近年、エリアにおけるミノー需要が急増中
今も変わらず大人気のエリアフィッシング。トーナメントから生まれるムーブメントも少なくないが、それとは別の要因で近年その需要が大きく伸びていたルアーがあるという。それはミノープラグだ。
エリアの現状
その背景には、実は魚の供給難という世知辛い事情が関係している。養殖に要する光熱費や餌代の高騰がニジマスの仕入れ価格にまで波及したのだ。さらには食材としてのニジマス需要が高まり釣り場向けの供給が滞るケースが出てきた。各管理釣り場もこの問題に頭を悩ませることとなった。
その対策の一つとして、ニジマス以外のトラウトの放流量を増やす釣り場も出てきた。具体的な魚種としてはサクラマス、ギンザケ、カットスロートなどだ。そしてこれらの魚種にはスプーンやクランクよりもミノーで誘いを入れる方が反応が良かったりもする。結果としてエリア用ミノーの需要が増えたのだ。
エリアの定番ミノー、パニッシュエリアがフルモデルチェンジ
スミスにはエリア専用ミノーの定番として「パニッシュエリア」シリーズがラインナップされてきた。重心移動を備えたトラウト用ミノー「パニッシュ」のエリアバージョンである。
「パニッシュエリア」にR=Rigidシリーズ
今シーズン、その重心移動機構をあえてスポイルさせ固定重心とすることでクイックなダート性能に磨きをかけたパニッシュエリアR(Rigid)シリーズが発売される。その第一弾はDDパニッシュエリア55Rだ。
これまでになかった新サイズ、DDパニッシュエリア55R
パニッシュエリアシリーズはパニッシュをベースモデルとしているため、これまで基本的にはパニッシュのサイズラインナップに準じてきた。しかし今回新発売となるDDパニッシュエリア55Rは新規のボディーサイズであり、DDパニッシュエリアRの為に開発が進められた専用設計ボディー。サイズを選ばず魚を誘ってくれるはずだ。
ボトム付近に定位しやすいブラウンやイワナ系のトラウト(色物)の潜む同一レンジで誘いを掛けられるのがダイビングモデルのDDパニッシュエリアだ。固定重心化されたDDパニッシュエリアRはダート方向が上下に大きくブレにくいため魚が追尾を止めてしまうケースが減少、バイトまで持ち込める確率をより高めている。
シビアなバランス設定
DDパニッシュエリア55Rに関してはそのサイズの小ささゆえ、メーカー側でシビアなバランス設定を施してある。例えばタイイングアイに装着されているスプリットリングもそのバランス保持に一役買っているため、このリングは除去しない方が良い。リングにそのままスナップを装着してもらって問題ないそうだ。
カラーラインナップもオールリニューアル!
カラーラインナップに関しても従来のパニッシュエリアから刷新されている。その日に魚が強く反応するカラーをいち早く見つけ出すのがコツだ。魚種によってカラーの嗜好も異なるので試してみて欲しい。
全長:55mm
自重:2.5g
タイプ:フローティング
フック:VANFOOK BC-33F #8
リング:ラインアイ#2(BK)、フロント#1(BK)×1、リア#1(BK)×2
標準小売価格:¥1,600+税
10月発売予定
多彩な魚種が狙えるエリアのミノーイング。進化したDDパニッシュエリアRを是非試してみて欲しい。
スミス公式「DDパニッシュエリアR」詳細ページはこちら
