テイルウォークらしくない?


珍しいなぁ…フルソリッドじゃないんだ。
一番最初にテイルウォークの新作タイラバロッド「タイゲームSD」の詳細が公式webサイトにアップされた時、そう思ったもの。なぜならカーボンフルソリッドではなかったから。
個人的なイメージだけれど、テイルウォークのタイラバロッドと聞けば「カーボンフルソリッド」という言葉が浮かぶ。
実際にこれまで多くのフルソリッドタイラバロッドを輩出してきている。魚が引けばそれに応じて曲がる。ブランクスが戻ろうとする力は急激ではなく、ジワリと自然に。
必要な分曲がり、ジワジワいつの間にか浮いてくる。フルソリッドは魚との付き合い上手&いなし上手。使いやすくてバラシが少ない…そんなユーザーの声が多いのもナットクだ。
だからフルソリッドではないテイルウォークのタイラバロッド、「タイゲームSD」は珍しいなと。
タイゲームSDのブランクス構成

ではフルソリッドではない「タイゲームSD」のブランクス構成はというと…。
ティップ~ベリーセクション:24tカーボンフルソリッド

バットセクション:グラスコンポジットチューブラ

大まかにはこんなブランクス構成。では、なぜフルソリッドではないの?という部分。
軽量化&センターカット2ピース化
まずひとつ目はロッド自重。当然フルソリッドは中身が全て詰まった素材ゆえにチューブラと比べれば重くなる。ソリッドだからフレキシブルに追従するが、重くなってしまうのがデメリットだ。

バットセクションのグラスコンポジットもプリプレグの繊維方向を同一方向に積層
だからティップからベリーにかけてはフルソリッドに、バットにはグラスコンポジットチューブラを採用し軽量化につながった。
またセクションごとに異なる素材の融合だけに、センターカット2ピース化が可能になり携行性もアップ。
では逆にフルソリッドらしいキレイな曲がり、「テイルウォークのタイラバロッドらしさ」については問題ないのか…という部分。
やっぱりテイルウォークらしかった

実は、バットセクションのグラスコンポジットチューブラのプリプレグを、ティップ~ベリーセクションのフルソリッドと同様の縦方向を主体に巻いているそうだ。前後のセクションが同一の繊維方向となることで、異素材ながらも継ぎ目を感じさせない、実に滑らかなカーブを描く。
軽くなり、携行性もアップ。なおかつ〝らしさ〟を感じさせるタイラバロッドとなって完成した。

お得なのは今!
でもきっと…お高いんでしょう。パーツから何からお高くなっている現在、もはや各種釣具の値上がりには驚かなくもなってきている昨今だが、逆に驚きます。
なんと、全機種22,000円。
ただし、これは2025~2026年限定の「トライアル価格」をタイゲームSDが設定しているから。これは単なるキャンペーンではなく、「まずは使って、この感覚を知ってほしい」という開発陣の強い意志の表れだ。
全6機種のベイトモデルを展開。ガイドはオールSiCリングでスパイラル設計。


リールシートには操作性の軽快さを後押しするPULSを採用。

| モデル | 全長(ft.in) | 継数 | 仕舞寸法 (cm) |
ロッド自重 (g) |
適合ルアー (g) |
適合ライン(PE) | 本体価格(税別) |
| C510XUL/LSL | 5’10” | 2 | 93 | 135 | max 180 | max 0.8 | 22,000 |
| C510UL/LSL | 5’10” | 2 | 93 | 136 | max 200 | max 1.0 | 22,000 |
| C67UL/LSL | 6’7″ | 2 | 105 | 145 | max 200 | max 1.0 | 22,000 |
| C67L/LSL | 6’7″ | 2 | 105 | 146 | max 220 | max 1.0 | 22,000 |
| C67ML/LSL | 6’7″ | 2 | 105 | 157 | max 230 | max 1.2 | 22,000 |
| C67M/LSL | 6’7″ | 2 | 105 | 162 | max 250 | max 1.2 | 22,000 |
期間が過ぎれば適正な価格となる。リアルにお値段以上の価値で手にできるのは今。トライアル価格が設定されている間に、よきご決断を。
テイルウォーク公式「タイゲームSD」詳細ページはこちら




























































