タフコンディションを打ち破る追加機種
イカメタルゲームにおいて、潮流が緩い時間帯やイカの活性が低くアタリが極端に小さい状況は、多くのアングラーにとって沈黙を強いられる鬼門となる。

△BT632S-L+は軽めのオモリグにも対応する点も魅力。こちらのヤリイカもオモリグでのキャッチだった
そんなタフコンディションを打破する、テンリュウのイカメタル専用ロッド「ブリゲイド トバリ」のスピニングモデル、BT632S-L+。2026年追加機種のひとつである。
ちなもに冒頭の写真はテンリュウスタッフの舟木雄一さんが〝ヤリイカメタル〟にてBT632S-L+を使った際のワンシーン。
ブリゲイド トバリ BT632S-L+

| 品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
穂先形式 | スッテサイズ (号/g) |
錘負荷 (号/g) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BT632S-L+ | S | 1.90[6’3″] | 2 | F | 98 | MF/GT | 5-25号(20-100g) | 8-30号(30-120g) | 0.4-1.0 | 425 | 1.3 | 86 | 93/7 | ¥42,500 |
テンリュウ公式「ブリゲイドトバリ」詳細ページはこちら
グラスチューブラティップによる目感度
このロッドの特徴は、独自のマグナフレックス製法による繊細な「グラスチューブラティップ」の採用にある。

このグラスチューブラティップは、穂先に現れにくいような居食いや極小のタッチを大きく増幅させて、〝見て分かりやすい〟というのが最大の特長。繊細なアタリをティップの変化として視覚化する「目感度」に特化させている。

また、船の揺れを吸収しながらスッテを一定層で安定させ、気難しいイカに違和感を与えずに抱かせ続けることも得意だ。

さらに、スピニングタックルの利点を最大限に引き出す実戦的な設計も見逃せない。アンダーハンドからのチョイ投げで明暗の境界や広範囲を探り、そこからのテンションフォールでアタリを待つアプローチにおいて、このグラスチューブラは真価を発揮する。

フォール中のわずかなテンション抜けや、ティップがフッと戻るようなアタリを鮮明に映し出すからだ。キャストがしやすく、かつアクション中やファイト時にしっかりと脇抱えできる絶妙なグリップ長に設定されている点も、現場を知り尽くしたテンリュウらしい配慮といえる。

△フィールドテスター・佐藤雄一さんがキャッチした小型ヤリイカ。ただでさえ繊細なヤリイカ、その小型のタッチも捉える
適合ルアーウェイトは鉛スッテで5~25号、オモリグであれば30号までと幅広く対応。特に〝ライトオモリグ〟での操作性は軽快で、ドロッパー式リグが通用しない時に、軽めのオモリグを扱うロッドとしてもぜひ忍ばせておきたい1本だ。
繊細なアタリを分かりやすくするスピニング
ガイドにはトラブルレスなステンレスフレームのKガイド、リールシートには信頼のDPSシートを搭載し、西陣織カーボンパイプの装飾がアングラーの所有感をも満たしてくれる。


ヤリイカメタルのような悶絶するほど小さなアタリを拾う展開や、ケンサキイカのハイプレッシャー時において、竿先の変化を「視て掛ける」快感は一度味わうと手放せなくなる。2026年のイカメタルシーズン、同船するライバルに釣り勝ち、釣果の壁をもう一段階超えたいと願う本気のアングラーにとって、BT632S-L+は頼りになる右腕となるはずだ。























































