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【河口湖】今、これからの状況予想と好釣果が見込めるルアーとその使い方とは?/雨宮 正裕

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山梨県/河口湖。

昔から多くのバサーに親しまれ、トーナメントレイクとしても知られるメジャーフィールドの1つ。バスの魚影も比較的濃く、数・サイズの両方を狙えるポテンシャルの高さがある反面、ワームの使用が禁止されており、ハードベイト中心の展開が求められたり、ウイードや地形変化を釣っていく必要があり、時期によっては放流バスの攻略もキーとなるなど、他のフィールドにはない特徴的な要素を秘めています。

時には簡単に思え、時には洗礼を浴びる。

そんな日替わり要素を秘める、河口湖でこれからの季節…上手く攻略するにはどうすれば? 今回は、河口湖をメインフィールドに、クリアウォーターでのハードベイトゲームを得意とし、トーナメントでの優勝や上位入賞の常連…“雨宮 正裕”さんに、今、これからの状況予想と、今後期待できるルアーと、その使い方を教えてもらいましたので、今回は伺った内容に沿う形で、皆さんにもお伝えいたします。

雨宮 正裕(Masahiro Amemiya) プロフィール

河口湖、津久井湖、相模湖をメインフィールドとし、透明度の高いクリアウォーターでのハードベイトゲームを得意としながら、ライブソナーを駆使した釣りも圧倒的なレベルでこなす。津久井湖で開催されるローカルトーナメントでは優勝や入賞の経験が多数。SNSやYouTubeでも有益な情報を積極的に発信していく、新たなスタイルのトーナメンターとして活動している。

Q. 現在の河口湖の状況、バスの状態を教えていただけますか?

A. 河口湖は今年、例年にないほどの著しい減水が続いています。

その影響でウイードの成長も悪く、通常よりも発達していません。さらに9月に入っても高温の日が続き、“避暑地”と言われる河口湖でも、釣行時には熱中症への注意が必要な状況です。バスの居場所は二極化しており、1つは“ウイードに着いているバス”、もう1つは“沖を回遊しているバス”です。

ウイードに着いているバスはエビやゴリ、または大型のベイトフィッシュを捕食。一方、沖のバスはワカサギの稚魚を群れで追いながら捕食しています。

Q. そういったバスを攻略する上で有効なパターンとは?

A. そんな両パターンのバスを攻略する上で、これから迎える秋に有効になってくるのが、O.S.Pの“ブリッツシリーズ”を使った巻きの釣りやドラッギング。

ウイードは生育が悪いながらも、これから広がる見込みがありますし、減水も台風シーズンに入ることで解消され、水温も下がるハズです。

増水と適水温が揃えば、バスはより広範囲に散らばります。そのため、シャローからディープまで探れるクランキングやドラッギングが効果的になります。

Q.選択理由を教えてください

A. “ブリッツシリーズ”は細かくシステム化されています。

ブリッツSSR」や「タイニーブリッツ」といった潜行深度が1m前後のモノから「ブリッツマグナムEX-DR」の9m以上まで…各レンジをカバーするラインナップが揃っています。これらを1個ずつボックスに入れておけば、どんな状況にも対応できるのが選ぶ理由です。

これからの季節に重宝するモデル

特にこれからの河口湖攻略に必須なのは「ブリッツDR」、「ブリッツMAXDR」、そして10月上旬発売予定の「ブリッツMAXプラスDR」です。

ブリッツDR

Length Weight Type Hook Other Color 最大到達深度
53.0mm 11g Floating #6(前後) リング:#2(前後) 16色 3.5m

O.S.P公式「ブリッツDR」詳細ページはこちら

ブリッツMAXDR

Length Weight Type Hook Color
61.0mm 18.0g Floating #4X 35

O.S.P公式「ブリッツMAXDR」詳細ページはこちら

Length Weight Type Hooks 最大到達深度
74mm 32g Floating Hayabusa KEN CLAW#2 6.5m(22ft)フロロカーボン14Lb使用

Q. それぞれのルアーの使い方、出しどころや使い分けは?

A. この3つを工夫して使えば、ウイードエリアから沖のディープまで攻略可能です。

工夫のポイントは“ロッド角度とキャスト距離”。

ロッドを立てて巻けば浅く潜り、逆にリーリングで深く潜らせることもできます。また、キャスト距離が短ければ浅く、長ければより深く潜ります。

全て1タックルでOK!各モデルの潜行範囲

具体的には「ブリッツDR」は1.5~3.5m、「ブリッツMAXDR」は3~6m、「ブリッツMAXプラスDR」はドラッギングで11m以上対応可能です。

さらに、同じタックルで扱えるのも大きなメリット。私は7ft・MHクラスのグラスロッドにフロロ12~14Lbで巻いています。5~6月のウイードが薄い時期は、Mクラスでも対応できます。

Q. カラーローテーションとおすすめカラーは?

A. カラーは直感を大事に、好きな色を投げるのも大切です。

オススメは“セクシーシャッドVer.2 PB21”。

ナチュラルと派手の中間的カラーでバランスが良いからです。

最初は“セクシーシャッドVer.2 PB21”から入り、釣果が伸びなければ“ゴーストアユ G01”へ。ターンオーバーや濁りが入れば“スーパー黒金 PH04”を投入します。さらに新色の“ブルーフィッシュ F30”や“緑鱗 H32”も河口湖にマッチするカラーです。

ゴーストアユ G01

スーパー黒金 PH04

ブルーフィッシュ F30

緑鱗 H32

Q. 初めて今回のパターンを試す方へ一言お願いします。

A. 現在の河口湖はライブスコープが主流で、多くのボートアングラーが使用しています。そのため「ライブスコープがなければ釣れない」、「クランクベイトでは釣れない」と思う方も多いでしょう。ですが実際はそうではありません。

ウイードに出入りする魚は、ライブスコープでは映りにくく、クランキングの方が効率的です。沖の魚もライブスコープのアプローチにはスレていますが、それ以外の方法には素直に口を使うこともあります。2D魚探でベイトボールを探し、ドラッギングが非常に効果的です。過去には「ブリッツMAXDR」で60アップ寸前の魚も釣れています。

ぜひ“ブリッツシリーズ”を持って河口湖へ挑戦してみてください!

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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