2018年に初のφ32mm SV LIGHTスプールを搭載し、並木敏成さん監修で登場した「SV LIGHT LTD」。
「ベイトフィネス機に近づけながらも、SVのアドバンテージが欲しい」という並木さんの想いを形にした、ライトバーサタイルリールとなっていました。
それから8年、新たなφ32mm SV LIGHTスプールを搭載し、後継機となる「26スティーズ SV ライト TW」が遂に登場します!
26スティーズ SV ライト TW【ダイワ】
”究極のライトバーサタイル”「26スティーズ SV ライト TW」。
キャスト後半の伸びを実現させるSV BOOST、新設計低イナーシャスプール、高いライン放出性能のテーパーTWSなど、これら全ての相乗効果によって生み出されるオンリーワンのキャストフィール。
これまでベイトフィネス機種で行っていたような釣りを、太糸でも難なくこなすことができ、もちろん重量級ルアーへの対応力はそのままに。まさに究極のライトバーサタイルモデルとなっています。
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アイテム | 自重(g) | 巻取長 | ギア比 | PE(号ーm) | フロロ(lb-m) | ハンドルアーム長(mm) | ベアリング | 最大ドラグ(kg) | スプール(径mm) | スプール(幅mm) | ノブ仕様 | ノブ交換サイズ | 使用環境 | 本体価格(円) |
26STEEZ SV LIGHT TW 100H | 160 | 78 | 7.8 | 1-140_1.5-100 | 8-40~80_12-25~50 | 85 | 12/1 | 5 | 32 | 22.5 | ハイグリップIシェイプライトノブ | S | ソルト対応 | 79500 |
26STEEZ SV LIGHT TW 100HL | 160 | 78 | 7.8 | 1-140_1.5-100 | 8-40~80_12-25~50 | 85 | 12/1 | 5 | 32 | 22.5 | ハイグリップIシェイプライトノブ | S | ソルト対応 | 79500 |
26STEEZ SV LIGHT TW 100XXH | 160 | 92 | 9.2 | 1-140_1.5-100 | 8-40~80_12-25~50 | 85 | 12/1 | 5 | 32 | 22.5 | ハイグリップIシェイプライトノブ | S | ソルト対応 | 79500 |
26STEEZ SV LIGHT TW 100XXHL | 160 | 92 | 9.2 | 1-140_1.5-100 | 8-40~80_12-25~50 | 85 | 12/1 | 5 | 32 | 22.5 | ハイグリップIシェイプライトノブ | S | ソルト対応 | 79500 |
さらなる低弾道キャストと、キャストアキュラシーの向上を実現
スプールの高レスポンス化によって、さらなる低弾道キャストと、キャストアキュラシーの向上を実現している「26スティーズ SV ライト TW」。
そのキャスト性能を実現しているのが、SV BOOST×シャロースプール×テーパーTWSの3つの相乗効果によるもの。
SV BOOSTは、SVコンセプトのトラブルレス性はそのままに、スプール回転数に応じて2段階の最適なブレーキ力を瞬時にかけることで、キャスト後半の伸びが更に向上するという機構。
初速のバックラッシュゾーンに対し、瞬時に最大のブレーキ力を発揮し制御したあとで、中盤~後半にかけては二段階でブレーキ力を減らして後半の失速を抑えてくれます。
スプールは、SV LIGHTスプールを搭載。「24STEEZ SV TW」と比べると巻糸後のスプール重量は約14.8%も軽量化。
約22%の低慣性化によって、低弾道キャストを可能にしています。
素材には、マグネシウムの2倍、超々ジュラルミンの1.3倍の強度を発揮するG1ジュラルミンという特殊アルミ系合金を採用。強度を維持しつつも、圧倒的な軽量感を実現しています。
レベルワインドには「24スティーズ」シリーズから新たに搭載されているテーパーTWSを採用。
開口部のサイズを拡張したことで、キャスト時のライン放出抵抗、すなわち”無抵抗範囲”を拡張し、特殊な表面処理”DLC”を施すことでライン放出性能の最大化を図っています。
HYPERDRIVE DIGIGEAR初のギア比9.2をラインナップ
「26スティーズ SV ライト TW」では、シリーズ最速となるギア比9.2をラインナップ。
