投げ釣りはもっと自由だ
「がま投 スマートサーフ」というロッドは、〝投げ釣り〟というジャンルをもっと幅広く、自由にしてくれる面白い存在かもしれませんよ!
2025年に登場した「がま投 スマートサーフ」。

ご存じの方も多いとは思いますが、gamakatsuの「がま投」や「がま鮎」、「がま磯」といった名を冠するロッドたちは、基本的にはエサ釣り用のそれぞれのジャンルに特化したもの。
当然、「がま投 スマートサーフ」も投げ釣り用のロッドとなるのですが、スマートサーフの名の通りスマートな投げ竿(笑)。まずはこんな動画を…。
一般的に投げ竿といわれると、長くて扱いにくい、重そう…というイメージかもしれません。現代の投げ竿は決してそんなことはないのですが、イメージとしては。
ところがこのスマートサーフは全長は3mとなっていて見た目にも細身のブランク。仕様としては15号のライト感覚な2機種がラインナップされています。

がま投スマートサーフ


| 品番 | タイプ | 号数 | 標準全長(m) | 希望本体価格(円) | 標準自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 使用材料(%) | モーメント | 継数(本) | 先径(mm) | オモリ負荷(号) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 15-300 | – | 15 | 3.0 | 36,000 | 224 | 156.0 | C97.0 G3.0 | 19.1 | 2 | 1.9 | 6~18 |
| solid 15-300 | solid | 15 | 3.0 | 36,000 | 222 | 156.0 | C97.0 G3.0 | 18.9 | 2 | 1.3 | 6~18 |
いつもはルアーフィッシングに親しむ人、これから投げ釣りを始めてみたい人にも、かなりとっつきやすいライト感。となると飛距離が気になる…とも思うんだけれど、バットセクションに関してはしっかりとした投げ竿仕様でパワーを持たせているからキッチリと飛ぶ。公式には、実釣テストでは130mほどの飛距離が出ていたことも記載されている。
で、詳しいスペックなどは公式サイトにてチェックして頂きたいのですが、3mの15号にソリッドとチューブラーがあると。

△ソリッドタイプとチューブラータイプの2種類をラインナップ。ソリッドモデルもあるのは投げ竿として考えると面白い

△アップロック式リールシート

△ラバーエンドグリップはホールド性の高い形状

△ステンレスフレームSiCリング
あぁ、スゴい分かるなぁ…と共感
そのスマートサーフについての釣行レポートが、gamakatsu公式サイトに掲載されていました。経ヶ阪俊彦さんのレポート(詳しくはこちら)。
そこでフロートを使ったアジングに、ソリッドモデルを使ってみたと。

もちろん遠投系アジング専用ロッドではない。けれど、持ち前の繊細なソリッドティップやアジングロッドと比較すれば径の大きなガイドによる糸抜けの良さ、さらにはバツグンの飛距離でご覧の通りの釣果を手にしたと。

釣行の詳しい内容はせっかくなのでご覧頂くとして、アジだけでなくマダイも釣れたそうなのです。


記者の苦い記憶とともに「あの時スマートサーフがあったら」とちょっとうらやましかったのです。
アジングではないのですが、とあるゴロタ浜でデカメバルを狙っていた際、結構ゴツゴツなフィールドで波も比較的ザバザバ。突如バイトがあって明らかにメバルとは違う引き。ある程度は寄せて、あと一歩で「何?何?」とライトを照らして確認すると、なかなかサイズのマダイ。で、テンション上がったその直後、波でテンションにバラつきが出たタックル。そのままサヨナラ…。時間をかけたけれど、やっぱりファイト下手だな…としょんぼり。

△繊細なソリッドティップモデル。けれど、バットにかけてのパワーはバッチリであるとのことで、ある程度何でもできちゃうロッドとして欲しくなっちゃったなぁ…
ここまで与太話にお付き合いありがとうございます。特にゴロタとか磯場のナイトでライトゲームをやっていると、不意にデカい何かがくることがあります。そんな時にもスマートサーフなら、そうはいってもバットのしっかりした投げ竿なので、下手くそ記者でも取れたのでは…という妄想。何が伝えたいかというと、そうした釣りでメチャ飛ばせてパワーもある(なおかつチューブラだけでなくソリッドまである)スマートサーフは、専用じゃないけれど安心感と選択肢を与えてくれる竿なのでは?
ルアーもエサ釣りも楽しむけれど、特化した技術はない記者はそんなことを思ったのでした。
gamakatsu公式「がま投スマートサーフ」詳細ページはこちら





















































