近年、関西エリアなどで流行りのフロートアジング。
地域の特性もあってか、かなり重量のあるフロートを大遠投するスタイルが主流となっています。
これからフロートアジングを始めようと思っている方はそのセッティングなど悩まれている方も多いかと思いますので、今回は記者的ベストセッティングをご紹介!
関西エリアのアジンガーの方はぜひご参考に!(記者の個人的セッティングなので参考程度に…)
主流はシャローフリーク エクスパンダ
まず、メインのフロートですが、主流となっているのがアルカジックジャパンから登場している「シャローフリーク エクスパンダ」。
かなり重量のある大型のフロートであまり馴染みのない方からすると、こんな重いフロートと使うのか!と思われる方もいるかと思いますが、このフロートを大遠投して沖の流れを探るのが現在の主流となっています。
タイプはフローティングとダイビングがあり、ここは人それぞれかと思いますが、記者はフローティングタイプをメインに使用。
ちなみに今年の春に登場したジャングルジム×アルカジックジャパンの「飛バッシュ!MAXBET」はカラーがオレンジで魚に警戒心を与えないノングロータイプとなっており、こちらもオススメです。
そしてこのフロートを投げるとなると、もちろん通常のアジングタックルではパワー不足。
そこでパワーのある硬めのライトゲームロッドやエギングロッドのML、ソリッドのシーバスロッドなどがオススメ!
釣具屋で働いていた記者が実際にオススメしていたロッドでいうと…シマノの「ディアルーナ S86L-S」が、ソリッドティップ搭載でパワーもあるので初心者でも安心してキャストできるので使いやすいです。
また、このフロート専用に設計されたロッドも登場しており、記者が実際にフィッシングショーで触って気になっていたのがマグバイトから登場している「ユナイツ 80M EXPLOSION」。
沖に潜む”デカアジ”にフォーカスしたフロートアジング専用モデルで、超こだわって作られているので気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
リールはロッドに合わせて2500~3000番あたりを使うのがいいかと。メインラインはPEの0.6号にリーダーは8lb。フロートを本気で遠投すると恐らく100mくらいは飛距離が出るので、ライントラブルがあった時を考えて200mくらいPEラインを巻いていたら安心です。
フロートの接続にはスイベルがオススメ!
フロートアジングをする上で、1番の悩みどころがフロートの接続方法。
人それぞれのセッティングがあるかと思いますが、どうしたらいいか分からないという方はとりあえずジャングルジムの「キャロ・フロートスイベル」を使用するのが間違いないかと!
サイズはSサイズを使用しています。これを使えばスイベルにラインを結ぶだけで簡単にフロートをセットすることができ、釣り場でもスムーズに釣りを始めることができます。
1つ注意点としては、このスイベルの使う場合、スイベル自体も重さがあるのでその重さを考慮したうえでフロートの残浮力を考えないといけないというところ。これは後程ジグヘッドのウエイトと合わせて解説しますね。
フロートの下、スイベルからジグヘッドまでのリーダーは基本的に4lbを使用。手前の根が荒かったりしてラインブレイクが心配なポイントでは6lbに上げています。
フロート下のリーダーの長さはというと、これも人によって違うかと思いますが、記者は約1ヒロと少し長めのセッティング。ここが長いとややキャストしずらいのですが、長めにした方がより自然に流せて食いがよい気がしています
ジグヘッドは0.6gを基準に!
使用するジグヘッドのウエイトは0.6gを基準に0.3~1.2gを状況によって使い分け。小型のスナップで接続しています。
最初に何gから始めればいいのか分からないという方は、とりあえず0.6gから始めれば間違いないです。
記者的には、あまりレンジを入れずに沖を流していきたい時に0.3g、水深があるエリアは0.8~1.2gを使い分けるというイメージ。
ジグヘッドの種類は色々なものを試していますが、最近のお気に入りはダイワの「月下美人アジングジグヘッド」と「月下美人バチコンジグヘッド」。
特に「月下美人バチコンジグヘッド」は、素材が鉛ではなく低比重な錫(スズ)製となっており、よりナチュラルにワームを漂わせれるのと、尺アジ以上のサイズでも安心な太軸タイプがラインナップされているので、昨年からよく使用しています。
とはいえジグヘッドは完全に好みなのでぜひお気に入りのジグヘッドを見つけてみてくださいね。最近は各社からフロート専用のジグヘッドも登場しているのでそちらも要チェックです!

ジャングルジムのアトムヘッド

マグバイトから2025年10月発売予定のバチコンフロートジグヘッド
ちなみに、今回紹介したセッティングで行くと「シャローフリーク エクスパンダ」のフローティングタイプの残浮力が0.6g、それに「キャロ・フロートスイベル」Sサイズの0.32g+スナップの重さ+0.6gジグヘッド+ワームの重さが加わるので水中ではリグがゆっくりと沈んでいくイメージです。
記者的オススメワーム
最後に使用するワームですが、3inchがメイン。広大な沖の流れの中からまずワームを見つけてもらうことが大切なので、ボリュームのあるワームを使うことが多いです。
記者的のお気に入りは、マグバイトの「ブーティーブースト 3inch」やジャッカルの「ペケリング 3inch」、レインズの「ファットアジリンガーPro」などなど。
初心者で何を選べばいいか分からない!という方はとりあえずケイテックの「イージーシェイカー 3inch」を使うのが間違いないです(笑)。
参考動画はこちら!
実際にどんな釣り方かイメージが分からないという方はこちらの動画をチェック!
こちらの方の動画もかなり参考になるのでぜひ!
普段のジグ単アジングと違って、大海原に大遠投して沖の流れの中からアジを釣るフロートアジング。メチャクチャ面白いので皆さんもぜひチャレンジしてみてくださいね。