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ボトム攻め特化の根掛かり回避極秘チューンも大公開!浦川正則に訊いた“ハイブリッドスイムベイト”O.S.P「ニチカ167F」に関するアレコレ

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春のバス釣り入門

ウォブル特化のナチュラルハイブリッド・スイムベイト。

O.S.P」から2026年3月にリリースとなった新製品「ニチカ167F」。

O.S.P公式「ニチカ167F」詳細ページはこちら

“KAREN180”同様のボディ構造を持ち、ヘッド部にハードマテリアル、テール部にソフトマテリアルを採用したハイブリッド仕様。水平姿勢を保ちながらテールのみが左右に振れ、デッドスローからファーストまで幅広い巻き速度に対応するナチュラルスイムベイトです。さて、今回は、開発に深く携わった“浦川正則”さんにインタビューを実施。「ニチカ167F」に秘める真の魅力と、現場で活きる実践的なアプローチをお届け。

浦川 正則(Masanori Urakawa) プロフィール

旧吉野川水系をメインフィールドとし、オカッパリ、ボートを問わない自由なスタイルで年間約50本の50アップを仕留めるデカバスハンター。 四国エリアの名だたるアングラーがその実力を認め、ついた呼び名が「師範代」という浦川。 類まれなテクニックでメジャーフィールドを攻略するスーパーマルチアングラー。

【特長】ハードとソフト素材の融合によるメリット/通常のソフトなスイムベイトとの違いとは?

浦川さん曰く、全体がソフト素材で構成されたスイムベイトは、内部コアの影響で泳ぎが安定しないケースがあるそうで「ニチカ167F」に関しては、フロント部分にハード素材が採用されているため、特別な調整が不要で、真っ直ぐ綺麗に泳ぐ設計になっていると語ります。ウエイト調整も容易にできる点も大きな特長だとコメント。

また、実際の釣行ではバスがフロント側を食ってくるパターンが多く、リアのソフト部分が破損するトラブルは比較的少ないと説明しています。仮にリアが破損した場合でも、スペアパーツが付属しているため耐久面の不安は解消されています。

主にどういったアクションですか?

基本アクションは“タイトなウォブル”。

ほぼテール部分のみが動くナチュラルな動きを見せると明かしてくれました。最大の強みは低速域でのレスポンスの高さにあり、テールピッチが限界まで遅くなる超スローリトリーブでもシッカリ魚を誘えるそう。

さらに、高速で巻いた際にもボディが破綻せず真っ直ぐ泳ぐ安定性を兼ね備えています。浦川さんが得意とする「ドライブシャッド」など…シャッドテール系ルアーと比較しても、対応スピード幅がカナリ広いとおっしゃっていました。

「KAREN180」との使い分けを教えてください

同じハイブリッド構造を持つ“KAREN180”との違い…。

ジャンルが明確に異なる”と浦川さんは指摘します。

まず、ボディにリップが搭載されている、“KAREN180”に関しては、アングラー側で操作を加えたり、早く巻いたりするアプローチを多用します。

対して「ニチカ167F」は、ほぼリトリーブ(タダ巻き)のみで誘うスタイルに特化しているそうです。ルアー自体の持つ速度域の広さを活かし、タダ巻きのスピード変化で攻めるアプローチが基本となります。

どういう時が出番?使いドコロについて

超スロー気味のアプローチが必要な場面で出番が多いとコメント。ラインスラックを巻き取る程度のユックリとしたスピード域で活躍するとのこと。

具体的には、魚の気配はあるもののプレッシャーの高い状況や、水温低下でスローに見せないと反応が得られない厳しい局面で威力を発揮します。

使い方について/何パターンか

基本動作は“リトリーブ”。

ウエイトを変更してレンジを刻むアプローチが主軸となります。パッケージには2gと3.5gのシンカーが同梱されており、まずは2gをセットして沈下速度を確認し、遅く感じる場合は板オモリで微調整するとのこと。

より深く探りたい時は3.5gに変更し、それでも足りなければ板オモリを追加するという形で、現場の状況に合わせてウエイトを合わせ込んでいくと語ります。

ボトムをタイトに攻める際は“背針チューン”が有効!

また、ボトムを這わせるアプローチでは“背針チューン”も実践しているとのこと。

頭部(おでこ付近)のラインアイから“PEライン”を直結し、ソフト素材のボディ横に太めの“ナイロンライン”を貫通させ、飛び出たラインにフックを掛ける簡易的なチューニング。現場でもスグに対応でき、ボディを痛めないメリットを持っています。

色の使い分けを教えてください

カラー選択においても伺いました。

浦川さんは、どんな状況でも必ず“チャートバックシャイナー K20”から投入すると断言。その後はベイトフィッシュの種類に応じてローテーション。

具体的にどんなローテーション?

チャートの次に登板回数が多いのは、白っぽく膨張色系の鮒カラーにあたる“本気ベイト K22”だそうです。

他にも生息しているベイトフィッシュが特定できていれば、“リアルレインボートラウト K18”、“リアルアユ K17”、“リアルウグイ K16”なども多用するとのこと。

また、奥の手的な位置づけで“リザーバーベイト K21”も出番が多いそうです。

初めて使う方へ

初めて「ニチカ167F」を使うアングラーに向けて一言をいただきました。

まずは、超ユックリ沈むスローシンキング状態に設定し、目視できる範囲を超スローリトリーブで引いてみてください。魚がルアーに対してフワッと浮き上がってくるチェイスを目視で確認でき、ルアーの持つポテンシャルと楽しさをダイレクトに体感できるハズです。

「ニチカ167F」使用タックル

ロッド:GLADIATOR anti(GA-74XHC 【Diffuser】)【レイドジャパン】

リール:22ジリオン TW HD 7.1【ダイワ】

ライン:シーガー R18 フロロリミテッド(16Lb/20Lb)【シーガー】

今回お話を伺った「ニチカ167F」は、シビアな状況下におけるスローな展開で無類の強さを発揮するルアーになります。春の気難しいバス攻略を含め、全国のフィールドで新たな引き出しになってくれるハズ。浦川さんの緻密なアプローチや使い方を参考に、自身の手でその実力を体感してみてください。

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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