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どの機種をどう使う?エリアトラウトロッドの最高峰「シルバーナ瀧TZ」

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シルバーナ瀧TZ × 瀧澤真一

エリアトラウトロッド「シルバーナ瀧TZ」がフルモデルチェンジを果たした。ブランク素材からガイドセッティング、リールシートに至るまで大胆な刷新が行われ、より高感度・高操作性を追求した仕上がりとなっている。

ご存じの方も多いと思うが、「瀧」とはトラウトマイスター瀧澤真一さんの名からきている。そんな瀧澤真一さん自身がシルバーナ瀧TZを解説している動画がアップされている。

全モデル東レ「T1100G」カーボン採用

シリーズ最大の変更点は、全モデルのブランクに東レ「T1100G」カーボンを採用したこと。高弾性・高強度を両立するこの素材により、従来モデルと比較して明確に“シャッキリ感”が向上。キャストフィールも軽快で、ルアーの操作性やアタリの察知能力が格段にアップしている。

さらに、マイクロピッチ製法で高圧縮に巻き上げたアンサンドブランクスを採用することで、強度と軽さを両立。余分な塗装を排除し、ブランク性能を最大限に引き出している。

Fuji・USKSSによる異次元の感度

ブランクに合わせてリールシートも刷新。Fuji史上最軽量となる7.3gの「USKSS」を搭載。ロッド全体の軽量化と高感度化がさらに進んだ。

意図的にグリップエンド部を塞がずにホールを設けることで、微細な振動が増幅される“フィードバック・ブースターテクノロジー”とも相まって、超ショートバイトでも手元にクリアな情報が届く。

ラインタイプに合わせた専用ガイドセッティング

また、各モデルごとにガイドセッティングを再構築。ガイドはシリーズ全てにチタンフレーム×トルザイトリングを採用しているが、機種ごとに想定されるライン種を考慮。ATガイド、KLガイドを使い分けている点も見逃せない。

△エステル、フロロ、ナイロンなどの柔らかめの糸質の使用が想定される機種にはATガイド

△PEラインの使用が想定される機種にはダブルフットのKLガイド

エステル・フロロ・ナイロンなど柔らかいラインをメインに使うモデル には ATガイド(シングルフット)、PEライン使用を想定したモデル はダブルフットを採用するなどきめ細かな設定がなされる。

モデル別インプレッション

せっかくなので、動画を視聴して瀧澤真一さんの解説をご覧頂きたいが、各機種の大まかな使いどころも紹介されている。

S61UL

S61ULはシリーズの基軸となる1本。T1100Gブランクによって軽量~中量級までの幅広いルアーに対応し、巻きの釣りを中心にオールラウンドに扱える設定。「とりあえず1本」と考えるアングラーにも最適な万能ロッド。だが、当然フラッグシップであるから、オールラウンダーにして、全局面で非常にハイレベルな展開が可能。

モデル レングス(ft.in) 継数 仕舞寸法(cm) ロッド自重(g) ルアーウエイト(g) ライン(lb) L1(mm) L2(mm) 本体価格(税別)
S61UL 6’1″ 2 96 50 max 4 max 3 285 185 ¥57,000
S59XUL/TISL

 

TISLはチタンソリッドティップを表している。シリーズでも個性的な存在となるチタンティップ搭載機。

金属ティップならではの細さは高い感度を生み、なおかつ食い込みの良さを併せ持つ。金属穂先ゆえの反響感度は抜群。巻きの釣りでロッドとラインに角度をつけると、ティップがお辞儀するように入り、その角度のままスイープに魚を乗せられるのが魅力だという。

スプーンのズル引き、マイクロクランク、軽量巻き物全般で、高い感度でバイトをキャッチしながら巻きアワせで乗せるように掛けていくスタイルにハマるロッドだ。

モデル レングス(ft.in) 継数 仕舞寸法(cm) ロッド自重(g) ルアーウエイト(g) ライン(lb) L1(mm) L2(mm) 本体価格(税別)
S59XUL/TISL 5’9″ 2 91 47 max 3.5 max 3 285 185 ¥62,000
S55L+/SSL

シリーズの中で、バットパワーを持たせたショートロッド。特に意識したのはトーナメントシーンでもキーとなることが多い、浮上系ミノーイングだという。

バットからティップ間でミノーをキビキビと動かせる操作性の高さ、ショートソリッドティップでバイトを弾かずフックを口に残しながら掛けに持ち込めるレスポンスもある。メタルバイブなどもブレの少ない使い心地で好適だという。

モデル レングス(ft.in) 継数 仕舞寸法(cm) ロッド自重(g) ルアーウエイト(g) ライン(lb) L1(mm) L2(mm) 本体価格(税別)
S55L+/SSL 5’5″ 2 86 50 max 5 max 4 285 185 ¥59,000
510ML

表記はミディアムライト、シリーズ中で最もパワーのあるモデルだという。ティップにあえてパワーを持たせたことで、 ボトムプラグ、メタルバイブ、フルサイズクランクなど抵抗の大きいルアーに対応。

必要以上にティップが入り込まないため、ロッド操作でしっかりアクションを伝達できる。PEラインや少し太めのエステル、ナイロンでの放流チャンスにも非常に相性がよい。中量級ルアー全般を1本でこなす、攻めのパワーロッドとなっている。

モデル レングス(ft.in) 継数 仕舞寸法(cm) ロッド自重(g) ルアーウエイト(g) ライン(lb) L1(mm) L2(mm) 本体価格(税別)
S510ML 5’10” 2 92 51 max 5 max 4 285 185 ¥59,000

さらにエリアトラウトを極めたいなら!

今回のモデルチェンジでは、素材・リールシート・ガイドをすべて見直したことで、シルバーナ瀧TZシリーズは大幅な進化を遂げた。それぞれのモデルが明確な用途とキャラクターを持ち、エリアトラウトの細分化されたスタイルにしっかり対応している。

特に、今のエリアシーンに必要な攻略機がそろっており、これまで以上のステップアップを望むアングラーの皆さんはチェックしてみてはいかがでしょう!

テイルウォーク公式「シルバーナ瀧TZ」詳細ページはこちら

テイルウォーク(tailwalk) プロフィール

株式会社エイテックのルアーブランドが「tailwalk(テイルウォーク)」。ソルト、フレッシュ問わず非常に多くのロッドやリール、アパレルなどを展開。バスではフルレンジシリーズ、ソルトではハイバリューなロッドSSD(ソルティシェイプダッシュ)シリーズや、フラッグシップモデルのTZシリーズなど、ビギナーから上級者まで幅広い層に支持されるアイテムが並ぶ。
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