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「アタリを感じる」よりも「アタリを見る」にコダわりのイカメタルロッド

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新製品総力特集2026

ブリゲイドトバリに追加2モデル

テンリュウのイカメタルロッド「ブリゲイド トバリ」。2026年は追加2モデルが発表され、横浜&大阪と続いた大型展示会でも多くの来場者が足を止めて追加モデルを手にしていた。

今回はその中から「BT652B-LS+」をピックアップしたい。

△写真はヤリイカ。特に繊細なタッチでアングラーを悶絶させるイカ(笑)。さらに小型となると触りが曖昧になる傾向が…。そんな時に抜群の相性を見せるのがBT652B-LS+

ブリゲイドトバリ BT652B-LS+をピックアップ

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
穂先形式 スッテサイズ
(号/g)
錘負荷
(号/g)
ライン
(PE/号)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
BT652B-LS+ B 1.96[6’5″] 2 EXF 101 MF/GS 5-25号(20-100g) 8-30号(30-120g) 0.4-1.0 380 1.0 91 93/7 ¥45,000

テンリュウ公式「ブリゲイド トバリ」詳細ページはこちら

ブリゲイドトバリの穂先形式

本題の前に、ブリゲイドトバリのティップについて。多様化するイカメタルゲームに合わせ、機種ごとに最適なティップセクションを選択。これまでは3種類の素材構成となっていた。

公式のスペック表「穂先形式」の項目が、その構成を表している。

MF/GTならテンリュウのテクノロジー「マグナフレックス(MF)製法」を使ったグラスチューブラ(GT)。

MF/CTなら、同様に「マグナフレックス」を用いたカーボンチューブラ(CT)。MF/CSならマグナフレックスのカーボンソリッド(CS)となる。

では今回ピックアップする追加モデル「ブリゲイドトバリ BT652B-LS+」はというと、穂先形式としてはMF/GS。GSが表しているのはグラスソリッド。これはブリゲイド トバリ初となる。ティップに続くベリーには低弾性カーボンチューブラが採用され、MF=マグナフレックス製法によりスムーズに中弾性カーボンチューブラへと移行する。

グラスソリッド。目で捉える振幅の増

マグナフレックスのグラスソリッドの採用。BT652B-LS+に求めたのは、ごくわずかなイカからの触りを、ごく繊細なティップで表現する目感度のさらなる向上。

視覚的感度が爆上がり

感度という言葉自体は曖昧なところもある。カーボンとグラス、素材的な面で純粋な感度でいえばカーボンに軍配が上がるだろう。ただし、それを手元で感じるには、実はアングラー側の個人差にもよる。わずかな荷重の変化などに「アタリ!」と分かる人もいれば、変化しているけれども「気付かない」人もいるだろう。

一方、グラスソリッドティップは視覚的変化が大きい。実にしなやかなティップセクションなので、わずかな変化を表現してくれる。だから〝見て分かる〟というのがメリットだ。

特に、釣れてくる個体が小さい時やタフコンディション、それからヤリイカメタルにおける、そもそも悶絶するような小さなアタリが多い時、目で見て分かる竿先変化にアワせられるのがメリットだ。

急テーパーな理由

そして、ロッドのアクションは急テーパーに設定されている。マグナフレックス製法は異なる素材をスムーズにつなぐことができ、超繊細なグラスソリッドティップに続くカーボンチューブラのブランクスとなっている。

その味付けが、かなり急テーパーとなっている理由はどこにあるのか。

BT652B-LS+はティップセクションでアタリを見る。ベリーからティップセクションのベンドカーブが緩やか過ぎると、せっかくのティップでの〝視える感度〟がスポイルされてしまう。

そのために、ベリーまでは比較的張りがあり、ティップから曲がっていくようなテーパーにしたという。そして、そのティップ部分でアタリを見極めると。

もうひとつ、そんなテーパー設計にすることで「掛けどころ」もしっかり持てる。フッキング時にしっかりと張りがアシストしてくれる。特に、誘い上げてロッドを上に持ってきた際のバイトにも、掛けしろがまだ残っている味付けにしたという。

また、繊細なだけでトルクがない…となると、上げてくるまでに疲れてしまう。BT652B-LS+はドロッパーを2つ付けて、水深100mラインからスルメイカを3バイ掛けてもちゃんと取り込めるバットの強さもテストとしてきたそうだ。

アタリ…万が一感じられなくても見える強み

そして、グラス素材特有の「曲がってその場に留まる」性質は、船の揺れを適度に吸収。仕掛けを安定させる必要なマイルドさもあり、慢性的にウネリのあるフィールドなどでも重宝するだろう。

これまで感じられなかったアタリ、感じようとするのではなく、その目で見ることができる、そんなロッドといえそうだ。

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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