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【クランクとポッパーの融合】スティーズクランポ81F、宮嶋駿介の〝夢〟がカタチに

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宮嶋駿介の初監修ルアー「STEEZクランポ」

クランクとポッパーの融合!?

ミヤシこと宮嶋駿介(みやしま・しゅんすけ)さんが、初監修をしたバスルアーが「STEEZクランポ」。このプラグ、クランクとポッパーのイイところ取り、どちらの役割も果たせる…。そんなところから、クランクとッパーから取り、クランポとネーミングしたそうな。

スティーズクランポ

サイズ(mm) 標準自重(g) タイプ 標準装備フック 標準装備リング メーカー希望本体価格(税別)
81 7.9 フローティング サクサス加工トレブル#8 #1 2,000円
宮嶋駿介 愛称:ミヤシ

宮嶋さんはJBトップ50にも参戦し、YouTubeチャンネル「カスブラ」でもバスフィッシングのコア話や周辺のオモシロネタを配信している。

ちなみに「カスブラ」とは霞ブラザーズを略してカスブラというわけで、宮嶋さんは霞ヶ浦水系を得意とするバスアングラーだ。

そんな宮嶋さんがクランポを駆使して霞ヶ浦水系を攻略したのが以下の実釣動画。

エビ食いバスへの切り札として…

まずスティーズクランポとは一体どのような考えから生まれたものなのか。

宮嶋さんは「シンプルに、エビパターン…エビ食いのバスを攻略できるルアーが欲しかったんです」と話す。エビパターンのルアーといってもソフトベイトからプラグまで色々とあるが、その中で、自身が使っていて熱くなれるトップウォータープラグにしたいと思ったそうだ。

△夢で原型を見た!?というスティーズクランポ

元々エビ食いバスを攻略するトップでは、ポッパーやプロップベイト系を好んで使っていたという宮嶋さん。自身の監修ルアーを託された際、実は最初は苦労したんだとか。満足のいくアクション、オリジナリティ…なかなかコレだというものにたどり着かなかったそうだ。

撮影時の小休憩、とある中華料理屋で「ところでどうしてクランクとポッパーのハイブリッドを思いついたんですか?」と尋ねたところ、なんと神のお告げ!?があったそうな。

宮嶋さんご本人によれば、とある日、クランクとポッパーを繋げたルアーを動かしている夢を見た…と。にわかには信じられない話だが、釣りの神様が悩める若人に助け舟を出したのかもしれない。

△後方にはカップを設けたボディがジョイントされる。このカップが移動距離を抑える役目を果たすとともに、アクションによりポップ音を出すポッパーらしい使い方も可能にする

そこからも紆余曲折しながらも、「夢」は現実に。リップ付きボディを前方に、後方をカップのあるポッパー形状にした81mmという小さなジョイントルアーが誕生。サイズ感はもちろんエビを意識したところ。

最大の特徴は移動距離を抑えた180度ターン

スティーズクランポのアクションの特徴は何か。

まずひとつ目が180度の首振りターン。リアボディをポッパー形状にしたことで、適度に水をつかむ。ジョイントボディの前方では、キレよく動こうとする。この動こうとする力と適度なブレーキの塩梅が絶妙で、しっかりと180度首振りをするのに、前のめりにならない。ピンポイントで長く魅せてくれる。

なおかつポッパー形状の利点もあり、強い水押しでアピールしてくれる。もちろん水面で使えばポップ音やスプラッシュを出すことも可能。

実際に動画をご覧頂ければ幸いですが、強い水押しだけれどホント柔らかい動き…といった感じで、その場をネチネチ誘っていけちゃうんですよね!

リップにはサーキットボードを採用したことで水切れもよく、アクションは軽快。軽い力で動き出し、その動き出しのレスポンスも高い。

扱いは簡単、多彩なアクション

連続トゥイッチではキレイな180度ターンをしてくれるスティーズクランポ。アクションレスポンスのよい前方ボディ、ジョイント部の可動域の広さ、後方ボディのポッパー形状、それらのバランスがバツグンだからこそ。

ロッド操作次第で様々なアクションが出せるのも魅力だ

そしてアクションの多彩さも魅力。

実はクランポは180度首振りターンだけではない。水面直下のタダ巻きではベイトフィッシュライクな生命感あるアクション。小幅でカクカクしないヌルヌルの、まさに小魚って感じのアクションは見ていても楽しい。そして、そんな細かなアクションで引いてきた際、動くけれどもトレースコースを外さないのも特長だ。

△水面直下のタダ巻きでは、ベイトフィッシュライクなアクションも

だからアングラー次第で複合的なアクションでバスを騙すことが可能。シンプルにトゥイッチor巻きか…という二択だけでなく、トゥイッチで180度ターンで見せておいて、巻きで逃がす…みたいな誘いもOK。そして、オープンウォーターやストレートな護岸際、カバー際など、狙うシチュエーションによって自身にとっての最適解と思えるアクションを複数こなすことができるのがクランポのメリット。

加えて、その操作に難しいところはナシ。基本的なロッドアクションができれば、誰にでも同じようにアクションが出せるのも特長。

宮嶋さんは、そもそも誰が使ってもクセがなく同じように高水準なアクションが出せるルアーを作りたかったと話してくれた。

△ちなみに、「なるほどなぁ」と思ったのが前方のフック。前方だけスイベルフックアイとなっている。この手の釣りはどうしてもバレやすさと隣り合わせでもあるけれど、スイベルアイにすることでフッキング時の追従性を高めている。フックは信頼のSaqSas(サクサス)仕様

もうひとつ、宮嶋さんが「使っていて楽しい、そう感じてもらえるルアーにしたかった」と話すように重要視していたのが「楽しさ」。確かにスティーズクランポ、なんかこう…色々と〝こんな使い方はどうだろう?〟って試したくなるルアーなんですよね。

あ…ちなみに、撮影の小休憩中に、スティーズクランポをネットでポチッたのはここだけの話。

トゥイッチよし、巻きよし、扱い簡単なクランポ。気になる方はチェックしてみてください!

ダイワ公式「スティーズクランポ」詳細ページはこちら

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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