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【ラフィン300なら大丈夫】扱いやすさ…という視点が欠けていないかい?ジャイアントベイト

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存在感バツグンな「ラフィン300」

gamakatsuのジャイアントベイト「ラフィン300」。

〝300〟とキリのよい数字を付けてはいるものの、テールまでを含めた場合は全長300mmを超える存在感バツグンのジャイアントベイト。

このラフィン300、何用ルアーなのか…といえばバスフィッシングはもちろんのこと、実はシーバス狙いでも各地で実績を重ねている。

ラフィン300というジャンル

ラフィン300はラフィン300というひとつのジャンル。

開発はgamakatsuルアーデザイナーの赤松拓磨さん。赤松さんは、「シンプルに“大きい”ということ自体が武器になることって意外と多くて。それはバスだけでなくシーバスでも。いつもそうだとは限らないですが、確実にルアーサイズが魚を呼んでいるなと感じることがこれまで多くありました」という。

バス、シーバス、いわゆる怪魚系などなど、狭くジャンルに捉われず、様々な魚種でも試してもらいたいと赤松さん。

SPEC

△カラーラインナップは、#1 グリッターレインボーと#2 ブラッシュタイガーの2色

ウエイト 全長 フックサイズ 希望本体価格(税別)
250g 320mm 2/0 15,000円

ラフィン170から踏襲する、扱いやすいジャイアントベイト

2025年にリリースされた「ラフィン300」だが、そのベースとなったコンセプトは、先行してリリースされていたラフィン兄弟の「ラフィン170」から引き続き踏襲されている。

△ラフィン300の実際のサイズ感

それは、狙ったスポットを小刻みな水中ドッグウォークで、移動距離を抑えながら何度もアクションできること。また、投げやすく操作しやすいこと。

ラフィン170もそうであったように、ロッド操作でアクションさせた際に、手前へ急ぐ縦取りのアクションはしない。

ヒネるジョイント

ラフィン300の連結された前後のボディは可動域が広く、横方向だけでなく捻じれるように、ボディをくねらせるように動く。水押しはボディサイズからしても非常にインパクトがある強いアクションなのだが、それが前へ前へ急ぐことなくそのピンポイントで出せるのが強み。

ジョイント部が1か所となっていることから、この可動域の大きいヒネリの動きが出せる。

もちろん、あえて手前にスピードを持ってスイミングさせたい時には生命感を持ってヌルヌルと動いてくれる。

ショートリップの役割

またヘッド部には小さなリップがある。

一体成型の小さなリップは水を受けアクションを決めるというよりは、動きの適度なブレーキ役と言った意味合いが強いそうで、一体成型のこのショートリップがあることで、よりピンポイントをネチネチと攻めやすくなるんだとか。また、動かしたい時にはアクションの初動をよくする効果があるそう。

投げやすい

また、横から見た時のインパクトとは異なり、実は厚みは意外や薄い。これにより、空気抵抗を抑えてある程度キャストしやすい利点が生まれる。

なおかつ、水切り性能にも優れてアクションレスポンスの良さも生むそうだ。

加えて、背側には面がある形状。これが水を受けることで、ある程度レンジも入れられる。水面攻略だけでなく、水面直下で見せて…浮かせて魚を呼ぶ…そんな誘いも可能。

テールで遊ぼう

ラフィン300には、2種類のシリコンテールが付属している。

ひとつは硬質のテールでこちらは「スライドテール」と言う。もうひとつ、軟質のテールは「クイックテール」。要するに硬軟2つのシリコンテールが標準装備。

各色のテールは以下の通り。

各色2つのテールが標準装備

#1 グリッターレインボー

△左から#11 クリア(スライドテール)・#23 スモーク(クイックテール)#2 ブラッシュタイガー

△左から#11 クリア(スライドテール)・#22 ピンク(クイックテール)

この2つのテール、硬いスライドテールではしっかりと左右にダートさせやすく、タダ巻きではしっかりとしたS字アクションでアピールする。

軟らかいクイックテールでは水を切るより、しっかりとつかむ方に軸が置かれ、小幅でクイックな移動距離を抑えたアクションを出しやすい。タダ巻きではロールを伴うタイトS字アクションを演出。

このあたりは、使い分け…というよりは現場で使い比べながら反応を見つつ楽しんじゃってイイ。遊び心も感じられる仕様だ。

△硬質シリコンのスライドテール

△軟質シリコンのクイックテール

臆せず…使ってみてほしい

赤松さんによれば、ご自身も20cmクラスのルアーでは反応しない時に、より大型ベイトを投入して見違えるように魚の反応が変わったことを経験してきたという。それはジャイアントベイトの強み。

ただ、どうしてもイメージ的には「扱いにくそう」と多くのアングラーに持たれるのも事実で、ラフィン300はアングラー側の視点で扱いやすさという面もかなり意識したという。

バス、シーバス、あんな魚やこんな魚に、「大きなルアーを使ってみたいけどキッカケがない」という方にもぜひ使ってみてもらいたいという。

皆さんのジャイアントベイトの始まりに、ラフィン300いかがでしょうか。

gamakatsu公式「ラフィン300」詳細ページはこちら

GAMAKATSU(がまかつ)

1955年創業。大阪府大阪市に本社を置き、シンガポールに本店を置く。釣り竿、釣り針、ウェアなどをメインに製品を開発・製造・販売を行っており、ルアー部門では「ラグゼ シリーズ」が有名である。
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