パームスのエリアトラウトルアー「リトルダイナー」シリーズ第二弾として リトルダイナーガノフが登場。
リトルダイナー ガノフ

リトルダイナー ガノフは、そのオーバーリップがひと目で分かる特徴。
ひと言で表すなら、沈めて巻くだけで結果を出せるスプーンのようなプラグとのウワサ。
しかし実際の姿は、その言葉以上に多才だ。表層を荒らすチャターアクションから、ボトムでのステイ&シェイクまで、レンジも誘い方も自由自在。
サイズ:24mm
重量:1.6g
タイプ:シンキング
フック:VANFOOK SP-21F #8
価格:1,300円(税抜)
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大型オーバーリップが生む、水噛みの良さ

ガノフの最大の特徴は、スリムボディの頭部に前向きに備わるワイドオーバーリップ。小さな入力でもしっかり水をつかみ、デッドスローでのタイトなレンジキープから、ファーストリトリーブでの力強いウォブリングまで幅広く対応する。

特筆すべきは、リップ形状による 急浮上アクション。巻き速度を上げれば水面へ向かって一気に立ち上がり、チャターベイトのような引き波を発生。ミノーでもクランクでもない、独自の“浮き上がるアクション”が可能になるという。
しかもキャスト時は、このリップが安定翼としても機能し、1.6gとは思えない飛距離を稼ぎ出す。この投げやすさもガノフの大きな魅力だ。
独特のフックポジション「近すぎて絡まない」理由
スイム姿勢はわずかに前傾。追尾してくるトラウトは、後方よりも腹側のボディ前寄りを狙う傾向がある。そこでガノフでは ベリー寄りにフックポイントを集中配置。
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しかもフック同士の距離は極めて近いが、これが“逆に絡まない”設計になっている点がユニークだ。
通常なら絡みやすい距離感のところ、後方アイを前方向に向けることで自然とほどけやすくなる仕組みだという。
標準装備は ヴァンフック SP-21F #8。コンパクトボディに大きめフックを搭載できるのもガノフの設計力だ。
巻くだけじゃない多彩なアクション
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ガノフはスプーンライクな「沈めて巻くだけ」の釣りに特化…と思いきや、実はそこからさらに深掘りができるという。
例えばフォール。内部のウェイト配置により、やや前傾姿勢でスーッと落ちる独特のフォール姿勢。
あるいはシェイクで首振り。竿先を下げて細かくシェイクすると水中で小さく首を振るようなアクションが生まれるとのことで、低活性魚に特に効く。
ほかファストリトリーブでは、水面直下を大きく揺れながらチャター風の引き波を演出。表層に意識があるときは驚くほど強い。
ある意味ではガノフは スプーンやクランク、ボトム系ルアー の役割を1つにまとめたような存在で、「エリアトラウト版の万能プラグ」といえるかもしれない。





















































