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サーフゲームで求められる粘りとパワーを徹底的に強化し「ネッサ エクスチューン」が5年ぶりにモデルチェンジ!

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水温も徐々に下がりサーフゲームが盛り上がるシーズンにいよいよ突入!

そんなハイシーズンに向けて、2025年に5年ぶりのモデルチェンジを遂げた「ネッサ エクスチューン」を今回はご紹介!

25ネッサ エクスチューン【シマノ】

発売中

サーフゲームで求められる軽快な操作性と強靭な体幹を両立し、なおかつ1本で幅広い戦略をカバーする高い汎用性を備えた「ネッサ エクスチューン」。

シマノの先進テクノロジーをふんだんに盛り込み、基本性能のさらなる向上を見据えたうえで、タフなサーフを征するためのパワーと粘り強さを徹底的に強化しています。

 

 

シマノ公式「ネッサ エクスチューン」詳細ページはこちら

品番 全長(ft.) 全長(m) 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) ジグ(g) プラグ(g) PE(号) 本体価格(円)
S100M 10’0″ 3.05 3 106.7 170 MAX 45 10-40 0.8-2 72,000円
S1010M+ 10’10” 3.3 3 114.9 190 MAX 50 12-45 0.8-2 75,000円
S110M/MH 11’0″ 3.35 3 116.8 191 MAX 58 12-54 0.8-2 76,000円
S108MH 10’8″ 3.25 3 113.3 184 MAX 58 12-58 0.8-2 75,000円
S110MH+ 11’0″ 3.35 3 116.8 192 MAX 68 12-62 1-2.5 77,000円

PE時代を見据えたこだわりのガイドセッティング

バットガイドには、PEをメインラインとしたキャスティングを見据えて開発されたXガイド タッチフリーチタン(バット部)を採用。

これによるメリットは3つ。

ブランクスタッチの抑制、ガイドに対する糸抜けの向上、そしてそれらの相乗効果によるトラブルの激減。バットガイドガイドのみならずティップセクションのガイド配置適正化も相まって糸絡みを抑制し、チャンスにおけるミスキャストのリスクを軽減。また、感度に直結する軽量化を目的にガイドは全てチタン製を採用。ロングロッドでも先重りせずに軽快なキャスト・ロッドワークをサポートします。

進化した高耐久・高強度ブランクス

ブランクスはシマノ独自の基本構造スパイラルXコア+強化構造のハイパワーXに加え、T1100Gを採用し粘りを付与した高強度・高耐久が特長。

年間釣行回数100日を超えるようなヘビーデューティーなサーフアングラーのニーズを満たす、より強く、粘るブランクスに進化しています。

一本芯の通った強さと同時に、ネジレにくさ、ツブレにくさを併せ持ち、曲げ込むほどに発揮される粘りも備え、波、風、大型魚の引きなどあらゆる方向からの負荷が想定されるサーフゲームにおいても盤石の対応力を発揮。

新採用のマルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)

ブランクスの性能を最大限に引き出しているのが新採用のマルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)

3ピースロッドの特性をより活かし、各ピースセクションに適材適所のシマノ独自のブランクスデザインを施すことで強度と軽量化を実現。

今回の「ネッサ エクスチューン」では、細くてつぶれにくい#1にはハイパワーXのみを搭載して軽さと感度を追求。

負荷が大きく軽快さのなかにも体幹の強さが求められる#2はスパイラルXコア+ハイパワーXでティップからバットへと続くスムーズなパワー伝達を重視。

さらにメインパートの#3にもスパイラルXコア+ハイパワーXを搭載し、キャストからファイトまでより大きな負荷が掛かる局面でのパワーと粘り強さをアシスト。

そしてネジレにくい太径のハイレゾタイプのモノコックグリップはスパイラルXコアを搭載し、感度に紐づく軽量化を実現しながら、つぶれに対する強度を達成。求められる性能を無駄なく配置することで軽快かつパワフルなブランクスを追求しています。

