今江克隆のルアーニュースクラブR「最速!最強!超簡単!減水フィールド春バス探査法」 第1279回
桜前線が今年は1週間ほど早いようで、各地のフィールドも日に日に春めいてきており、本格シーズンインが目の前になってきた。
だが、今年の春は例年とひとつ大きく違うことがある。 それが「雨がやけに少ない」という事実だ。特に関西のリザーバーはその傾向が顕著で、野池はもちろん、現在ボートを下ろせるリザーバーが極めて少なくなっている。水源としてのリザーバー渇水は歓迎できない問題だが、ただ逆にバスフィッシング的には減水が進めば当然のようにバスの密集密度は高くなるわけで、それだけルアーとの遭遇率は高くなる。そのため今年の早春は各地ともに例年以上に「よく釣れている早春」になっているようだ。
減水は簡単?
だが、減水が簡単かというとそうでもない。
減水によって多くの湖は濁る傾向にあり、同時に全域がシャローになり、地形の変化が乏しくなるためピンスポットにバスが居着かず逆に狙いが絞りにくくなるのも事実だ。春の鉄板エリアともいえるバックウォーターがなくなるほどの減水になると、この時期鉄板のサイトフィッシングも難しくなる。
大減水+濁り=バイブレーション
そこで、こんな減水時期に最も簡単で確実にバスと出会えるルアーがある。それがバイブレーションプラグである。「大減水+濁り=バイブレーション」は昔から絶対的バス釣りの公式なのだ。
そして、特にオカッパリでの春の減水野池バイブレーション攻めは、実は1年を左右する極めて大きなデータを得るビッグチャンスと思っておこう。
その理由は、バイブレーションプラグの圧倒的なサーチ速度の速さに秘密がある。そして減水となればそのプラグ類随一の圧倒的な飛距離でほぼ野池全域にルアーを短時間で通すことが可能であるうえ、シンキングなので縦の深さに対する対応力も広い。さらには活性が下がっていてもメタルバイブのようにリフト&フォールで対応できる使い方の広さも抜群だ。そしてスレていても目の前を高速で通せばリアクションで反応する確率も高いのがバイブレーションである。
昔から「早春の減水野池は絶対バイブ」という金言があるように(今江的家言)、情報のない野池の今季のよしあしを判断したり、見知らぬエリアの野池にバスがいるのかいないのかを最も効率よく判断できるとても効率のよい武器なのである。

大減水の最強武器はバイブレーション。全域を絨毯爆撃できるうえ、スレていても目の前を通れば反射で襲ってくるのでバスの存在を判断しやすい。
近年は東播エリアや淡路島もプレッシャーが異様に高く、もはや秘境のシークレット池など存在するわけもないのが偽らざる現状だ。
だからといってライトリグで粘っても魚探もライブスコープもないオカッパリでは地形の変化や見えるモノしか狙いようがなく、逆に時間がかかり過ぎて、まして減水で皿状になるとなかなか手に負えない。そんなときこそ往年の究極バス探査機「バイブレーション」を積極投入することで、忘れ去られた思いがけない「旬の野池」を探し出せることもあるのだ。

シークレット野池や秘境の野池などもはや存在しない。減水期の今、これから旬になるであろう無名池をいかに速く広く探査し見つけるかだ。
減水している野池は一見、釣れる趣に欠けるが、全域にくまなくルアーを通せるまたとないチャンスであり、同時に増水したときにボトムの沈みモノをチェックして今後の釣行に役立てることができる。
「減水したらすぐ釣りに行け!」、この金言をよく釣るアングラーはよく理解しているものなのだ。

1日で何カ所の減水池を回れるかで「旬のアタリ池」を見つけられる確率が上がる。基本、デカいのから釣れるので、チビが釣れたらパスだ。
FDバイブ
ということで、今年は特に減水が各地で進んでいることもあり、イマカツ特命釣行として河野正彦プロを野池探査に出撃させた。
ミッションは、「FDバイブ」のみ&竿1本だけで片っ端から減水している池があったら実績無視で全域全水深に網目状にルアーを通すこと。池の実績は無視してとにかく減水している池を見つけたら「FDバイブ」で網目状に絨毯爆撃、そしてルアーローテーションはガン無視で、できるだけ数を回ることである。

先週、減水野池の調査に行った河野プロ。まったく無名の実績皆無池でビッグバスをゲット。有名野池や実績野池ではチビバスしか釣れなかった。これが高速万能探査機の真価である。
ここでイマカツが久々に開発した新型バイブレーション、「FDバイブ」は、極めてこのミッションにフィットするルアーだった。

「FDバイブ」の「FDガード」のデフォルトポジションはこの角度で設定されている。より前方にワイヤーを向け、広げるとカバー回避力が高くなる。もちろんワンタッチで取り外しできるが、外す必要を感じたことがない。
「FDガード」が抜群の根掛かり回避力を発揮するため、本来はルアーを替えて攻めたくなるカバーやレイダウン等の沈みモノ、枯れたハス畑やヒシモがはびこる激浅フラットや、逆にまったく見た目に変化のない堰堤、土嚢のような沈みモノがある護岸などもルアーを替えることなく、水深を問わず果敢に通せるメリットは非常に大きい。

中鉢君が五三川で釣ったビッグバス。意外なほどに前後とも完璧にフッキングする「FDバイブ」。それだけタイトに確信スポットを通せているともいえる。

陸王コンテンダーの中鉢君が五三川で見事なプリスポーンを「FDバイブ」ならではのややこしいスポットで、「FDガード」をフルに活かして釣っていた。インスタ動画はよい参考になる。
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フラットでしか根掛かりが怖くて使えなかったバイブレーションプラグを、ときに激浅シャロークランクのように、ときにスピナーベイト感覚で、さらにはメタルバイブ感覚でヨコにもタテにも条件を問わず投げつづけられるメリットは釣りのリズムをよくするだけでなく、迷いのないエリアの見切りの速さにもつながっていくのだ。

バイブレーションはクランクベイトに比べるとカバー回避力は低い。「FDバイブ」は「FDガード」装着でロングリップクランクに匹敵する回避力を発揮してくれる。

「FDバイブ」は距離が届かない場所やドン深の場所では動きを殺さずクイックチェンジシンカーを装着可能。大遠投でボトムをかいても「FDガード」のおかげで根掛かりは最小限だ。

「FDバイブ」の「FDガード」はインに折り曲げることでボトムで立つ仕様に簡単にチューンできる。寒冷前線通過後や深場が多いところではリフト&フォール&ステイも有効だ。

デスリバーで名高い旧吉野川のウィードエリアやテトラ帯でも「FDバイブ」のガード力が発揮される。四国最強のカメハルプロが見事なプリの50cmUPを釣っていた。
最強!最速!アナログスタイル探査





















































