今江克隆のルアーニュースクラブR「最速!最強!超簡単!減水フィールド春バス探査法」 第1279回
アナログスタイル最速探査
今や「よく釣れる池」などマジで存在しない。情報のない池ほど実は大復活してる可能性があるのだが、人情として無情報の池ばかり回る勇気は、よほどドヒマな人か地元民しか不可能だろう。そういう点において、ルアーを固定して、池を一周回れるほど「減水」していることを条件化し、今が旬の状態になっている池に当たるまで迷いなくランガンをすることが逆に思わぬ宝くじを引き当てることがある。

「FDバイブ」で1日で10数カ所以上をハイスピードランガン。場所を選ばない探査スピードと圧倒的な飛距離が新場所開拓には強力な武器になった。近郊野池にもかかわらず、事前情報なし、1日でデカバスを見つけたことに価値がある。
減水していたるところの岸沿いバンクギリギリを長くタイトに引けるようになったリザーバーや、濁って浅いフラットになったバックウォーター付近も同じことがいえる。
この「アナログスタイル探査」の方法は、野池やオカッパリ、ボートを問わず、実は最も大切かつ有効なバスフィッシングスキルなのだが、実は何気にこれを高度に遂行できるアングラーは極めて少ない。たいていの人が必ず途中で何かしら「迷う」のである。迷ってあれこれルアーや場所に浮気をしてしまうと、アッという間にリズムが崩れ、あっという間に時間が過ぎて、結局何も得られないまま中途半端に終わってしまうのだ。
そういう自分も「迷い派」なのである。
これは「引き出し」と「経験値」が多い人ほど意外に陥りやすい、アナログスタイルの大きな大きな落とし穴なのである。その点、河野プロは「切り捨てること」に関しては見事な「捨てっぷり」を見せるプロであり、それが今回の野池探査でも見事に結果としてハマることになった。
まあ、逆にいえば引き出しと経験がないがゆえに捨てるほどの引き出しがなく、新たに得る引き出しの方が多くて新鮮なのでできるのかもしれないが…。
ただひとついえることは、その潔い「捨てっぷり」で結果を出すには、それだけ状況問わず投げ続けられるルアーの選択が最も重要でもある。今回は「減水が激しい+『FDバイブ』ならどこでも恐れず投げ続けられる=無駄が徹底して排された効率が釣果につながる」という公式になったのだと思う。

FDガードのフッキングはその存在をまったく感じさせない。小ぶりなボディなので前後ともにガッツリかかる。
バス探査のキモ
「過去の実績を無視すること」、これが実は野池以外の場所を問わず、SNSが異常発達した近年のフィールドでのバス探査のキモで、「よい情報を聞いた場所=もう終わり」と考えることが非常に重要なのだ。
もう情報をSNS等で知った時点でその情報はすでにいちばん知られている情報であり、いちばんバスが警戒する情報なのである。特に「場所情報」は消滅がいちばん早い。それでも行って確かめてみるまで気が済まないのが釣り人のサガで、それだけによい情報であればあるほどもはや消耗済みで役に立たない情報になっている可能性が高いと思っておこう。
実績無視で情報がなく、状況にもっともフィットしたルアーパワーを駆使して今が旬なフレッシュな池をいち早く探す方法、それが今回の減水状況では「FDバイブ」の一本勝負での減水野池探査が最速にして最強だったということなのである。

プリスポーンの賢いバスも目の前をバイブレーションが通ると無意識に反射食いしてしまう。無名な池ほど結果がすぐに返ってくる。まさに自分で見つけたバスだ。
ボートでは前方を輪切りにして見られるFFSが今や最強無双な現代だが、アナログスタイルで水中を高速で輪切りにする能力においては、スピードとガード能力に長けたFDバイブは類稀なるバス探査機なのである。

「FDバイブ」はアナログスタイルのFFSに匹敵する探査機にもなるルアーだ。
※来週は「上海国際ルアーフィッシングショー」に招聘され、初のジャパンバスプロトークショー開催なので、お休みするかもしれませんm(__)m





















































