ボートシーバスにおいて、東京湾しかり、ぼちぼちコノシロパターンが気になる季節?
そんなビッグベイトゲームだけれど、「デカい」ということがそもそも武器になりシーバスを呼ぶケースも多い。
そうしたルアーをある程度キャストすることはもちろん艶めかしく泳がせること、ビッグベイト向きのロッドにはそうした要素が不可欠。
TENRYU「ベイブレイズ」の中で、オフショアビッグベイトシーバスにマッチするのは?
豪快なイメージのあるルアーサイズとは裏腹に、投げた先で時にネチネチと…操作性が求められる。
そこでご紹介したいのがテンリュウの「ベイブレイズ」にラインナップされる異端児、「BBZ601B-XXX」。
ベイブレイズ自体はオフショアでのシーバスを軸に、サワラブレードジギング向けモデルなど、オフショアキャスティングのライト寄りからヘビー級まで対応する全8機種の展開。
その中で、ベイトロッドのBBZ601B-XXXはXXX(トリプルエックス)という機種名通り、ルアーMAX 200g対応の剛竿。しかし、単なる「硬い棒」ではないのがテンリュウらしさ。
モデル | タイプ | レングス | 継数 | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (lb) |
ライン (PE/号) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス(%) | 本体価格(税別) | 022109 |
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BBZ601B-XXX | ベイト | 1.83m[6’0″] | 1 | R | 183 | MAX 200 | MAX 80 | MAX 5.0 | 315 | 2.4 | 147 | 95/5 | ¥44,000 | 022185 |
ティップにかけての絶妙なしなやかさ
例えばだが、メガドッグやダウズスイマーなど、キャストするとルアーウエイトがしっかり乗ってキャストしやすい。ブランクスの収束も早く、少ない力で反発力を活かして弾き出せる。
実際に目にすると、予想以上に華奢な印象を受けるのだが、バットパワーはバツグンで、むしろ軽量感はそのまま高い操作感にもつながる。
ショートで、ある程度のしなやかさを持たせた理由
ヘビープラグを快適に投げられるだけでなく、ビッグペンシルのドッグウォークなど、移動距離を抑えたネチネチ系アクションも絶妙なロッドティップのしなやかささで行いやすい。
そしてBBZ601B-XXXという機種名の601という数字は6フィートのワンピースであることを表すのだが、例えばショアのシーバス用で考えるとやや短く感じるかもしれない。ただし、ボートシーバスと考えるとメリットも大きい。ルアーのアクション時にストロークを小さく細かくイメージした通りに動かしやすい点がひとつ。また、ガイド船などでは喫水が低い場合もあるが、そうした場合でも取り回しに優れる。

△こちらはBBZ601B-XXXとは異なる機種だが、C・N・Tは全機種共通でコンポジットされている。
そうしたテクニカルな操作で掛ければ、あとはテンリュウテクノロジーのC・N・T(カーボンナノチューブ)がコンポジットされたブランクスで粘り強く、オートマチックに浮かせてくる。この時に絶妙なしなやかさのティップセクションはバレにくさも後押ししてくれる。
ただ硬いだけではなく、曲がる必要がある部分は追従性が高い。
パワー一辺倒ではないロッド
ガイドはオールチタンフレーム・SiCリングのKガイドで、こちらの機種に関してはMAX・PE5号までの使用を想定したリング径。太糸を組んだ時の放出もスムーズだ。ベイトモデルはPTSをリールシートに採用している。
BBZ601B-XXXはパワー一辺倒のロッドではなく、ビッグプラグをテクニカルに操り、モンスターを仕留めるための専用機。
ビッグベイトでのランカーを夢見る皆さん、チェックしてみてはいかが?
ちなみに、先にも触れた通り、穴撃ちモデルから今回のようなビッグベイトモデルまで揃うラインナップも魅力となっている。
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