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シリーズ最強のビッグベイトロッド「Ash C77XXH」が“異質”である理由

寄稿:鹿内 慧斗
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新製品総力特集2026

Galápagos連載「鹿内 慧斗のデカバス釣るならコレ“鹿”ない!」

みなさんこんにちは。Galápagosの鹿内です!

鹿内 慧斗(Keito Shikanai) プロフィール

Galápagosバスのプロデューサーとして、Graceシリーズやビッグベイトショルダーシリーズをはじめとする商品の開発を手掛ける。2012年、バス釣りが好きすぎて地元青森県から琵琶湖に移住。琵琶湖ガイドとしても活動し、人生のほとんどの時間をバスフィッシングに捧げる根っからのアングラー。

つい先日、いよいよ発売となったGalápagosのロッドAsh。早速、釣果や使用感の報告もいただいて…

開発者にとっては最も嬉しい瞬間です。

さて、今回はそんなAshの中でも、最近個人的に最も使用頻度の高い“C77XXH”について深堀りしてみます!

ビッグベイトスペシャル「C77XXH」

まずは手に取って感じる第一印象。

…か、硬い!曲げてみるとティップの戻りも強い!これまでのビッグベイト用ロッドとしては異質な“シャン”としたブランクスが特長的。

では、なぜにここまでパリパリなのか?

それは、T1100GとM40Xを厚巻きすることで生まれた反発力が理由。そして、ここまでの張りを持たせたのにはいくつかの理由があります。

①ラインスラックをコントロール

ビッグベイトの釣りにおいて、繊細なラインスラックのコントロールは必要不可欠。中でも“グライドベイト”は、その操作で大きく釣果に差が出るルアーで、ストラクチャーへのコンタクトとバイトチャンスは紙一重。

例えばウィードにコンタクトしてそれを外す時、必要以上にルアーを跳ねさせてしまう。例えばただ巻き。アクション時にティップ負荷が掛かった時、ティップの戻りによってアクションとリズムに予期せぬ挙動が生まれてしまう。

そういったイレギュラーを可能な限り排除し、ラインスラックを自分の意志でコントロールするためにティップに張りを持たせています。この設計の意識はヘビー級ルアーを軽快に扱うためのC74XHと、ボトム系ルアーを多用するC67Hにも反映されています。

②キャストについて

ビッグベイトで比較的釣れやすい日の条件として、ピーカンベタ凪よりは風が吹き水面に波が立っているような状況があります。とはいえ、やはり人間の存在を知られてしまう影響というのは大きく、魚との距離は離れれば離れるほど反応がいい。だからこそ、風の抵抗に負けずブランクス全体で弾き飛ばしてディスタンスを確保したい。具体的な飛距離でいえば、Grace280Sなら40mは飛ばしたいところ。

高反発のロッドでかっ飛ばすコツとして、乗せて飛ばすのではなく躊躇いなく振り切って弾き飛ばすことを意識してみてください。リールのブレーキは可能な限り緩めで。ここまで読んでいただくと、まるで棒のような印象を受けるかもしれません。アクション時にはほとんどティップが入らない設計ですが、ひとたび魚が掛かれば…

このように掛かればしっかり曲がってくれる。これがこのロッドのいいところ。

③適合するルアー

ドンピシャなのはGrace280のような、5~8ozのグライドベイト。

最大サイズは10ozまでを想定しています。そして強烈な向かい風や、飛距離が欲しい場面での4~6ozのリップ付きルアー。向かい風の中を振り切ってキャストし、波に食われないようしっかりアクションさせるための硬さがここで生きてきます。

ベタ凪ならもう1ランクマイルドでもいいのですが、多少風のある状況ではこの硬さが丁度いい。最近は6~7ozのスイムベイトにも多用していますが、弾くこともなくほぼフッキングに成功しています。

④その軽さと取り回しについて

C77XXHを手にした方が口を揃えて言うのがその軽さについて。自重210gと決して軽いロッドではないのですが、持ってみると不思議なほど軽く感じます。一日投げ倒すうえで、持ち重りは極力なくしたい。…C77XXHはバランサーを使わずに、快適なバランスになるよう調整して仕上げました。

そして、もう一つのこだわりがグリップ長。市場にあるビッグベイトロッドはフルキャストを重視したロンググリップの物が多く、小技が効かせにくい。だからと言って短すぎると遠投ができない。C77XXHは、「これ以上も以下もない」長さに仕上げています。

ホールドした時はこんな感じ。

オーバーヘッドやスリークォーターでのフルキャストができる且つ、サイド&アンダーキャストもこなせるベストな長さと自負しています。

「ビッグベイト」を扱うロッドだから…

針先はピンピンであること

ロッドの紹介記事ですが、ビッグベイトを扱う上でこれだけはお伝えさせてください。

一日を通してビッグベイトで釣りを使う場合、少なくとも毎釣行フックは交換。針先が鈍っているなら一日の中で何度もフックを変えることもあります。ボディが重いので、キャストだけで針先が潰れることもしばしば。決してバイトの多い釣りではないので、フックだけは常にチェックしておきましょう。

また、ボックスでの保管中にフックが暴れてボディに当たるだけでも針先は鈍ってしまいます。そんなときはGalápagos×スルッパのスイムベイトホルダーが便利。

蓋付きだからバッグやケースの中で脱走しない。テールを付けたまま、クセを気にせず収納することができる。そして専用ボックスが不要となり、荷物がコンパクトに。フックが暴れないので針先の保護にもおススメです。

以上、Ash最強パワーのC77XXHの紹介記事でした!

深化するビッグベイトロッドの新たな一手としてご検討いただければと思います。

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出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」

Galápagos(ガラパゴス)

バスフィッシング・ソルトルアーフィッシング、それぞれ異なるジャンルのエキスパート達が集まり2021年に設立。 代表作「Grace240F」を始め、現場で徹底的に研鑽を積んだ逸品が光る。
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