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【ブレードジギングとジャーキングを1本で】2026年登場の新製品「BladeJerkingStick(ブレードジャーキングスティック)」開発ストーリー!

寄稿:瀧本 和寿
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Galápagos連載「Galápagos SALT WATER」

みなさんこんにちは。Galápagosソルト開発担当の瀧本です。

瀧本 和寿(katsutoshi takimoto) プロフィール

Galapagosソルト企画・開発担当 ソルトルアーを主戦場にオフショアジギング・ショアジギングがメイン。 ジャンル問わずあらゆる釣りを経験し、スタイルは常に実践的かつ理にかなった戦略で挑み 続けるアングラー。あらゆる状況で魚を引き寄せるセンスで日々研究開発を行っています。

前回、大阪湾サワラ・青物狙いのブレードジギングについて書かせて頂きましたが…。

いま、大阪湾のサゴシ・サワラに効いている「Gáショアメタルブレード」

記事内でチラチラと見えていたこちらのロッド…。

このロッドについて「あれはなんだ!」とお問い合わせをいただいていますので、今回はこの新作“BladeJerkingStick(ブレードジャーキングスティック)”について掘り下げてみましょう!

2026年登場の新製品 BladeJerkingStick(ブレードジャーキングスティック)

現在Galápagosから開発中で2026年冬に登場予定。

インショアでのブレードジギングとジャーキングという二大釣法に対して、どちらかの専用ロッドだともう片方がやりづらい!というジレンマを解決するロッド!

その名も「BladeJerkingStick (ブレードジャーキングスティック)GBJS-74M」!

特にサワラ狙いのインショア船はあまり大きくない船であることが多いため、タックルの数はできるだけ少なくしたいですよね!

1本で解決できるなら1本で!と思っていた方も多いのではないでしょうか?

ブレードジャーキングスティック開発コンセプト

オフショアの中でも岸寄りに近いエリアで行うサワラ・青物狙いのキャスティングをメインに開発。ここ数年どんどん開拓が進むインショアで主に使用するルアーは2種類!

それがブレードジグのリトリーブとプラグを使用したジャーキングで狙う釣りなのですが、1本でどちらもこなせる万能ロッドって、意外と少ないんです。

この釣りの主なポイントは水深5mから深くても30m前後までの浅場。キャスティングで広範囲をサーチするため、飛距離UPと糸抜けの良いガイドセッティングは必須。そしてバイトは弾かず、尚且つ不意に訪れる大型魚とのファイトを制するには柔らか過ぎず硬すぎないブランクスが好ましい。

このロッドは“そこ”をわがままに取っていける要素で構成してみました!

BladeJerkingStick 開発ストーリー

開発を始めたのは2021年。当時インショア用ロッドは数える程しかなくどのようなロッドが良いのか時間をかけて煮詰めていきましたが、当初は発売時期も決めずに「良い製品が出来たら出そう」くらいの感じで進めていました。

テスト中に一番悩んだのがロッドの長さ。

この釣りは主にオーバーヘッドキャストでルアーをキャストしますが、飛距離、操作性、乗合船では胴の間からのアンダーキャストも考慮すると7ft前後のやや短めが良いように思えますが、ジャーキングでの操作性を考えるとどうしてももう少し長めにしたい。

細かく設定したサンプルで釣り込んだ結果、7.4ftという絶妙な長さに落ち着きました。

ブレードジギングに対しては

ブレードジギングの釣りでは水深も浅く60gまでのブレードジグ使用がメイン。

もっとも基本的な釣り方である高速リトリーブの操作を考えるとロッドとラインの角度は極力少なくし、直線的に巻く、ブレずに巻くのが理想。

これには脇挟みが必須なため、60g程度のジグなら苦も無く早巻きできるグリップ周りに仕上げました。

ジャーキングの釣りに対しては

ジャーキングの釣りはロッドの反発力を利用してミノープラグをジャークし、左右にダートさせて誘い出す釣り。主に12cm~13cmクラスのミノープラグをしっかりとジャークできるある程度の長さと、反発力が必要です。

かと言って硬くしすぎると、直線的な巻きで食わせるブレードジグを弾いてしまう。先にも書きましたがここは「かなりのわがまま」。レングス同様非常に悩みましたが、おかげで完成したロッドはしっかりとした反発力のある硬さと適度な柔軟性を持つ特別仕様に仕上がりました。

またリールフットからのグリップ長はジャーキング時短めが良く、ブレードジグは長めの脇挟みが良い事から操作性向上のため富士工業VSSリールシートを使用しています。

さらに握り込む部分をフラット化し、リールフット部の持ち手の自由度を高めてフットからグリップエンドまでの長さを持ち手により調整出来るように設計しました。

製品スペック

Galápagos 「BladeJerkingStick GBJS-74M

標準全長 7.4ft(224cm) 仕舞寸115cm  継数 センターカット2pcs

ルアーウエイト7~60g ライン PE0.8~2号  カーボン含有率99%

推奨リールサイズ 4000~6000番クラス

メーカー希望小売価格は税抜き23,000円前後を予定しています!

今年の大阪湾でもボッコボコに釣れています↓↓

11月末放送のルアルアチャンネルロケでも大活躍!

つい先日は、テレビの撮影も行いました!

BladeJerkingStick」の最終テスト・「Gáショアメタルブレード」の破壊力を確かめるために、あやみん・あやかちゃんと3人でルアルアチャンネルの撮影です!

釣果は思惑通り青物・サゴシが連発!このロッドの解説やGáショアメタルブレードの使い方もわかりやすく紹介していますので、是非ご覧下さい!

遊漁船:大阪湾ブレードジギングのパイオニア シーマジカル 角井船長

放送予定日:サンテレビ11月28日22:30~  テレビ愛知11月30日6:24~  テレビ神奈川11月30日7:00~

Galápagos(ガラパゴス)

バスフィッシング・ソルトルアーフィッシング、それぞれ異なるジャンルのエキスパート達が集まり2021年に設立。 代表作「Grace240F」を始め、現場で徹底的に研鑽を積んだ逸品が光る。
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