カバラ5Ⅱ-TB

オクマの「CAVALLA(カバラ)」は、マシンカットのメタルボディと、2スピード仕様の使い分けが魅力のレバードラグリール。大型魚を相手にするオフショアシーンで特に活躍するリールだが、今年はこのカバラに新しい番手 5Ⅱ-TB が仲間入りした。
まず押さえたい “5Ⅱ” の意味
これまでのカバラには「5NⅡ」という番手があった。今回登場したのは 5N ではない “5Ⅱ”。ここが大きなポイントになる。
N は narrow(ナロー)、つまりスプール幅が“細い”仕様を示す記号。
逆に言えば、N が取れた 5Ⅱ はスプールがワイドになった新しいサイズだ。
| 型番 | ギア比 High/Low | 最大ドラグカ STRIKE/Full (Kg) | 自重(g) | 本体スプール 糸巻量 PE(号-m) | 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) High/Low | ベアリング数 BB | 本体価格(円)(税抜き) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CAV-5NII-TB | 6.4/3.8 | 7/11 | 502 | 3.0-400 4.0-300 5.0-220 | 107/63 | 4 | 32,800 |
| CAV-5NIILX-1 ※1 | 6.4/3.8 | 7/11 | 502 | 3.0-400 4.0-300 5.0-220 | 107/63 | 4 | 32,800 |
| CAV-5II-TB | 6.4:1 / 3.8:1 | 7 / 11 | 515 | 3.0-570 4.0-420 5.0-320 | 107 / 63 | 4 | 36,300 |
| CAV-5IILX-TB ※1 | 6.4:1 / 3.8:1 | 7 / 11 | 515 | 3.0-570 4.0-420 5.0-320 | 107 / 63 | 4 | 36,300 |
※1=左ハンドル

スプール幅は 5NⅡ の26mmに対して、5Ⅱは37mm。数字だけではピンとこないかもしれないが、この差が糸巻量にしっかり効いている。
どれくらい巻けるようになった?もっとも注目されているのが糸巻量の増加だ。
●従来の5NⅡ-TB:PE4号…300m
●新登場の5Ⅱ-TB:PE4号…420m
PE4号を例にとると、なんと 120m 分の上乗せ。同じ “5番サイズ” でこの差は大きい。
PE4号を400m以上巻けると、トンジギのように深場まで探りたい釣りにはとても心強い。5NⅡからもう少しラインキャパがほしい…と思っていたアングラーの皆さん、それならコレです(笑)。

もちろん、カバラらしい頑丈な削り出しアルミボディや、17-4ステンレスギアの強度と信頼性は健在。
サイズ感もほどよく

「スプールが広くなったなら、本体も大きくなって扱いづらいのでは?」
そう思う人も多いはずだが、実際に手にしてみるとこれが不思議と大きく感じない。5番らしいパーミング性はしっかりキープ。従来ユーザーが違和感なく扱える絶妙なバランスが保たれている。
また、5Ⅱ-TB の TB は Tバーを表していて、大型Tバーノブ標準装備。握りやすさは言わずもがな。
さらに6.4:1 と 3.8:1 の 2スピードに切り替えられる機構 も従来通り。

△ボタンのオンオフだけで2スピードに変更可能
ボタンとレバー操作で瞬時にギア比が切り替えられるため、誘いのテンポを変えたいときや、大物とのファイト中にトルクがほしい時など、シーンに合わせて柔軟に対応できる。
ワイドスプールならではの頼もしさと、5番サイズらしい扱いやすさ。その両方を手に入れた今回の新番手は、オフショアファンからの評価も高まっていきそうだ。
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