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今江克隆のルアーニュースクラブR 第948回「長波長カラーの使いドコロ」の巻

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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長波長カラーと短波長カラーの秘密

今回は間違いなく「真っ赤なルアー」の「バスの目線にレンジを合わせた全開光速巻き」と、「ニゴイ君の暴走」がスイッチを入れる鍵だったようだ。

赤色の謎を解く鍵になった「ixiシャッド type-2」の「レッドクロー」カラー。信号理論はバスにも同じこと?

「赤」は、最長波長で最も遠くから認識できる波長を持つ色であり、「青」はその真逆(但し、光量が減っても最後まで認識できる色は青)。

信号理論から言えば、超クリアな七色ダムでは魚達は赤やオレンジを明らかに認識しているという事実を再確認した出来事だった。

七色発信で昨年、赤いミミズカラーが爆発的流行になったが、色を認識できる透明度、水深では、赤はバスが発見しやすいキーカラーであることはもはや間違いのない事実だろう。

また、赤は刺激色でもあり、肉食魚種に対して何らかの興奮作用も影響している可能性は高い。

背の「ゆずカラー」は赤に次ぐ遠方認識ロング波長。まさに信号の黄色。そこに水面裏の銀幕色に近いホワイトグリッターを配色。ゲキアサ人気1番カラーは実はクリアでもマディでも、理論的にベストコンボカラーかもしれない。

クリアウォーターやドシャローなど、色が認識できる場所での「赤」カラーは、遠くからバスを呼べる強波動と同様、強色調と言えるだろう。

漁師が絶大な信頼を寄せる「夜光貝」。その秘密は魚が見つける遠方視認性にある。ナチュラルなのに赤に負けない「夜光貝」カラーの超波長は、奇跡の波長だ。

今後、広範囲サーチに長波長カラー、タイトアプローチには短波長カラーなど、マッディ、クリア、ソフトルアー、ハードルアーを問わず「遠方で認識させるためのカラー」、「警戒させず接近させるためのカラー」として色を意識していくのもいいかもしれない。

次週は「ビッグベイトサイト(フィッシング)」について詳しく解説します。お楽しみに!

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