ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

実釣を伴う試投ロケ模様をお届けします。ニューサビア/ニューサビオ エヴォルシオン

連載:加来 匠レオン「ライトゲームマニア」
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
新製品総力特集2026

今回のロケは、いつもとは少し趣向を変えました。

私が語るのではなく、インクスラボのプロダクトリードであるチキュー氏から、普段のライトゲームロケーションの中で、直接、両ロッドの説明を受ける形で実釣を行いました。机上の理論ではなく、実際の潮と風や様々なアンジュレーションの中でどう機能するのか。それを確認する一日です。

出典:YouTube「INX tv」

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール

加来匠(かく たくみ) 中国&四国エリアをホームグラウンドとし、メバルやアジ、根魚全般の釣りを得意とする生粋のソルトライトリガー。レオンというのはネットでのハンドルネームとして使い始めたが、いつの間にか、ニックネームとして定着。ワインドダートやSWベイトフィネスなどを世に広めた張本人、新たなスタイルを常に模索中! 「大人の遊びを追求するフィッシングギアを提供する」ことを目的としたプライベートプロダクション「インクスレーベル」代表もつとめる。
現場で見えてくるもの

潮と風が逆向き。護岸に吹き寄せられるライン。左右前後のキャスト障害物。自由に動けない狭いボートの上。ブレイク先の根や橋脚やリーフスリットや藻穴などのピンに潜む魚。

…などなど、“現場”は決して優しい状況ばかりではありません。だからこそ、ロッドの本質が見えてきます。

 キャストウエイトカタログ値「2g〜12g」の意味

まず最初にお伝えしておきたいのが、カタログ値である「2g〜12g」についてです。

これは快適範囲・推奨範囲を示すものであり、ロッドの許容限界を示す数値ではありません。
今回のロケでは、あえて推奨範囲の上限域と下限域以下での実釣を行いました。極軽量の1.2gから10g。そして状況によっては12gクラスまで使用しましたが、それでも操作感が鈍ることはなく、ブランクはしっかり荷重を受け止め、スムーズに復元し、あるいは手感度を伝え続けてくれました。

 

つまりこの「2g〜12g」は、あくまで快適に扱えるレンジを明確に示した数値であり、実際の設計には、そこからさらに一段、二段の余力を持たせています。

表示範囲=限界、ではありません。推奨範囲の上限下限で実釣しても、まだ余裕を感じられる。この懐の深さこそが、エヴォルシオンの進化だと感じました。

サビオ エヴォルシオンの余裕

まずは「サビオ エヴォルシオン」。スティーズSV(34mm)にPE1号、リーダー16lb。10g〜12gのジグヘッドという、やや強めのミドルゲームセッティングです。

潮が効き、12gが流される状況でも、テンションフォールで確実にボトムを取れる。ブランクは前作より張りを持たせたが、キャストウエイトを硬さで支えるのではなく、粘りで受け止める。だから安心して振り切れる。振り切れるから飛距離が伸びる。

34mmスプールとの相性も非常に良く、振り抜いたときの安心感が際立ちます。ラインも1号+16lbですから、多少根に擦れても問題ありません。

あくまでライトゲームの延長線上で、さらに一段強い釣りにも踏み込める。それがニューサビオの立ち位置です。

リードガイドがもたらした変化

今回のロケで特に印象的だったのは、リードガイドの効果です。軽量域の3gジグヘッドでも、IRCTやSS AIRのブレーキ設定を「4」まで落とすことができました。

通常であれば6〜7に設定するところです。しかし糸抜けが明らかに改善され、ラインの膨らみが抑えられているため、ブレーキを落としても不安がありません。ブレーキを落とせるということは、重さの違いが飛距離に正直に出るということです。

3gは3gらしく。10gは10gらしく。ロッドの性能が、素直にキャストへと変換される。理屈と体感が一致した瞬間でした。

サビア エヴォルシオンの心地よさ

続いてサビア エヴォルシオン(6’7”)。PE0.8号に3gジグヘッドという、王道ライトゲームのセッティングです。

6〜6.7フィートという長さは、ベイトキャストの最も“美味しい”領域だと感じています。5フィート台ではやや物足りず、7フィート超では少し間延びする。その中間にある、振り抜きの心地よさ。キャストすると、余計な突っ張り感や遅れ感がなく、スパッと振り切れてスッと伸びていきます。軽量リグでも芯がある。軽快さと安心感が両立しているのです。

感度と操作性の向上

両モデルに共通して言えることですが、ここが、チキュー氏が最もこだわった部分かもしれません。

前作から派生させた“限定モデル”である「サビアTC」で得た感触を手応えに、有効長とグリップ長とのバランスと、さらにガイドセッティングを徹底的に突き詰めた結果、明らかな変化が見られたのがリグの操作感と感度の向上でした。

特に顕著なのが67サビア。通常、ロッドを単体で持ってティップを何かに当て、伝わってくる反響感度の良し悪しを確認したりしますが、これがニューサビアでは、“リールをセットした状態”で確認すると飛躍的にアップします。これは重量配分とバランスの妙であり、ある種ヴェスパーダの凄さをベイトモデルでも活かすことができた形となりました。

進化とは

エヴォルシオンは、単なるモデルチェンジではありません。

糸抜けの改善。ブレーキ設定範囲の拡大。推奨ウエイト範囲の上にある余裕。軽量域での明らかな伸び。そしてリグ操作性と感度の向上。それらが、実釣の中で“使いやすさ”として現れます。

ライトゲームとミドルゲームの境界を、自然に跨げるロッド。ニューサビア/ニューサビオ、 エヴォルシオン。その進化は、きっと投げた瞬間にあなたに伝わることでしょう。

動画はこちらからもチェック

INX.label(INX.label)

何歳になっても、一匹の魚に心躍らせ、少年のころのように一喜一憂してしまう。 InxLabelは、釣りを生涯の友としたアングラー「加来 匠」と妥協を許さぬプロ集団であるインクスラボスタッフが「もっと楽しく、もっと知的に、もっと遊べ」をモットーに、こだわりのFishing Gearをプロデュースするアングラーによるアングラーのためのレーベル。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」