ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【2026BIG-HIPプロジェクト始動】より飛び、よりレンジを入れられる「カウントダウン」という新たな一手

寄稿:飛田 俊一郎
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
メバリング入門
新製品総力特集2026

いよいよ始まりました、ルアーニュース春のメバル特集。

「そういえばtictのビッグヒップは?」と頭をよぎったあなたは、相当のメバルマニアと認定させてください。

改めまして、お久しぶりです!TICTアンバサダー、そしてビックヒップディレクター富山の飛田俊一郎です。さて今年もTICTは、がっつりテストをやり込んだ新アイテムを準備して、皆さんのメバル釣りを全力サポートさせていただきます!

飛田 俊一郎(Hida Shunichiro) プロフィール

北陸、富山を中心に、海川問わず広く釣りを楽しむマルチアングラー。海はメバル、アジなどのライトゲームを中心にエギングやロックフィッシュ、スモールボートゲーム、川はサクラマスから源流のイワナまで四季折々の釣りを満喫中。近年は、積極的にさまざまな製品開発にも取り組み、プライベートでは仲間たちと3Ⅾプリンターでメバルルアーを作るまでに。また活動範囲も徐々に全国に拡大中。 1975年生まれ 富山県在住 /TICTアンバサダー

2026年の動きをギュッと

まず初めに。今回の特集内容をご紹介させてください。

第1話:NEWルアーのこと

まず第1話は、新ルアーを深掘り。“潮を探し、水押しで食わせるメバルルアー”である「BIG-HIP60」シリーズの新しい仲間、みなさん待望のシンキングモデルを紹介します! その名もBIG-HIP60CD(カウントダウン、以下CD)。従来モデルでは攻略しきれなかった竿を抜けポイントにアプローチするモデルになります。

第2話:NEWロッドについて

そして、第2話はニューロッドの紹介。TICTアンバサダー若手の成長株にして、ビッグヒッププロジェクト初期から共に活動している米原充彦くんが監修する”尺メバルロッド”「アイスキューブ74 ロッキンフルロック」を米原くん本人から紹介してもらいます。発売は4月を予定しておりますが、こちらでいち早く深掘り情報を公開。僕も製作過程をずっと隣で見ていましたが、彼のこだわりが細部まで行き届いたロッドとなっており、めちゃくちゃ期待してもらって良いと思います。

そして!いよいよ始まりますフィッシングショー大阪2026では、ビッグヒップチームがロッキンフルロックやプラッギングシェイプなど、アイスキューブのロッドパワーと手に伝わる感覚を数値化する体験会を行います。ぜひ皆様、ご自分がお使いのリールをご持参し体験してみてくださいね。

第3話:TICT×BIG-HIPの進捗状況

そして、第3話はTICT×BIG-HIPの進行具合を。全国のメバルファンの皆様、そして釣具店様から、まだかまだか?と催促されている、ビッグヒップのダウンサイズモデル「BIG-HIP 50ナノ」のテスト状況やカラープロジェクトのお話を。

第4話:今後のビッグヒッププロジェクトについて

最終、第4話は、今後のビッグヒッププロジェクトの展開や、日本最大級のメバルイベント「富山メバルマッシブ」についてなどをお届け。これを見れば2026年のビッグヒッププロジェクトがまるっとわかる全4話でお届けしたいと思います!

BIG-HIP60CDというルアー

という訳で、まず今回の第1話はNEWルアー「BIG-HIP60CD」のお話。

BIG-HIP60の既存モデル「KBF(キックバックフローティング、以下KBF)」 よりもよく飛んで、「HB(ホバリング・潮の上で沈まない・スローシンキング・以下HB)」より下のレンジを探れるルアーが欲しい。

…と、ビッグヒップを使い込んでくれている全国のアングラーさん達から、そんな意見をちらほらいただいてました。

実のところ、もうずっと昔(5年くらい前?)3Dプリンターモデルの時代から、このモデルは静かに存在していまして。僕らの中では”奥の手”的な位置付けでしたが、2025シーズンから改めて開発をスタートさせました。「ほどほどにテストしたら、もっと早く発売できたんじゃないの?」とよく言われますが、いろんな季節やシチュエーションでテストして“しっかり使い込んでから”リリースするのが僕らのルール。ちょっと時間がかかりましたが、使い勝手の良いモデルに仕上がったと思います。

カウントダウン使いどころ

まずは、「BIG-HIP60CD」の特徴を説明させてください。

BIG-HIP60 CD

アイテム名は「BIG-HIP60CD(カウントダウン)」。スペックは60mmサイズで、自重4.6gのシンキングモデルです。

アクションは、I字系のデッドスローリトリーブによるタイトなふらつきアクション。ちょっと早めに巻くと緩くウォブリングします。そしてHBモデルより0.6g重くなった恩恵は、さまざまところでプラスに作用しました。

