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「ブルーカレントⅢ78」が本当になんでも使えるロッドだった/フロート、エギング…etc.

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ブルーカレント。

ヤマガブランクスのそのシリーズはライトゲームロッドの金字塔とも。2020年のリニューアルにより“初代から続くブルーカレントの設計が第3世代に入った”ということを意味するナンバリングを冠したシリーズで、2024年にはボトムに特化した78、78/Bが追加されるなど、今なおカテゴリ拡大中。

…そのボトムに特化した「78」というロッドがとにかく汎用性が高い1本で記者も愛用中。本当にあらゆる所で重宝しているロッドなんです。

BlueCurrentⅢ 78

発売中

まずはカタログスペックを確認すると、身近なクロダイ・シーバス・ロックフィッシュを狙ったボトム攻略をメインコンセプトとしつつ、しなやかなティップと反発力のあるブランクはプラグ操作にもベストマッチ。フリーリグ、ジグヘッド、ワインドなどのワームゲームを楽しみつつ、プラグゲームではトップ・チニング、バチ抜けなどのマイクロベイトパターンになったシーバスなどにも対応するモデル。しなやかなティップ、高反発なベリー、堅牢なバットはシャープな使用感で、安心感をもってランディングできるファイト性能が特長…とある。

ヤマガブランクス公式「BlueCurrentⅢ 78」詳細ページはこちら

Target クロダイ(チヌ)・シーバス・小型回遊魚・ロックフィッシュ・ヒラメ・マゴチなど
Field 河川・港湾部・小磯など
スペックはこちら
Length Weight Section Lure Line Carbon Price
2350mm 79g 2pcs MAX15g (Plug 2~15g/Float 3.3~15g/Rig 1~15g) PE 0.3~0.8 92.4% 28,000円(税抜価格)

仕舞寸法:1200mm/ジョイント:逆並継) /ガイド:SiC-SステンフレームKガイド仕様(Fuji)/リールシート:VSS16 ダウンロック仕様(Fuji)/適合スピニングリール目安:D社 LT2000~2500 / S社 2000~2500

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

実際こんな使い方が1本でできてしまう

一石何鳥だ?というこの汎用性に加え、純国産ブランクスで28,000円という価格も胸アツではありますが、表記上のターゲットは、クロダイ(チヌ)・シーバス・小型回遊魚・ロックフィッシュ・ヒラメ・マゴチなど…とありますね。

これ失礼を承知で言えば、いやいや甘い、甘いぞと。実際記者はスピニングの2500番にPE0.6号の組み合わせで、それ以外にもこんな釣りに使っておりまして。

①アジングのフロートリグ

はい、最近流行りのアレです。78というレングスが長すぎず、短すぎず、実に取り回しよく。ボトム特化のロッドではあるので感度はキンキン。かといって、バキバキに硬いのかと言えばそうでもなく、ティップからベリーにかけては実にしなやか。いや、しなやかの一つ上という感じでしょうか。そしてバットは強靭なので、ゴロタの沖で掛けてもグイグイ寄せてくることができる。ウエイト表記はMAX15gなので、あくまで自己責任にはなるのですが…主流の18g前後のフロートならロッドが負けている感じもなく、ストレスなく使えます。しっかり溜めて投げればめちゃくちゃ飛ぶし、専用ロッドか?と思えるレベル。

②3号までのエギング

これからの時期は出番が少なくなるかもですが、その感度の良さ、そしてしなやかさは、3号までのエギを使うエギングにも持ってこい。3号クラスであれば、大体が15~16gぐらいが多いので、こちらはこちらでストレスなく使えます。特にサイトで狙うときや、ストラクチャー周りをテンポよく撃っていくようなときなど、控えめに言ってめちゃめちゃアリ。

シャクった際にロッドが負けそう?いや、けっこうバットがしっかりしているので実はそんなこともなく。何より0.4号~のPEを使った際の感度の高さは、潮の速い遅い、ボトムタッチなど、いろんな違和感を手感度で感じることができ、アドバンテージも高い。

③ライトタチウオテンヤ

10g前後のライトタチウオテンヤにも相性バツグン。飛距離、感度は申し分なく、しなやかなティップによって違和感なく食い込ませられるような。それでいてバットがしっかりしているので、指4本クラスでも安心してやり取りが可能と。

ということは

そう。これ1本あれば、1回の釣行でアレを狙って、コレを狙って…と、めちゃめちゃ遊べるんです。そりゃあ専用ロッドの方がもちろん良いとは思います。ただ、試しにやってみようとか、他の釣りの時合待ちで…とかであれば、その使用感、まったくストレスなく。

何でもできすぎて…

逆に言えば、何でもできすぎて煩悩にまみれた記者なんかはアレもコレも…とどっちつかずになることがよくある。

そこだけ気を付ければ、持っておいて損はない1本なのではないかと。

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。

 

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