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【足で稼いで変化をつける】港湾部のアジングで“1尾でも多く釣る為”のポイント選びとアプローチ

寄稿:P!NKO
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皆さんこんにちは。

アクアウェーブ・フィールドテスターの“ピン子”でございます。

ようやく気温も30度を下回るようになり、ナイトゲームでは長袖を着ようかなとクローゼットからジャケットを出してきましたが、ジャケットが縮んだのか? ファスナーがなかなか閉まらないピン子でございます。

ワタクシのホームグランドの博多湾奥のアジも最盛期を迎えておりまして、体高のある、わたくし同様脂の乗ったアジが連日釣れております。いわゆる港湾部でのナイトゲームの釣りになるんですが、ワタクシなりのアプローチをお伝えできればと思います!

P!NKO(pinko) プロフィール

博多湾奥アジミーティングの首謀者。OLYMPICフィールドテスター。Aqua Waveフィールドテスター。

ポイント選びの基準

まずポイントですが、これが一番重要です。

どこでも釣れるワケではなく、アジが集まりやすい場所にはそれ相応の理由があります。キーワードで言えば“常夜灯、地形の変化、潮がよどむ場所”などがありますね。

港内にアジが入っていたとしてもアジが多い所、少ない所、全くいない所がその日のその時間、その時、レンジで変わってきます。アジングの場合、エサでアジを寄せて釣るワケではなく、アングラー側から積極的にアジに会いにいく必要があります。

なので、アジがあの辺りに居そうってイメージをキーワードを踏まえて構築していきながら、現場で検証し、攻略していくところにアジングの魅力があると思っています。

見えない海中を立体的にイメージしていく妄想力を膨らませて、アジの口元にワームを運ぶことが釣果を伸ばすカギになるワケです。

実釣開始

ということで実釣に移っていきますが、季節は10月中旬の博多湾奥エリア。釣れるアジのサイズは15cmがアベレージでMAX18cmくらい。

使うタックルは…

ロッド:コルト(23GCORS-592XUL-S)【オリムピック】

リール:スピニングリール(1000番)

ライン:エステルライン(0.3号)

リーダー:フロロカーボンライン(0.8号)

ジグヘッド:A.W.ロックヘッド(0.6g/#10)【アクアウェーブ】

ワーム:ピラピラ ピラリン2.1in(スリット2つ分カット)【アクアウェーブ】

でございます。

ピラピラ ピラリン2.1in

アクアウェーブ公式「ピラピラ ピラリン2.1in」詳細ページはこちら

A.W.ロックヘッド

アクアウェーブ公式「A.W.ロックヘッド」詳細ページはこちら

当日は風がなかったのでメインラインはエステルラインの0.3号をチョイスしていますが、このサイズのアジなら0.2号で問題ないです。 ただ、いまの時期は中型のシーバスがゲストとして釣れるので、念のため0.3号にしています。

それではお目当てのポイントに移動して釣りを開始します。

常夜灯の効いたメジャー場に行くも…

常夜灯がズバーンと効いた護岸で、実績の高いポイントなんですが、驚くほどアタリがありません…あまりにアタリがないので、少し離れた所にいた先行者の方に話しかけてみると、昨日までは良く釣れてたとのこと。出ました、昨日まで釣れてたパターン。

釣りをしていて、一番耳にするフレーズですね。

潮通しの良いエリアから奥まったポイントへ

「昨日来れば良かった」と嘆いても時間は戻せないので、潔く場所チェンジ。

経験上このフレーズを聞いて、良い思いをしたことがないので…ということで、先程のポイントは潮通しの良いエリアで流れの中が不発でしたが、奥まったポイントでアジが溜まってんじゃあねぇかと思い、少し場所を変えて流れがほとんどなさそうな最奥部で様子をみます。表層には60cmくらいのシーバスを数尾確認。←釣りたい。