①:圧倒的な飛距離

いちばんの恩恵はもちろん飛距離。そもそも、ビッグヒップ60シリーズもかなり飛ぶルアーなんですが、ウエイトアップしたことでさらに“プラス5m”の飛距離を伸ばすことに成功。おかげで、出会える魚もかなり増えました。

そしてKBF→HB→CDと飛距離と深度の順に使っていただくと、取りこぼしなく魚を掛けていくことができるようになります。最後まで攻め切って、心おきなく移動。これが良い釣りのリズムを生みだします。

②:幅広いレンジを攻められる汎用性

このモデルの当初の目的は、表層まで浮き切らないメバルを沈めて狙うことでしたが、使っていくうちに、「流れをつかむ能力」が沈ませてもいかんなく発揮されることがわかってきました。

例えば、KBFや HBで「釣れる流れ(潮)」の上でメバルを釣った後に、CDにルアーチェンジ。同じ潮にキャストしてカウントダウンし、徐々にレンジを下げていくと更に魚を拾えることが多々あったり。また、なかなかメバルが浮き切らず、表層でショートバイトが続いたときに、ちょっとカウントダウンさせレンジを入れてあげると、キャッチにつながることも多かったりします。

③:うねり対策

メバルプラッギングにおいては“うねり”は大敵ですが、BIG-HIP でうねりの中の流れを探すと、ある一定の周期で発生するきれいな流れの中でバイトが出ることに気付きます。

今までは、HBをそこで止めたり引いたりしていて「もう少しだけレンジが入ればもっと攻めれるのに…」なんて思っていましたが、CDのおかげで、それが簡単にできるようになりました。

④:新メソッド 低活性の時には「CD(カウントダウン)フォール」

もう一つ。僕らも使っていくうちに気づいたのですが、このモデルは活性の低い魚に対して“カーブフォールでアプローチ”することによって、口を使わせることができるようです。

いわゆる縦系の誘いだったりするのですが、潮に同調させるようにさびいたり、テンションコントロールで水平姿勢を維持させながらフォールさせるCDならではのCD(カウントダウン)フォールさせることで、バイトチャンスが広がります。

フォールで攻めると根掛かりが…と思いますが、このCDモデルは抵抗感もほどほどあり思ったほど早く沈まないので、徐々にレンジを刻みながら丁寧に攻めていけば、根掛かりを回避しながら攻めることができます。イメージ的にはエギングやアジングのフォールと同じ要領と言ったらわかりやすいかもですね。

カラー展開について

さて、メバルを拾いきることができる一本に仕上がった「BIG-HIP60CD」。その気になるカラーバリエーションですが、今回は7色からスタートすることになりました。

僕らBIGHIPチームのカラーに対するスタンスは、「監修者の情熱をルアーに乗せること」を第一に考えています。そのため、カラー1色1色にそれぞれにバックストーリーが存在します。そして今回からは、さらに作り手の意思を反映させるため、サンプルづくりもBIG-HIP製作部が自らエアブラシで塗装を始めました。これで、レスポンス良くカラーを修正できるようになりました。

そのおかげで今回のカラーは、ほとんどが新色。このルアーで表現できるベイトを意識したカラーラインナップとなりました。

オボロホタル【お腹ブルーグロー】

僕らのホームである富山湾。そして春の風物詩ホタルイカパターンも視野に入れて考案したこのカラーですが、作るにあたって、富山湾東部のエキスパート飯野駿くん @shun88shun に協力を仰ぎ、特に光に注目してカラーを作っていきました。

その特徴は、ベリー部のブルーグロー。富山の皆さんはご存知の、ホタルイカがあの発光する色です。春の富山湾、ホタルイカが出始めた時の海の中でほんのり青白く光るあの色、それをイミテートしてみました。

ちなみに。グローではありますが、必要ない時は発光させなければ大丈夫、膨張色のマットホワイトとなりますので、代掻き濁りの中でも存在感はバッチリですよね。

エムキャロット

シンキングを作るにあたって、バチをイミテートしたカラーが欲しいと思っていたビッグヒップチームですが、ちょうど友人がビッグヒップナノにセルフペイントしていたカラーが僕らのツボでした。

グリーンヘッドにマットオレンジ、サイドが若干透けるように配色してあるこちらのカラー。その姿は、まさにニンジン。監修者である、ませばりょうたくん @r_maseba の頭文字「M」とマットオレンジの頭文字の「M」をとって「エムキャロット」と名付けました。みなさん、ぜひ「エムキャロ」って呼んでくださいね(まぎらわしい笑)

カラーテストは開発中のBIG-HIP50ナノでも行いましたが、アピール力の大きいこのカラーは、大きなメバルから小さなメバルまで反応も良く、食わせのカラーとしてむちゃくちゃ重宝してます。

