タイラバは「落として巻くだけ」とシンプルですが、その日の状況にタックルを合わせる奥深さが釣果を分けます。そんな奥深いタイラバゲームを戦略的に攻略するために生まれたロッドが天龍の「レッドフリップ」。
レッドフリップ
出典:天龍公式
レッドフリップは、全国の多様なタイラバシーンに対応するため、船の流し方や水深、アングラーのスタイル(乗せ/掛け)に合わせて細分化された全10機種をラインナップ。刻々と変わる状況を読み解き、戦略的なゲームを組み立てるためのシリーズ。
そして、その戦略の核となるのが各モデルの個性であり、それはモデル名の末尾にあるアルファベットにも示されています。例えば『RF642B-L/VDN』なら、「バーチカル(V)のディープ(D)で使うのに適した、乗せ(N)調子のロッド」ということが一目で分かります。
このようにロッドの個性が記号化されているので、自分のスタイルやよく行くフィールドに合った一本を見つけやすくなっています。
品名 | タイプ | 全長 ( m [ft]) |
継数 (本) |
調子 | 仕舞寸法 (cm) |
ルアーウェイト (g) |
ライン (PE/号) |
最大ドラグ (kg) |
リアグリップ (mm) |
先径 (mm) |
自重 (g) |
使用繊維 カーボン/グラス (%) |
本体価格 |
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RF5101B-UL/VSN バーチカル・シャロー・乗せモデル |
B | 1.78[5’10”] | 1 | RS | 178 | Vertical 30-100 , Dotera MAX150 | MAX 1.0 | 2 | 425 | 1.4 | 96 | 83/17 | ¥37,000 |
RF5101B-ML/VSK バーチカル・シャロー・掛けモデル |
B | 1.78[5’10”] | 1 | F | 178 | Vertical 45-160 , Dotera MAX200 | MAX1.2 | 3 | 425 | 1.2 | 100 | 87/13 | ¥37,500 |
RF642B-UL/VDN バーチカル・ディープ・乗せモデル |
B | 1.93[6’4″] | 2* | RS | 144 | Vertical 30-100 , Dotera MAX150 | MAX 1.0 | 2 | 425 | 1.2 | 105 | 91/9 | ¥38,000 |
RF642B-L/VDN バーチカル・ディープ・乗せモデル |
B | 1.93[6’4″] | 2* | RS | 144 | Vertical 45-120 , Dotera MAX180 | MAX 1.0 | 2 | 425 | 1.5 | 113 | 91/9 | ¥39,000 |
RF642B-M/VDK バーチカル・ディープ・掛けモデル |
B | 1.93[6’4″] | 2* | F | 144 | Vertical 60-180 , Dotera MAX250 | MAX1.2 | 3 | 425 | 1.4 | 116 | 93/7 | ¥39,500 |
RF6102B-L/DN ドテラ・乗せモデル |
B | 2.08[6’10”] | 2* | RS | 159 | Vertical 45-140 , Dotera MAX250 | MAX 1.2 | 2.5 | 425 | 1.3 | 117 | 90/10 | ¥40,000 |
RF6102B-MH/DK ドテラ・掛けモデル |
B | 2.08[6’10”] | 2* | RF | 159 | Vertical 60-200 , Dotera MAX300 | MAX1.5 | 4 | 425 | 1.5 | 129 | 84/16 | ¥40,500 |
RF772B-L/LN ロング・乗せモデル |
B | 2.31[7’7″] | 1 & H | RS | 144 | Vertical 45-140 , Dotera MAX250 | MAX 1.2 | 2.5 | 425 | 1.4 | 126 | 83/17 | ¥41,500 |
RF652S-L/CN キャスト・乗せモデル |
S | 1.96[6’5″] | 2* | R | 155 | Vertical 45-120 , Dotera MAX180 , Cast MAX60 | MAX 1.0 | 2 | 405 | 1.3 | 100 | 89/11 | ¥37,500 |
RF672S-ML/CK キャスト・掛けモデル |
S | 2.00[6’7″] | 2* | RF | 160 | Vertical 45-160 , Dotera MAX200 , Cast MAX75 | MAX1.2 | 3 | 405 | 1.1 | 101 | 92/8 | ¥38,000 |
天龍公式「レッドフリップ」詳細ページはこちら
こうした多彩な個性を支えるブランクスにも、レッドフリップならではのこだわりが詰まっています。その一つが、全機種「チューブラーブランク」であること。チューブラーならではの感度と張りが、現代タイラバで多用される強波動ネクタイの性能を最大限に引き出します。
さらにバット部分には、しなやかなカーボン素材『C・N・T(カーボンナノチューブ)』を採用。これがロッドに驚異的なネバリ強さをもたらし、マダイの強烈な引きをしっかりと受け止めます。
状況に応じたロッドセレクト術
激戦区のタフな状況や、食い渋るセレクティブなマダイを相手に、レッドフリップはどのように使い分けられるのでしょうか。今回は動画内でも用いられていた戦略をピックアップ!
濁りが入っていたり、水中の状況が分からないときは、まず情報を集めることが最優先。そんな時は、高感度な掛けモデル『RF642B-M/VDK』が活躍。小さなアタリや潮流の変化も的確に捉え、積極的に仕掛けていくとともに、情報を集めることができます。
また、適度な張りを持つ乗せモデル『RF642B-L/VDN』も、二枚潮などの複雑な潮流下において操作性を失わずに探りたい場面で重宝します。
リアクション狙いに反応しない低活性時には、違和感なく食わせる「乗せ」の展開が有効。ドテラ用の乗せモデル『RF6102B-L/DN』を、あえてバーチカルで使うという選択肢もあります。
このロッドの長さが船の揺れを吸収し、リトリーブを安定させることで、警戒心の高いマダイに口を使わせるのです。カタログスペックの枠を超えた、まさに「裏コンセプト」的な活用法。
タイラバで最ももどかしい、じゃれつくようなアタリが多発する状況。ここで切り札となるのが、ショートレングスの掛けモデル『RF5101B-ML/VSK』。
アタリを瞬時に感じ取り、即座に掛けていく「早掛け」を可能にするのがこのモデルの真骨頂。これまでフッキングに至らなかったショートバイトを獲るための、強力な武器となります。
レッドフリップの全10機種は、それぞれが特定の状況で最大の性能を発揮するように設計されています。
「乗せ」と「掛け」、水深、潮流、マダイの活性…。その瞬間の状況に最適な一本を選び出すことが、釣果への最短ルートとなります。
タイラバでステップアップを目指すなら、状況に合わせてロッドを使い分けるという視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。レッドフリップの豊富なラインナップは、きっとその強力な武器となってくれるはずです。
