こんにちは!ボトムアップの鈴木 翔(すずき しょう)です。
早いもので、2025年も残り数日となりましたね。関東のフィールドでは水温が1桁台に突入し、いよいよ冬本番といったところ。
今回は、そんな冬の定番ルアー“メタルバイブレーション”について、個人的にオススメなメタルバイブ3選を交えて、使い方などをご紹介していきたいと思います。
メタルバイブにこだわる!
僕はため池が豊富な香川県出身ということもあり、学生時代からメタルバイブは多用してきました。当時、よく釣ったメタルバイブは「フルメタルソニック(フラッシュユニオン)」。

アクションレスポンスが極めて良いので、リフト&フォール時のリフト幅を抑えられるのが特徴です。
個人的に釣れるメタルバイブの要素として考えている、重要な2つの要素があります。
・立ち上がり(動き出し)が早いこと
・フォール中にアピールできること
実際、メタルバイブにバイトしてくるタイミングはリフトして動き始めた瞬間、もしくはフォール中が多いと感じるからです。
つまり、立ち上がりが良いと短い移動距離でリフトできるので、1投でのリフト&フォールの回数が増える=バイトチャンスが増える!という訳です。当時はフルメタルソニック5g or 7gをPEスピニングタックルで遠投し、ショートリフト&フォールで釣っていました。
そして近年、ボクのメタルバイブ釣果の大半を占めているのが「フルーミー(ボトムアップ)」。


腹部に設けられたカップ状のABSレシーバーと呼ばれるパーツが、フリーフォール時に抵抗となり、メタルバイブでは唯一無二!?のシミーフォール(揺れながら落ちていく)を発するのが特徴のメタルバイブです。

シミーフォールすることによって、フォール中にフラッシングと水押しを伴いアピールしつつ、リアクション要素となる適度なフォールスピードも出る。
また、小刻みに身を震わせながら一直線に落ちていくので、狙った所に落としやすいことも利点です。

霞ヶ浦水系や大江川・五三川では護岸際を釣ることも多いので、壁際から離れずタイトに落とせるのは大きなメリット! 現在は関東に移住したことで、霞ヶ浦水系のようなシャローフィールドでの釣りが増え、3.5g〜5.0gの軽量ウエイトを用いて、足元を釣る機会が増えました。


オカッパリだけでなく、今年の11月には将監川レンタルボート釣行でもフルーミーフィッシュ。
フルーミーはアクションレスポンスも良いので、リフトに反応が良い時とフォールに反応が良い時のどちらにも対応可能です。前者に反応良ければショートリフト、後者に反応良ければロングリフトにしてフォール時間を長く取るなど、フィールドで色々試しつつ、その日の傾向を掴む感じ。
ラインテンションを張っちゃうとシミーしなくなるので、落とす時はフリーフォールさせることを心がけてくださいね!
金属には出せない弱さ
3つ目は、“メタル”ではないものの同ジャンル系として使い分けている「レベルバイブブースト(レイドジャパン)」。

薄いABS製バイブレーションプラグの先駆け的存在です。
金属ではないからこそ出せる弱さ(メタルバイブが”ブルブル”なら、ブーストは”プルプル”といった感じ)が活きる場面も。メタルバイブではできないクリア系カラーがあるのも良いですね!
メタルバイブで一通り釣り終え、ブーストにするとワンモアフィッシュを捻り出せたことや、釣れるサイズが変わったことも過去何度かありました。
メタルを使う上でのワンポイントアドバイス
最後に、メタルバイブはボトム付近を釣ることが多く、必然的に根掛りしやすいルアーです。
致命的な根掛かりを防ぐコツは、優しめのリフトを心掛けること!
引っ掛かりを感じたら、軽く竿先で聞きます。生命感があればアワセ、根掛りっぽい感じであればラインテンションを緩める。それで外れる場合もありますが、外れなければ糸を弛めた状態で大きく竿を煽る!
そうすると、ボディが振り子のように揺れて、外れやすいです。
それでもダメなら回収機を投入ですが…回収機に関して書くと、さらに長くなってしまうので、今回はこの編で。
それでは皆さま、よい年をお迎えくださいませ!

メタルバイブ使用タックル
ロッド:ロデオライドRR-S511LMFF(イマカツ)
リール:ルビアスLT2500S(ダイワ)
ライン:スーパートラウトアドバンス マックスパワーPE X8 0.6号(バリバス)
リーダー:アブソルート ショックリーダー 8ポンド(バリバス)
























































