皆さんこんにちは!
ルアーニュースR編集部の“いつき(インスタ)”です。

いつき(山本樹)(Itsuki Yamamoto) プロフィール
さて、いろいろな魚種を狙えて美味しく味わえる季節である“秋”!
アジ、タチウオ、サワラ、ハマチやメジロ、マダイなど…今の時期ってベイトも小魚なことが多く、四季の中でもひときわ脂が乗っていますよね!
どうせなら釣れた分、全部持って帰りたい。
ただ、ひとつ引っかかる点が…それは「全部食べきれるのか?」。魚って日持ちしない、スグに食べなければいけない…なんてイメージをお持ちではありませんか?
でも、実際はそんなことはなく、釣り場でシッカリ血を抜いて冷やし込みをするだけで、保存期間が全然違いますよ。そこで! 今回は究極の血抜き・津本式でお馴染み“津本光弘”さんに教えていただいた、釣り場での魚の処理方法を紹介したいと思います!

津本 光弘(Mitsuhiro Tsumoto) プロフィール
【究極の血抜き・津本式】津本光弘に訊いた“釣ってきた魚を日持ちさせるために”釣り場で行うべき処理
今回お伝えする内容は、専用器具を使わずにできる“血抜き処理”。
魚の種類やコンディションにもよりますが、3日~4日、または1週間ほど寝かせてもお造りで食べられるという方法。保存期間が長くなるだけでなく、現場でシッカリ血を抜くことで、釣ってきた日や翌日とはまた違う味わい方も楽しめる。
数日寝かすだけでも、甘味とモッチリ感が増して、メチャクチャ美味しくなりますよ。魚の熟成の楽しさを味わえる第一歩? 道しるべ? そんな要素も秘めた今回の方法…ぜひ興味のある方は実践してみてください!
具体的な方法を解説
詳しい方法を解説します。
用意するのはもちろんクーラーボックスと、あとは水汲みバケツとナイフ…以上!
では、工程を解説していきます。
以下画像の箇所を目がけて脳締めを行います。神経締めでもOK。
ナイフで魚のエラ膜に穴をあけて、海水を汲んだ水汲みバケツの中でフリフリ血抜き。頭を下向きに、エラ蓋を開けるように指を入れて30秒~1分振り続ける。
判断基準はエラの色が薄いピンク色になればOK。
クーラーボックスに海水7割、真水3割+氷をあらかじめたくさん入れておき、そこへ血抜きを済ませた魚を入れる。海水だけの場合冷えすぎてしまうことがあるため、先にお伝えした割合がオススメだそう。
クーラーに氷だけを入れるより、氷水に浸けておく方が冷えるそう。60度のお風呂には入れない、けど80〜100℃のサウナには入れる…的な原理(笑)。
以上が津本光弘さんに教えて頂いた釣り場での処理。
ぜひ実践してみてください!
出典:YouTubeチャンネル「究極の血抜き津本式/Tsumoto」
保存方法
保存方法に関して、僕が普段行っているのは「ピチット」を使って、腹ワタとエラを除去(腹ワタにはキッチンペーパーを入れています)した魚を包む。
その上からラップをグルグル巻きにしても良いだろうし、ナイロン袋に入れて空気を抜いて保存してもイイだろうし、僕の場合は「津本式密封パック器」を使っています。
何せ外気に触れさせずにシッカリ冷やすのがコツ。
といった感じです!(笑)。
今回紹介した処理方法で、3日4日、いけそうなら1週間寝かして、前回以下記事で紹介したお造りの旨味をもっと引き上げる方法を試してもらえれば、凄く美味しくなると思いますよ! ぜひやってみてください!
