけでなく、世界各国で多くのファンを抱える。 ADUSTAブランドコンセプト Authentic Designed & Universal Standard Tackle for Anglers 此の上無い意匠と、全ての人々が使えるタックルを世界中のアングラーへ。 --------------------------------- A:Authentic 本物の、D:Designed 意匠、U:Universal 万人、S:Standard 基準の、T:Tackle 釣具、A:Anglers 釣人へ