…次はシーバス獲れるタックル準備しとこうと心に決めました。

ボトムからリスタート

表層にこの魚がいる場合、アジは大体下のレンジにいることが多いです。

ですので、ボトムからスタートしていきます。

キャストについては0.6gなどの軽いウエイトを使う場合、投げづらいとカナリ感じたりスカスカして投げにくいと思われることもあるかと思います! ピュン!っと早いスピードで振り抜けば遠くに飛ぶってこともなく、リグのウエイトをシッカリベリー付近にのせてあげて反動で飛ばすイメージでキャストするとキレイに飛びます。

この辺りはワタクシの語彙力では文字にできないのでアクアウェーブの動画などで見ていただければ…キャストしてからは、サミングしながら糸ふけが出ないようにケアしてあげて、ボトムまでラインをフリーで出していきながら落としていきます。

ボトムを攻める際のジグヘッド操作

この時にラインを張らず緩めずのテンションを保った状態にしていればフォール中のアタリも取れちゃったりします。イメージとしてはティップから海面までのラインがピーンと張った状態ではなくノの字を描くような軌道を意識すると良いですね!

ボトムにつくとノの字を描いたラインがフワっと緩みます。ジグヘッドの軌道は以下を意識していただくとイメージもしやすいと思いますよ。

①テンションを張っているとティップを支点に自分の方向へと沈みながらカーブフォールしてきます。

②テンションを抜くと真下に近い形で沈んでいきます。

実際には風や潮の向きで上記通りにはなりませんが、イメージとしてはこんな感じです。ボトムを中心に広範囲を探りたい場合は②を選択して、よりボトムを長い間攻めれちゃうワケです。またレンジキープは①でカーブフォールしている状態から沈まないように持ち上げるイメージで…

③ロッドを立てていくサビく方法

④リールを巻いていく方法

があります。ワタクシの場合は風が強いとラインを取られるので④を使いますが、通常は③を使います。理由は③の方が海中の潮を読みやすいと感じるからですね。

潮が重くなるスポットを見つけたり、抜けアタリを取りやすいというのが大きな理由になります。脱線し過ぎてなかなかアジまで辿り着きませんね…。

ボトムに着底したら、30cmほどリフトアップしたらロッドを立ててレンジキープ。 ロッドが真上を向いたら倒して糸ふけをとり、またロッドを立てていきます。

待望のバイト

これを繰り返していると、コッというアジのアタリが!

アタリを感じたらクンッと軽く合わせてレギュラーサイズのアジが口を使ってくれました! やっぱボトム周辺がアツいスポットだったようですね!

同じフローでほど良く釣れます。この再現性もアジングの魅力ですね。

ある程度満足したのであと1尾釣ったら帰ろうかーという話を釣友としていると、ずーっと釣れ続けていたアジが21:00の潮止まりでピタッとアタリがなくなりました。

アタリが止まった時の対策/いるけど口を使わない場合

あと1尾…

と口に出してしまった手前、このまま帰るわけにはいきません。

さっきまでいたアジがキレイにいなくなってるというより、いるけど反応しなくなったと想定して、漂わせるレンジキープでダメなら、何かしらの変化をつけてやることにしてみます。タンタンタンっと早い動きを入れ、フォールで食わす作戦に切り替えると、またアジからのアタリがありました!

場所変更、作戦変更がバチっとハマり満足したので、再現性があるか確かめるためにもう2、3尾釣って終了となりました。アングラーが言う「あと1尾、あと1投」ほど信用できないフレーズはない、と改めて実感する釣行となりました。

秋のベストシーズン、足で稼ぐ、変化をつけるが実践できれば色んな場所で対応できるのでオススメでございます!

関連動画もぜひチェック

出典:YouTubeチャンネル「Viva / Aquawave Lures」

AquaWave(アクアウェーブ)

兵庫県三木市を拠点とするソルトウォータールアー専門ブランド! アジング、メバリング、タチウオゲームなどのワーム、プラグ、ジグヘッドなどを主体に現場密着系アイテムを続々と輩出中!
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