ネッサ専用モノコックグリップコンセプト

コントロール性や感度、バランスなど、最終的なロッドの完成度を左右するグリップ部には、ネッサロッド専用設計のハイレゾカーボンモノコックグリップを採用。

ネッサ専用のモノコックグリップコンセプトが目指すのは、第一に握っただけでキャスト時の方向性を認識可能で、キャストコントロールの向上をサポートするキャスコングリップの役割。

投げるたびに手元に集中せずとも、自然に最適なグリップに導く形状で例えば視界の効かない夜明け前のサーフにおいても正確でまっすぐ安定したキャストの実現を追求。

第二は脇挟み時の安定感の創出。今作ではラウンド形状のモノコックと比べて最大59%もの接地面積拡大を実現、リトリーブからファイトシーンまで、脇挟みを多用するサーフゲームの各シーンにおいて快適かつ安定した保持を可能にしています。

固定しやすく外しやすいスクリューロックジョイント

ロッドのすっぽ抜けやロッド本体の不意な破損といった、マルチピースロッドの課題を克服するためにブランクス同士の継目をねじるようにしてつなぎ合わせるシマノ独自のテクノロジー「スクリューロックジョイント」を採用。

これにより継目に生じるガタツキや使用中に生じるズレが軽減され、不意な破損や継目の固着を防止。

サーフにおける遠投性能を達成するために歴代ネッサシリーズではAR-Cの設計思想である3ピース・並継設計を安心して活かすためにもスクリューロックジョイントは重要なテクノロジーとなっています。

 

また、付属する専用のアジャスターベルトを使用することで、確実にブランクスを緩みなく継ぎ合わせることが可能。

追従性の高いソフチューブトップ(S110M/MH)

S110M/MHにはソフチューブトップを搭載。チューブラの高感度をそのままに、追従性の高いティップによって、引き抵抗の少ないシンキングペンシル等のルアーも扱いやすく、サーフの風や離岸流を活かしたドリフトテクニックにも高度に対応が可能。

テスターインプレッション

進化を遂げた粘り強さと操作性。強烈なオオニベの引きにも安心して挑むことができた

堀田 光哉 MITSUYA HOTTA

新しくなったネッサエクスチューンは、ティップ、ベリー、バットの各セクションが粘り強くしなやかに曲がるのが特徴です。軽快さも備えているため、ファイト時には主導権を握りやすく、ルアーの繊細な操作もしやすく仕上がっています。

実際にオオニベを釣り上げた際は、S108MHモデルを使用しました。ファイト中は、オオニベの強烈な引きに対して、ロッドがその分だけしなやかに追従してくれました。特に、首を振ってルアーを外そうとする動きには、ティップが揺さぶられがちですが、このロッドのベリー部分がクッションのように機能してくれたおかげで、バラシを防ぎつつ、落ち着いてやり取りすることができました。もちろん、バットにはしっかりとしたパワーがあるため、引きに耐えていれば、ロッドの復元力で魚を浮かせることも可能です。

テクノロジー面では、ハイレゾタイプのカーボンモノコックグリップにより、感度が向上し、キャスト時の方向性も定まりやすくなっています。また、Xガイド:タッチフリーチタンを搭載したことで、ラインへのダメージが軽減され、気持ちの良いキャストフィールも実現。さらに、ティップ部のガイド数が1つ増えたことで、ライントラブルの抑制にもつながっています。不意のランカーサイズや貴重なナブラ攻略など、さまざまな状況に安心して挑める、信頼性の高い一本だと思います。この一本を信じて、ぜひ貴重な一尾を掴み取ってください。

出典:シマノ公式HP

 

 

足元を丁寧に探れる操作性が魅力。穏やかなサーフにぴったりの1本

黒田 寛亮 HIROAKI KURODA

私は、ラインナップの中でも最も短いモデルであるS100Mをメインに使用させていただきました。主に釣行したのは岡山県の瀬戸内エリアのサーフで、このエリアは年間を通して波がほとんどなく、非常に穏やかなポイントであることが特徴です。

