「コッ…」「モソッ…」
アジングの魅力は、その繊細なアタリを捉えて掛けていくゲーム性の高さ。
しかし、一方で「アタリが小さすぎて分からない」「アワセが遅かったのかスッポ抜ける」そんな悔しい思いをした経験はありませんか?
特に、風が強い日や潮が速い状況、豆アジのシーズンなど、アタリが不明瞭になるシチュエーションでは、その難易度はさらに上がります。
「もっと簡単に、もっと気軽にアジとの駆け引きを楽しみたい!」
多くのアングラーが抱くそんな想いに、一つの答えを示してくれるロッドが、この初秋、ゴールデンミーンから登場します。
その名は「JJマック(JJ Mack)」。
かつてアジング界に大きな影響を与えた“伝説のロッド”が、現代の技術をまとって生まれ変わった姿なのです。
伝説の「乗せ掛け調子」が、14年の時を経て深化
話は2010年に遡ります。
アジングというジャンルが爆発的なブームを迎えようとしていた黎明期、「JJマック」は誕生しました。
その最大の特徴は、掛けと乗せのいいとこ取りをした「乗せ掛け調子」。
これは、繊細なアタリを感じ取る感度を持ちながらも、アジが吸い込んだ際にはティップが素直に追従し、オートマチックにフッキングへと持ち込める、まさに魔法のような調子でした。
「JJマックを使うと、アジが勝手に掛かっている」
そんな声が上がるほど、そのイージーな使用感は多くのアングラーを虜にし、「はじめの一本」として絶大な支持を集めました。
そして2025年。あの金字塔的ロッドが、現代のフィールド状況に合わせてリファインされ、満を持して復活します。
アジングがもっと簡単になる
新しい「JJマック」は、単なる復刻ではありません。当時のコンセプトの核であった「乗せ掛け調子」を、最新のブランクス技術とガイドセッティングで再構築。以前のモデルが持っていた“オートマチック感”はそのままに、感度と操作性を大幅に向上させているのです。
つまり、アジングがもっと簡単になるということ。
アタリに神経質にならなくても、ロッドが仕事をしてくれる。
だから、アングラーはリグの操作や潮流の変化を感じ取ることに集中できる。結果的に、釣果が伸びる。
これこそが、新しい「JJマック」がもたらす最大のメリットと言えるでしょう。
スタイルに合う一本が必ず見つかる。厳選の3モデル
新しい「JJマック」は、アジングの王道であるジグヘッドリグ(ジグ単)での使用を想定した、扱いやすい3つのモデルがラインナップされています。
JMS-511:カーボンソリッドティップ採用。漁港の常夜灯周りなど、近距離戦のスペシャリスト。
品番 | 全長(ft/m) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 継数 | 適合ルアー(g) | 適合ライン(lb.) | 使用材料 | 価格 |
JMS-511 | 5’11” / 1.80 | 55 | 93.0 | 2 | 0.1〜3.5 | 1〜6(PE0.1 〜0.6号) | カーボン繊維94% グラス繊維6% |
¥18,000(税別) |
JMS-65:チューブラーティップ(オールチューブラー)採用。漁港内から堤防の外側まで対応でき、ライトキャロライナリグ、小型ルアーの使用感もよい、幅広いシチュエーションに対応するオールラウンダー。
品番 | 全長(ft/m) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 継数 | 適合ルアー(g) | 適合ライン(lb.) | 使用材料 | 価格 |
JMS-65 | 6’5″ / 1.95 | 59 | 100.0 | 2 | 0.3〜5 | 1〜6(PE0.1 〜0.6号) | カーボン繊維97% グラス繊維3% |
¥19,000(税別) |
JMS-70:チューブラーティップ(オールチューブラー)採用足場の高い堤防や、少し先のブレイクを狙う遠投モデル。ジグ単はもちろん、ライトキャロライナリグ、ライトフロートリグなどで広範囲を探りたいときに活躍。
品番 | 全長(ft/m) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 継数 | 適合ルアー(g) | 適合ライン(lb.) | 使用材料 | 価格 |
JMS-70 | 7’0″ / 2.10 | 63 | 110.0 | 2 | 0.3〜5 | 1〜6(PE0.1 〜0.6号) | カーボン繊維98% グラス繊維2% |
¥20,000(税別) |

全機種ティップ部を視認性に優れた「GMグリーン」で塗装&ガイドをブルースレッドでラッピング。微細なアジのアタリなどの変化を視覚的にも捉えやすい設計。JMS-511には、軽量リグ使用時の操作性・柔軟性・感度を重視したカーボンソリッドティップを採用。 やや重めのリグ・ルアーまで対応可能なJMS-65・JMS-70には、感度・操作性に優れ、キャスト時のブレを軽減するチューブラーティップ(オールチューブラー)を採用。
かつてアジングのハードルをグッと下げ、多くの人にその楽しさを教えてくれた「JJマック」。そのロッドが、お求めやすい価格はそのままに、さらに身近で、さらに頼れる存在となって私たちの元へ帰ってきました。
アジングをこれから始めてみたいと思っている人、そして、もっと深くアジングを楽しみたい人、まずは手にとってみてください。