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サワラのミノージャーキングに!貫通ワイヤー採用の“強い”SW専用ジャークベイト「ラウドジャーク 120S」

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近年、大流行中のサワラキャスティング。

その中でも主流なのが、ブレードジグの高速巻きとミノーのジャーキングの2種類。サゴシサイズの数を狙う際はブレードジグが強いのですがサイズを選べないという欠点が…。そんなときに80cmを超えるサワラサイズを選んで釣る際に有効となるのがミノーのジャーキング。

今回はそんなミノージャーキング専用に開発された2025年登場の新作ルアーをご紹介!

ラウドジャーク 120S【シマノ】

発売中

11ボールウエイト搭載。SW専用ジャークベイトの到達点「ラウドジャーク 120S」。

アクションレスポンス・強度・アクション・サウンドといったSW専用ジャークベイトに必要な条件の全てを愚直に妥協無く作り上げられたSW専用ジャークベイトとなっています。

シマノ公式「ラウドジャーク 120S」詳細ページはこちら

品番 カラー タイプ 全長(mm) 重量(g) フック 本体価格(円)
XV-C12Y 全10色 シンキング 120 18 #4 x 3 2,400円

 11個のウエイトボール搭載した「分散式球重心移動システム」

「ラウドジャーク120S」はフィッシュイーターを魅了するダートアクションを演出するための“分散式球重心移動システム”が最大の特長。

そもそも魅惑的なダートアクションを生み出すためには、バランスを“あえて”崩すことが重要。いかに効率よくバランスを崩せるかを追求し、トライ&エラーを繰り返した結果、小径化したウエイトボールを11個搭載し、素早く転がりやすくした「分散式球重心移動システム」に行き着いたと。

安定した飛距離&サウンドアピール

分散式球重心移動システムの恩恵は、安定した飛距離はもちろん、球が素早く転がることによるアクション時の立ち上がりの良さにある。またアクションだけでなく、ガラガラ・ジャラジャラという「マラカスサウンド」がベイトを散らすことで、ターゲットに興味を持たせ、しっかりと惹きつけてくれるという。

貫通ワイヤーで強度も確保

ラウドジャーク120Sのターゲットはサワラやブリなどの青物、時には噛む力の強いマダイなんかが食ってくることも…。魅力的なダートアクション、サウンドもさることながら「強度」も必須となります。

そのため、ダートアクションを追求するには不利になることは承知のうえで“貫通ワイヤー”を選択し、過剰とも思えるほどの強度を確保。

また、強度面を確保したうえで、アクションのレスポンス向上のためにリップの肉厚をそぎ落としたことで、アクションのレスポンスも向上しています。

テスターインプレッション

「強度の確保」と「魚が好むアクション」という矛盾を解決した11個の移動式ウェイトボール。

角井 良隆 YOSHITAKA KADOI

ラウドジャーク120Sは僕にとっては信頼して投げ続けることができるルアー、相棒のようなルアーです。現在の形になるまでに多くの時間テストを繰り返しているので、とても思い入れのあるルアーです。ボディ内に11個の移動するウェイトボールが入っているのが最大の特徴です。サワラキャスティングでは、大型やブリがヒットすることを考慮すると強度が必要です。そのためにラウドジャーク120S では120mmサイズであっても貫通ワイヤーと太軸の4番フックを採用していますが、反面、軽快で良いアクションを出すことが難しくなります。強度を保ちながらも、良いアクションを出すという矛盾を解決したのが11個の移動式のウェイトボール、というわけです。

動きを出すための11個のウェイトボールは、副産物としてジャラジャラと大きな音を出します。実際、かなりうるさいです。最初はその音がマイナス要素にならないかな、と思ったりもしましたが、テストを長期間繰り返した結果から言えばそんなことは全然ありません。嫌われることはほとんど無いと言えます。やはりベイトが何百匹といたり、波や風があることが多かったりする海の釣りでは、動きと音でルアーを目立たせるという考え方はとても重要になります。

キャスト時にはウェイトボールがすべてリアに集まります。リップが短く、回りにくいこともあって飛行姿勢が安定し、18gというウェイトの割には飛距離も十分です。

サワラキャスティングでの基本的な使い方としては、まず着水後、ハンドルを2~3回転させてウェイトボールを馴染ませます。それから、あまり力まずにワンピッチワンジャークで動かしていきます。ジャーク後に一瞬だけラインを緩めるのがコツです。そうすることでルアーの軌道が変わります。しっかり見せて喰わせる間を作る、というイメージです。ただ、あまり弛ませるとラインブレイクされやすいので注意してください。ワンピッチワンジャークで魚を寄せてから急に高速巻きをしたり、ピタッと止めてあげるとドーンッとヒットしたりすることが多いので試してもらいたいですね。11個のウェイトボールのレスポンスがとてもいいので、アングラー側の動かしたいタイミングにタイムラグなく反応してくれますよ。

ジャーキングはサワラを誘い出す釣り方です。ジャークしたときにブリッと動き、ビリビリとした波動で魚を寄せる動きが重要です。どんなルアーでも釣れるときはありますが、動きのいいルアーでしか釣れないときもあります。そんな厳しいときにこそ威力を発揮してくれるのがラウドジャーク120Sだと思います。

出典:シマノ公式HP

カラーラインナップ

カラーは実戦を見据えた、捨て色ナシの10色がラインナップ。サワラがいる→イワシがいる→プランクトンが豊富…であることから、濁っている状況でも強いアピール系を中心としたカラーがズラリ。

 STチャートリップサービス

エッジパールゴールド

サニーミラーK

SKコノシロ

ピンクバックパールシャッド

マットチャートグラデ

ハーフミラーベイト

ハーフミラーグリキン

チャートバックパールシャッド

グローバックキャンディ

その他関連動画はこちら

ラウドジャーク120S【サワラ/シーバスに!SW専用ジャークベイト誕生】 Long Ver.

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

【コレだけ押さえればOK】年中応用が利くサワラ ミノージャーキング完全解説

出典:YouTubeチャンネル「 LureNews.TV」

以上、「ラウドジャーク 120S」のご紹介でした!

まだまだ絶好調をキープしているサワラキャスティング。ブレードジグだけでなく、ぜひミノーもボックスに忍ばせておいてくださいね。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。
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