こうしたサーフでは、極端な遠投は必要ないため、足元付近を繊細に狙えるショートモデルのロッドが活躍します。実際にヒラメを釣り上げた際も、足元付近のボトムを丁寧に探ってのヒットでした。魚とのやり取りでは、ブランクスの粘り強さがしっかりと感じられ、主導権を渡さない安心感のあるファイトが可能でした。

もちろん、ブレイクラインを狙いたい場面ではしっかりと遠投も可能で、新たに搭載された「Xガイドタッチフリーチタン」の効果により、スムーズでトラブルの少ないキャストフィールを体感できます。私がメインで使用したS100Mは、瀬戸内エリアをはじめとした波の穏やかなフィールドで特に使いやすさを発揮するロッドです。ぜひこのロッドとともにサーフへ足を運び、ヒラメとの出会いを楽しんでいただきたいですね。

出典:シマノ公式HP

ラインナップ

ラインナップは、全5機種。

S100M

・QUICK RESPONSE MODEL

操作時のレスポンスに特化した10’0’’レングス。ポイントを細かく探るシャープなロッドアクションと脇挟み操作時のホールド感を追求したリールシート長。これにより、ハードプラグのみならずジグヘッドワームを用いたダート&フォールのテクニックに高次元対応。港湾のミオ筋や急深サーフのブレイクライン、河口域の細かな地形変化などのショートスポットを的確に攻略可能。

S1010M+

・STANDARD MODEL

サーフにおける総合力を追求。9㎝クラスのシンキングペンシルから40g前後のメタルジグまで、幅広いルアーウエイトに対応し、全国の幅広いサーフゲームシーンにおけるスタンダードなレングス・パワー。様々な状況への守備範囲が広いため、釣り場の傾向やシーズナブルパターンが読めない、激戦区のサーフにおいてB級・C級ポイントを選択せざるを得ないシーンなどでアングラーを後押し。

S110M/MH

・RETRIEVE&DRIFT MODEL

ティップには[ソフチューブトップ]を搭載し、シンキングペンシルやジョイント系ルアーなど引き抵抗の少ないルアーの感知力を追求。高いティップの追従性を活かし、リトリーブのみならず潮に乗せてのルアードリフトなどのテクニカルなアプローチにも対応。一方で、バットパワーはMHパワーなので重量級ルアーのキャストや大型フラットフィッシュの動きを抑制し、主導権を握ったファイトを可能に。

S108MH

・AGGRESSIVE MODEL

レスポンスの良いキャストとプラグ・メタルジグに対して切れのあるジャーク&フォール等の操作バランスを追求したレングス設定。MHパワーのブランクスは重量級のプラグ・メタルジグのロングキャストが可能なだけではなく、大型のフラットフィッシュはもちろん、青物が優勢な時期のサーフシーンにおいても余裕のパワーで手返しの良いファイトを可能に。

S110MH+

・FULL POWER MODEL

シリーズでもっともパワーのあるブランクスにロングキャストを可能にするロングレングスを融合したパワーロッド。40~50g前後のプラグおよび60gを超えるメタルジグを軽快にフルキャスト可能であり、ファイトにおいては夢の10㎏クラスのブリ、メーターを超えるオオニベ、80㎝を超える大型ヒラメなどサーフに潜む夢の大物との真っ向勝負が可能。

関連動画はこちら!

Vol.19 Impression × ネッサXTUNE ―堀田光哉が冬期宮崎サーフで新製品ロッドの“インプレッション”について語る【ネッサ】

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

Vol.21 Impression × ネッサXTUNE ―黒田寛亮が岡山サーフで新製品ロッドの“インプレッション”について語る【ネッサ】

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

以上、5年ぶりにモデルチェンジとなる「ネッサ エクスチューン」のご紹介でした!既に店頭にも並んでいるので気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。
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