ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

「オクラ」のヘビキャロがいまキテる!?/鹿内 慧斗のデカバス釣るならコレ“鹿”ない!

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

Galápagos連載「鹿内 慧斗のデカバス釣るならコレ“鹿”ない!」

みなさんこんにちは。Galápagosの鹿内です。

鹿内 慧斗(Keito Shikanai) プロフィール

Galápagosバスのプロデューサーとして、Graceシリーズやビッグベイトショルダーシリーズをはじめとする商品の開発を手掛ける。2012年、バス釣りが好きすぎて地元青森県から琵琶湖に移住。琵琶湖ガイドとしても活動し、人生のほとんどの時間をバスフィッシングに捧げる根っからのアングラー。

Galápagosのホームページに載っているこのルアー、知っていますか?

まさに今!釣れている「オクラスティック」という名のスティックベイト。

こんなにシンプルな形状ながら、ワインドやノーシンカー、水面高速巻きまで対応する芸達者なワームなんです。

オクラスティック」には2inchと3.2inchがラインナップにありますが、特に2inchを使ったヘビキャロはアクションがシンプルでボトムが取りやすく、そして何よりデカい魚が反応してくれるという理由から琵琶湖ガイドでも出番が多いリグなんです。

ダートしやすい、フォール姿勢が水平、小粒で食いやすいというこのワームの長所を最大限に生かした釣り方について解説します。

まずはこのアクション動画をご覧ください

出典:YouTubeチャンネル「Galápagos -ガラパゴス-」

エッジの効いたシャープなシェイプから想像できる通り、こんな感じのキレキレなアクションに仕上がっています。

最近の琵琶湖ガイドでオクラスティック2inchが炸裂!

最近の琵琶湖ガイドでは…。

こんな感じで2~4kgクラスまで、ナイスコンディションな魚が飛び出しています。

いまの狙いドコロはディープのオダや岩、ブレイクなど。真夏の暑さから解放されて食いっ気満々な今、狙うべきはモロコの溜まるスポットです。スピードが遅く群れが散りにくい、バスにとっては格好のベイト。

身を隠せる場所に留まりつつ、長距離を追わずして食えるというフィーディングのベストシーズンがまさにいまなんです。

ただでさえバスにとって食べやすいモロコ。その中でもさらに食べやすい、群れからはぐれたモロコを「オクラスティック2inch」のジャーク&フォールで演じて食わせるというのが下記で紹介するヘビキャロの釣りです。

獲るためのタックルセッティング

この釣りで使っているのは至ってシンプルなスイベルキャロ。

ラインはフロロカーボンの16~25lbを狙うシチュエーションに合わせてチョイスします。最近はハードボトムを狙うことが多いため25lbを使用。リーダーも同じ太さで、長さは80~100㎝ほど取ります。ある程度の長さのリーダーを取ることで、ダート幅とフォール時間を確保することが可能となります。

フックサイズは#1。太軸かつワイドゲイブのものを使用してください。シンカーは14~28gを水深に応じてチョイスしています。ジャーク時にシンカーが跳ねないように、水深に対して比較的重めのウエイトを選ぶのもポイントです。

リグを組む際の参考にしてみてください。

ロッド&リールのセッティング

次はロッド&リールについて。

ロッドは、2026年発売予定のAshシリーズ

まずリールは回収も早く、全力巻き合わせにも対応できるHGXGのモデルがおすすめ。

そしてロッドはリール以上に重要!

■ジャーク時にティップが入ってしまうとアクションをダイレクトに伝達できない。

■スタックの予兆を感じた際、硬いロッドならラインスラックを弾くことで初期段階の内に外せる可能性が高まる。

■ウィードを引っ張らずに切る、ポロっとハングオフさせることができる。

上記の理由からティップの入りにくいヘビーロッドを推奨します。私が現在使用しているロッドは、2026年発売予定のAshシリーズ。特に67H74XHはこの釣りにドンピシャなので、発売されたらぜひチェックしてみてください。

どう動かしたらいいの?

アクションもリグ同様シンプルで、鋭いジャーク+3~4秒ステイ。

ジャークはロッドを下に構え、横方向に強く、短く。シンカーの移動距離を抑えつつワームをダートさせるイメージです。

出典:YouTubeチャンネル「Galápagos -ガラパゴス-」

そしてフォール中のキモについて。「オクラスティック」はこう見えて?高比重ではありません。ジャーク直後は意外なほどにワームが浮いているため、ラインスラックをたっぷり出して水平フォールさせるのがキモ。

バイトはトンっ!だったりギューンと腕が持っていかれたり…。障害物周りでは即フッキングが鉄則です。このようにヘビキャロをひたすらジャークするハードボイルドな釣りですが、デカバスが釣れるからやめられない!

2025年10月末に新色が登場!

そんな「オクラスティック2inch」ですが、2025年10月末に新色が登場します!

グリーンパールシャッド

これまで釣りをする中で感じた不思議なグリーンパールのパワーを形にしました。透かすと意外なほどナチュラルで、目線によってガラッと見え方が変わるこの釣りにうってつけのカラーになっています。

メタリックシルバー

魚の艶めかしさを、今までのワームにない風合いで表現するべく誕生。シルバーパールがギラッ!ではくヌメッ…とした柔らかなフラッシングを発生させます。白とシルバーの中間的な色合いは、ベイトフィッシュの居るあらゆる状況に対応します。

以上、今が旬の「オクラスティック2inchの紹介でした!

小粒ながらもデカバス率が高い釣りなので、この秋はぜひ使ってみてくださいね。

Galápagos(ガラパゴス)

バスフィッシング・ソルトルアーフィッシング、それぞれ異なるジャンルのエキスパート達が集まり2021年に設立。 代表作「Grace240F」を始め、現場で徹底的に研鑽を積んだ逸品が光る。
釣りの総合ニュースサイト「LureNewsR(ルアーニュース アール)」