【池内修次の毎日イカ曜日】初心者さん必見!ティップランの基本を紹介!実釣編!
皆さん、こんにちは!デュエルの池内です。 今週も、アオリイカ情報はもちろんのこと、デュエル & ヨーヅリの最新情報をお伝えしたいと思いますのでよろしくお願いします。
さて、今週のイカ曜日は…先週からお伝えしている「ティップラン」の基本を2週にわたってお伝えします。 先週の内容を見逃された方は、こちらをご覧の後、今週の内容をお楽しみください!
さて今週は、ティップランの乗船前の予約から実釣編をお伝えします。

池内 修次 (Shuji Ikeuchi) プロフィール
遊漁船の予約方法
まず、ティップランをしている遊漁船を探すところから始まります。 自分のよく行くエリアで探すのが一番ですが、季節によっては、近くでティップランをしている遊漁船が見つからない場合もあります。 そこで、インターネットで「ティップラン遊漁船 ○○○」(○は地方名、例えば…和歌山など) と入れて検索。
そうすれば、そのエリアでやっているティップランの遊漁船がヒット。
先に言い忘れていましたが、ティップランの一番楽しいとされる季節は秋からです。比較的初心者の方でも釣りやすく、船長も丁寧に教えてくれるので、今まさにこの時期に行かれることをおすすめします!

そして、天候的に日本海側よりも太平洋側の方がこれからの時期、出船確率は上がります。日本海側は、季節風の北風がピューピューと吹くと出船ができなくなることが多くなります。それとは反対の太平洋側は、北風に強く、よほどの強風でなければ出船確率は上がります。
ですが、私的には快晴の無風ほどティップランにとって、地獄な状況は無いと思っています。ドがつくほど快晴の時って無風になることが多く、ティップランは、風や潮がないと成立しない釣り方なので無風よりも風が強いくらいの方が好きです。潮も同じく、潮がないより、激流のように流れている方が私は好きです。
目当ての遊漁船が見つかったら、ホームページやSNSの予約の案内に従い、予約を行います。その時に、駐車場の場所や集合時間、料金の支払い方法、最近の釣果やエギの重さなどを、先に聞いておくと当日迷うことなく準備ができると思います。
釣行当日の流れ
遊漁船の予約も終わり、いよいよ釣行前日になったら、夕方くらいの時間に予約日の出船の確認を取ります。 晴れるけど出船できないということも多々あるため、必ず予約日の前日夕方くらいに出船確認をしてくださいね。 遊漁船の中には、船長の方から連絡してくださるところもありますので、そのことも事前に確認しておきましょう。
いよいよ出船も確認でき、当日の集合場所に集まると、当日同船される方々が同じように港に集まっているはず。事前に用意してきた船用の靴に履き替え、上着を着てライフジャケットを着用し竿や釣り道具、クーラーを準備して同船者の方とお話でもして船長を待ちます。
船長が到着したら、前払いならこの時点でお支払いを終わらせ、いよいよ船に乗り込みますが、場所も船長が予約の時点で決められています。 船長が指示された場所に、釣り道具などをセットして出船を待ちますが、移動の間は船の後方に移動しておきます。 波しぶきがかかったりといろいろと危険なのでポイントに着くまでは後方で待機しておきましょう。
ポイントに着き、いよいよ釣り開始となったら、船長から「はい、釣りを始めてください。水深○○メートル~」と言われると思いますので、それを合図に始めてください。
しばらくして皆さんにアタリがなかったりすると、「はい、上げてください」と言われますので、すぐにエギを巻き上げてください。もし、その時に釣れていたら船長に「今ヒットしてます!」とアピールしてくださいね。 そんな感じで1日が繰り返されます。

基本的な操作方法とアタリ
ここからは、簡単な操作方法とアタリの取り方をお伝えします。
緊張の第一投!といっても投げずに真下に落とすだけです。リールのベールを起こし、エギを真下に落としていき、海底に到着したらラインの出方が一気に遅くなるか止まります。 これが着底です。 着底を見逃してしまうと、エギが根掛かりしてしまい、釣りどころではなくなりますので、注意してラインの出方を見ておいてください。
着底を確認したらすぐに、リールのベールを下ろしエギにアクションを加えるシャクリを行います。 基本動作は「ワンピッチショートジャーク」で5回くらい誘うのが基本です。 ワンピッチショートジャークは、竿を1回上にシャクる動作をするタイミングで、リールを1回巻く方法です。 慣れるまではぎこちなくなりますが、慣れると比較的簡単ですので何回もチャレンジしてください。
5回ほどシャクリ、しっかりと竿を止めてアタリを待ちます。この時に、絶対に竿をフラフラと動かさないこと!エギが安定しないとアオリイカはエギを抱きません。
待つ時間はイカの活性によりますが、5秒から長くても10秒で十分です。ほとんどの場合は、3秒以内にアタリがありますが、活性が低いと10秒くらい待った時にアタリが出る場合もあります。
アタリですが、止めた竿の先の部分が「ピクッ!!」と下方向に下がるアタリや、逆に上に持ち上がるアタリが出ます。 その時に間髪入れずに合わせてください。そうすると気持ちのいい重さとアオリイカからの強烈な引きが体験できます。

もしアタリがあり合わてもヒットしなかった場合は、すぐにベールを起こしもう1度底取りをしなおし、シャクリのアクションを行いアタリを待ちます。 するとすぐにアタリがやってくるはずなので、しっかりと合わせを入れてアオリイカをゲットしてくださいね。
船によっては、いけすを用意しているところもありますが、無い場合はすぐにクーラーに入れることをおすすめします。
ティップランの種類
ティップランには船を流して釣る釣り方の「ドテラ流し」と言われる方法の遊漁船と、船長が船を「立てる釣り」をされる遊漁船があります。
ドテラ流しの釣り方が多くありますが、最近は立てる釣りでお客さん同士のトラブル回避と、乗船人数を多く乗せ、イカの活性を上げる方法も多くなってきています。 立てる釣りは、潮にも風にも同調させて釣るため、船の両側にお客さんを乗せて釣りをします。 潮や風に同調させ立てるので、自分のエギのラインはいつも真下にあり、船の両側にお客さんがいても絡みません。
ドテラ流しの釣りは、船の片側で釣りをするため、「立てる釣り」に比べて、半分の人数で釣りをします。 落としたエギもラインが徐々に斜めになっていくために、何回か誘いの動作をすると流れすぎてしまうので、1度巻き上げて回収しもう1度落とし直す必要があります。
潮の速さや風の強さでエギの重さ (追加シンカー) のグラムを調整して頑張ってくださいね。
楽しかったティップランも終了し港に戻ってきたら、後払いの遊漁船なら忘れずに料金を支払って後片付けをして気をつけて帰宅してください。 自宅に帰るまでが釣りなのでよろしくお願いします。
ではまた来週の毎日がイカ曜日をお楽しみに!





























































