狙って釣れるデカアジング、サーフでどうですか?

せっかくなら…こんなアジングやってみたくありませんか?
一般的にアジングでイメージするサイズ感とは一線を画す、デカアジング。偶然ではなく必然、狙って大型が釣れるアジング。
サーフでデカアジング × 渡邉長士
ダイワ・フィールドテスターの渡邉長士さんが今回選んだのはサーフだ。フィールドは静岡西部、いわゆる遠州サーフと呼ばれる場所。

「釣れたらデカい。大袈裟ではなく、仮に尺アジを釣ったとしても〝30cmかぁ…〟と少し物足りない感じです(笑)。40cmを超えるアジも狙って釣れるのが、魅力ですね」と話す渡邉さん。
渡邉さんがアジングに精通したアングラーなのは周知の通りだが、現在、多くのアジンガーが漁港や堤防でのアジングだけになっているのが、やや気がかりだと。

△当日は爆風で潮流も複雑…。それでも全長35cmを優に超える大型アジを複数
少し視野を広げてみると、こんな素晴らしき世界があることも知ってほしいという思いから、今回の遠州サーフアジング。
そうは言っても…。記者はちょっと疑っていたのである。きっと簡単ではないんでしょ?
結果、確かにメチャ簡単かと言われたらそうではないけれど、では一日粘って一尾だけ…みたいな感じなのかと問われれば、決してそうではない。

実際、釣れたら小さくとも尺前後。ビビるサイズを釣って実証してくれたのだから…疑ってすみません(笑)。
ヤバいポテンシャル、遠州サーフ


△撮影翌日に渡邉さんから送られてきた写真。まさかの日が昇り切ってからの短時間。やはりベイトフィッシュが差していたとか…
ところが、サーフであればどこでも特大アジが釣れるかといえばそうではない。
デカアジが狙えるサーフの条件
大型アジが釣れる可能性の高いサーフとは? それは深場が隣接するサーフであり、ベイトフィッシュが差すタイミングがあるところ。

△撮影では37、38cmほどのサイズを筆頭に、遠州サーフのポテンシャルを見た。そして釣った魚は「どうぞ」と撮影スタッフに魚をプレゼントしてくれ、美味しく頂きました(笑)
アジは大型化するとプランクトンだけでなく、小魚を捕食するようになるという。そして、そうした大型アジは普段は沖めに棲息し、機を見てベイトフィッシュを捕食する可能性が高い。そこを遠投系リグで狙う。
地域の特色(クセ)こそあるものの、デカアジが釣れるサーフは、共通して深場が隣接する浅場(ニアディープのシャロー)である場合が多いそうだ。
このあたりは、以前配信した動画もチェックしていただければ!
大型アジが普段生活する深場があること。ベイトフィッシュがいること、またベイトフィッシュが差しやすい浅場もあること。基本的にはそれが条件になる。

最初のワカシにニヤリの理由
それゆえに、ベイトフィッシュの存在はキー。
撮影当日、まずはメタルジグ「月下美人プリズナー」13gでワカシを釣り上げた渡邉さんはニヤリ。

「今日は波がザバザバで目視では確認できませんが、ワカシが釣れたってことは少なくともベイトはいる。期待できちゃいますねぇ」
そう話し、ジグからワームへ。ダウンショットへと切り替えた。ジグヘッドには月下美人バチコンジグヘッド0.3g、ワームには月下美人アジングビーム バチコンカスタム3インチ。

すると、その後にサバがプチラッシュ。これに関しも悪くないと。「ワカシ、サバ…ときて、このサバが落ち着いたらアジがきそうな気がします」と話した渡邉さんだったが…。

その後、実際にサバからのバイトも遠のき落ち着いたタイミング…。
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「見せたかったのはコレですよ」と。多くのアジングファンがいる中、サーフにも目を向ければアジング観を変えてくれる大型アジとの出会いがあると。
その後、立て続けにナイスサイズのアジをヒットさせ続けた渡邉さん。惜しむらくは、その後ますますの爆風となってしまい釣りにならず、強制終了を余儀なくされてしまった点。
ただし、われわれ撮影班がその場を後にした翌朝(というか昼間)、渡邉さんよりいくつかの写真が送られてきた。


いやはや、なんとも。これが撮影翌日に居残りした渡邉さんが短時間で釣った写真。
写真の釣果で釣りを終了したのも、これ以上釣っても物理的に持参したクーラーに入らなくなってしまうから…なんだとか。ちなみにお昼までの釣果だそうです。
いかがですか? 遠州サーフでデカアジング、やってみたくありませんか?
どんなタックル?

最後に、渡邉さんが遠州サーフアジで使用したタックルを駆け足でご紹介!
ロッド:月下美人MXアジング 711ML-S
リール:ルビアス LT2500S-XH
ライン:UVF月下美人デュラセンサー+Si2 0.4号
リーダー:月下美人フロロリーダー
ここにダウンショット・フロート・キャロ…と遠投系リグ各種を状況に応じてセットしていく。サーフという特性上、飛距離は求められるし、アジングだけに投げた先での感度・操作感も欲しい。なおかつ掛かれば大型アジがほぼ確定…とくるのだから、キッチリ寄せられつつバイトを弾きたくはない。

遠くへ投げる・遠くで感じる&操作する、そんなわけで選んだロッドは月下美人MXアジングの711ML-Sだったんだけれど、月下美人MXアジングは、モデルチェンジを果たし今秋リリースとなったロッド。

次回は月下美人MXアジングについて、さらに深堀りしていきましょう!


























