ジャングルフラッシュUV【ケイムラ】

従来のビッグヒップのラインナップの中には、ベイトフィッシュライクなカラーがありませんでしたが、このCDではビッグヒップでは初めてとなるサイドホロを搭載しました。

でも、「メバルはクリアカラーのほうがいいんでしょ?」そう言われると思いましたので、こんなギミックを採用。お腹の方向からルアーを覗いてみると、薄いシルバーが吹かれていて、その奥にうっすらと背中のグリーンが透けているのがわかります。

メバル目線から見ると、腹はクリアの部分が残っているので、夜の釣りでもしっかりと使っていただけます。

また、朝マズメの時合があるエリアでは、名前の通りウィードジャングルからフラッシングで誘うイメージです。常夜灯にベイトフィッシュが寄っている時も効果を発揮するカラーです。

モルゲンロート

前々からビッグヒップチームでのMTGで、「フルメッキカラーが一色欲しいよねって」話から、プロト製作に乗り出しましたが、なかなか僕らの塗装技術が伴わず、残念ながら超絶格好悪いプロトしか作れませんでした。

この時点ではイマイチ。これが採用される事は無いんだろうな…なんて思っていましたが、サンプルが上がってきてびっくり。むちゃくちゃかっこいくなってるじゃないですか。…そう、TICT土居さんの仕業です。眼の周りの赤がむちゃくちゃ映えますよね。しかも、ベリーは色を足さないフルメッキ。またまたメバル目線から見るとめちゃくちゃステルスカラー。光がないとその存在を隠し、水押しだけがそこに残ります。

このカラーの名前は「モルゲンロードの間違いでは?」いや間違ってないんです。モルゲン→山、ロート→レッド…つまり、朝焼けに染まった山々のイメージです。

フレークディスコ

こちらはビッグヒップ製作部のひめの隊長 @himetarou05 のカラー。イメージソースはブラックバスのオールドプラグ。もともとオールドルアーを使って、ブラックバスのトップウォーターゲームを楽しむ彼ですが、そのイメージをクリア(透過部分)を足して、メバルプラグに落とし込んでみたら、こんな感じに仕上がったそうです。

このカラーがバズればKBF化して、ブラックバスにも使ってみたいらしい(笑)彼の望みはそこなので、ぜひ皆さん、その夢を叶えさせてあげてください笑

シンヤハイカイUV【ケイムラ】

パープルバックにインナーホロ、サイドとベリーにキラキラのラメ。一見華やかに見えるカラーですが、今回のCDシリーズの中にあって、ある一定の層にぐさっと刺さるバックストーリーを持っています。

愛妻家の彼は、仕事を終えて家に帰ってから、家事や子供のお世話…と、なかなか自分の時間が取れません。ようやく全てが終わった後に車を走らせ、海についたのは深夜。そこからが彼の自由時間です。ふと対岸を眺めれば遠くに光る街の明かり。その光を受けて、ぼんやり薄明るい空。そんな風景をルアーに落とし込んだのがこのカラーになります。その名も、深夜徘徊。日々何かに追われながら頑張って、少しの自由時間で釣りに癒しを求める男のストーリーがここにあります。

フェイントピンク

そして、唯一既存のビッグヒップ60からの共通カラー「フェイントピンク」。 こちらはビックヒップメンバーである米原くん@mitsuhikoyonehara のカラーです。

特に、常夜灯下に強い薄いピンク、そして光を通さない黒ラメ、インナーホロ。アミ、ベイトフィッシュ、ホタルイカなんでも対応できる欲張りカラー、それはもうカラーとしては十分すぎる実績を持つカラーです。

イメージ重視のネーミング

さて、ここで。新カラーに共通して言えることが。

ほとんど色の名前入ってないですよね?笑 そうなんです。今回のネーミングは色の名前よりもイメージを重視して、ネーミングしました。

特に、深夜徘徊、フレークディスコ、モルゲンロートはルアーには珍しい時間軸カラー。今年も開催予定のフォトプロジェクトでは時間軸を意識した、この3つで釣った写真なんかも送って欲しいなぁなんて思っています。

フィッシングショーOSAKAでお声掛けを!

そんなこんなで足速に説明いたしましたが、詳しい話はぜひフィッシングショー大阪で!僕も米原くんも両日ともティクトブースに駐在予定です。ぜひカウントダウンの使い方や、ロッドの話、今年のプロジェクトに向けてのあれこれお話したいことが山盛りです。

さて次回は、アイスキューブのニューモデル「ロッキン・フルロック」を監修した米原くんにバトンを渡します。そのこだわり抜いたロッドの全貌を存分にお話ししてもらいましょう。

TICT ティクト

高知県高知市を拠点とするブランド。アジング・メバリング、グルーパーゲームなど、ライトSWゲームフィッシング関連のロッド、ルアー、ジグヘッド、周辺アイテムを続々と輩出中。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」