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山田ヒロヒトが超解説【エメラルダス  ドリフトマスク】エメラルダスステイの「釣れる理由」を全てのエギへ!

寄稿:山田ヒロヒト
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新製品総力特集2026

山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール

バックドリフト、ノーテンションソフトフォールなど、新たなエギングの扉を開き続けるエギンガー。2016年年末に、それまで23年勤めた会社を退社、2017年よりフルタイムのプロアングラーとしての活動を開始。これまで通りエギング関連アイテムの開発を続けるほか、イカ係長とフィッシングブランド「NUTS & VOLTZ」を立ち上げるなど、活躍の場を広げている。なおアオリイカの自己記録は屋久島ロケ中に捕獲した4280g。1968 年7月生まれ、大阪府出身、奈良県在住。趣味はスノボと一眼レフカメラ撮影。

こんにちは、山田ヒロヒトです!
今回は、ダイワから2026年3月にリリースされる「エメラルダス・ドリフトマスク」について詳しくお話したいと思います!

エメラルダス  ドリフトマスク【ダイワ】

2026年3月登場

ダイワ公式「エメラルダス マスク」詳細ページはこちら

エメラルダスステイの「釣れる理由」を、すべてのエギへ

ダイワが開発したドリフトマスクは、エギに装着する単なるオプションパーツではありません。
このアイテムは、エメラルダスステイに搭載されていたスタビライザーの思想を、他のエギでも再現するために生まれたものです。
私自身、エメラルダスステイを使い込む中で「なぜこのエギは釣れるのか」を考え続けてきました。その答えの1つが、潮を捉え、エギが水中で安定して“存在し続ける”ことでした。ドリフトマスクは、その本質だけを切り出して具現化したアイテムだと考えています。

↓エメラルダスステイ

あえてダート性能を殺すという選択

ドリフトマスクの設計で特徴的なのは、ダート性能をあえて抑え、エギに抵抗を持たせている点です。
最近よく耳にする「抵抗系エギ」という言葉がありますが、もともとこの概念は、エメラルダスステイの動きや釣果から生まれた考え方だと私は思っています。
鋭く左右に跳ねるダート系エギは、軽くシャクれてテンポよく探れる一方で、水抜けが良すぎるがゆえに、水流そのものによるアピールは少なくなりがちです。視覚的なアピールは強くても、イカが“体で感じる情報”は意外と少ない。
一方、ドリフトマスクを装着すると、シャクった瞬間の水押しが明確に強くなります。
この水の押し方は、魚が逃げるときに発生させる水流とよく似ていて、イカに対して「何かが動いた」という存在感を強く伝えてくれます。テスターとして使っていても、水中でのアピール量が一段階上がる感覚があります。

フォールとアタリが“分かる”エギになる

エギングにおいて最も重要なのは、シャクった後のフォールです。
このフォール中にいかにエギを抱かせるかが釣果を左右しますが、抵抗が少ないエギはフォールが速く、なおかつアタリが非常に分かりづらいという弱点があります。
その点、ドリフトマスクによってエギに抵抗を持たせることで、フォールは自然とゆっくりになり、姿勢も安定します。その結果、イカが触れた瞬間の違和感や重みが明確に手元へ伝わるようになります。
実釣では、「あ、今触ったな」と感じられる場面が確実に増えました。
これは初心者だけでなく、経験を積んだアングラーほど違いを実感できるポイントだと思います。

 動かしすぎないことで生まれる“弱さ”

ドリフトマスクを装着したエギは、ダート系のような鋭い横跳びはしません。
ダート幅をあえて殺すことで、弱々しく、逃げきれないベイトのような動きを演出できます。
一方で、ロッドをあおればライブリーロールアクションも可能で、ただ大人しいだけのエギではありません。
「強く見せる」「弱く見せる」を使い分けられる点も、このアイテムの大きな魅力です。

 浮力が生む“食わせの間”

ドリフトマスクは浮力も付加します。
これによりエギのフォール速度を意図的に遅くすることができ、食わせの間に幅を持たせる釣りが可能になります。
低活性時や、イカがエギを追うけれど抱ききらない状況では、この「少し長いフォール」が決定打になることも少なくありません。
実際に使っていても、「今まで抱かなかった一瞬」で抱くケースが増えています。

潮が“見える”ようになる

抵抗が増すことで、潮の重さや向きがロッドを通して伝わりやすくなります。
その結果、釣れる潮、釣れない潮の違いが明確になり、潮を探す釣りがしやすくなるのも大きなメリットです。
特にバックドリフトでは効果が高く、ゆっくりな潮でもエギをしっかり沖へ送り込むことができます。
「潮が弱くて届かない」という場面で、この違いははっきりと表れます。

 成分とカラーによる付加価値

ドリフトマスクには、イカが好むアミノX成分が配合されています。

さらにケイムラや夜光カラーも用意されており、エギ本体に追加の視覚的アピールを与えることができます。
なお、エメラルダスアモラスには装着できませんが、それ以外のエギであれば他社製エギにも装着可能です。

アイテム カラー サイズ 入数 本体価格(円)
エメラルダス ドリフトマスク 3.0号 ケイムラ ケイムラ 3.0号 3個 680
エメラルダス ドリフトマスク 3.0号 グロー グロー 3.0号 3個 680
エメラルダス ドリフトマスク 3.0号 ピンクグロー ピンクグロー 3.0号 3個 680
エメラルダス ドリフトマスク 3.5号 ケイムラ ケイムラ 3.5号 3個 680
エメラルダス ドリフトマスク 3.5号 グロー グロー 3.5号 3個 680
エメラルダス ドリフトマスク 3.5号 ピンクグロー ピンクグロー 3.5号 3個 680
あらゆるエギに装着可能

 テスターとして思うこと

エメラルダスステイが「釣れるエギ」として認知されてきた今、その本質を他のエギでも再現できるドリフトマスクは、釣果を確実に底上げしてくれるアイテムだと感じています。
派手さはありませんが、
潮を感じ、エギを安定させ、フォールで抱かせる。
この“エギングの核心”を支える、非常に完成度の高いパーツです。
今後、使い込むほどに釣果の差として表れてくる。
テスターとして、そう確信できるアイテムですね。

 

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