ハンドル一回転あたり92cmという巻き取り量を確保し、手返しの良さだけでなく、糸ふけの素早い回収やカバーから魚を引きはがす際にも威力を発揮。特に撃ちの釣りにおいて大きなアドバンテージとなります。
高い初期性能が長く続くことを目指し、全ての基本性能の水準を大幅に高めたベイトリールにおける次世代の設計思想「HYPERDRIVE DESIGN」を採用。
「ハイパードライブデジギア(ドライブギア+ピニオンギア)」を核とし、「ハイパーダブルサポート(ピニオンギア支持方式)」、「ハイパーアームドハウジング(筐体)」、「ハイパータフクラッチ」の、ベイトリールを構成する4つの重要パーツを、過去から培ったテクノロジーにさらに磨きをかけつつ、最先端、初搭載のテクノロジーで大幅にブラッシュアップしています。
HYPERDRIVE DESIGNの詳細はこちら
ULTIMATECASTING DESIGN
そしてもう1つの設計思想として、「ULTIMATECASTING DESIGN」も採用。
これは、アングラーが求めるブレーキ特性を決定づける「可変インダクトローター」。飛距離とトラブルレス性能を劇的に向上させる「TWS」。低慣性スプールに不可欠の高強度特殊アルミ合金、その最上グレードである「G1ジュラルミン」。そして、アングラーをメカニカルブレーキ設定のわずらわしさと接触抵抗から解放する「ZEROアジャスト」の4つの革新的技術を結集した投げの設計思想となっています。
ULTIMATECASTING DESIGNの詳細はこちら
他にも各部にこだわりが…
サブブレーキレス仕様に伴い、ゼロアジャスターを廃止し、オイルインジェクションキャップを搭載。
付属の専用工具を使用することでキャップの取り外しが可能となり、そこからピニオンボールベアリングへの注油、メンテナンスが可能となっています。
リール内部のピニオン部には、従来構造のピニオン(画像左側)との比較において、ギア強度が20%以上アップする中実ピニオン(画像右側)を採用。
強度アップは、ギアの直径アップに頼らない高剛性のギアシステムを完成させ、強度に定評のあるHYPERDRIVE DIGIGEARの回転耐久性を大幅にアップさせています。
操縦性を追求したアルミニウム製のスタードラグを搭載。
ラチェット構造も見直され、1クリックの調整音までこだわり、小刻みよく響くスタードラグ調整クリック音も実現。魚の急な突っ込みに対して、ラインシステムのギリギリの攻防を音で知らせることで、アングラーへ大きなアドバンテージとなります。
24STEEZ SV TWとの機能比較
機能名 | 26STEEZ SV LIGHT TW | 24STEEZ SV TW |
設計思想 | HYPERDRIVE DESIGN ULTIMATECASTING DESIGN |
HYPERDRIVE DESIGN ULTIMATECASTING DESIGN |
レベルワインド | テーパーTWS | テーパーTWS |
ドラグ | UTD | UTD |
ブレーキ | SV BOOST | SV BOOST |
スプール径/幅(mm) | φ32/22.5 | φ32/22.5 |
スプール素材 | G1ジュラルミン製 | G1ジュラルミン製 |
自重(g) | 160 | 160 |
巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) | 78_92 | 63_78_85 |
ギア比 | 7.8_9.2 | 6.3_7.8_8.5 |
ドラグ力(kg) | 5 | 5 |
巻糸量フロロ(lb-m) | 8-40~80_10-30~65_12-25~50 | 12-40~80_14-35~70 |
巻糸量PE(号-m) | 1.0-140_1.5-100 | 1.5-120_2-100 |
ハンドル長(mm) | 85 | 85 |
ハンドルノブ | ハイグリップIシェイプライトノブ | ハイグリップIシェイプライトノブ |
ベアリング数 | 12月1日 | 12月1日 |
ドラグ引出しクリック | 0 | 0 |
スプール対応 | 0 | 0 |
ソルト対応 | 0 | 0 |
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出典:YouTubeチャンネル「DAIWA BASS【Ultimate BASS】」
フィールドのハイプレッシャー化によってフィネスな釣りが多用される昨今。この1台があれば、バーサタイルかつフィネスルアーもキャストできるというまさに“ライトバーサタイル”。発売が待ち遠しいですね。
