シマノのロックショア用ダイビングペンシル「グラノダイブ」。
オリジナルの175Fに続き、昨年2024年には大型サイズの200Fが追加されましたが、今回新たに3番目の兄弟として小型の150Fが登場します!
グラノダイブ 150F【シマノ】
ロックショアはもちろん、堤防からの青物狙いでも扱いやすい「グラノダイブ 150F」。
エラーアクションを起こしにくいというコンセプトはそのままに、ウェイトの位置やバランスを細かく見直して、小型化を実現。。ベイトが小さい状況やターゲットが喰い渋るような状況では高い効果を発揮。
沖磯や地磯での使用はもちろん、堤防での青物狙いにも使いやすいサイズで、ショアジギングの中でも比較的ライトなタックルで扱いやすく、細めのPEラインでの使用も考慮して開発されています。
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品番 | タイプ | 全長(mm) | 重量(g) | フック | 本体価格(円) |
XX-T15Y | フローティング | 150 | 37 | #1/0 x 2 | 2,900円 |
幅広いスライドアクションをラフコンディションでも実現
グラノダイブのコンセプトは、スリムボディでダイブさせやすいルアーであるということ。
細身のベイトを捕食しているシチュエーションにマッチしやすいスリムボディで、海の荒れているようなラフコンディションでも使いやすいのが特長です。
足場の高いポイントや海面が波風で荒れている状況でもエラーアクションを起こしにくく、左右への大きな切れの良いスライドアクションで存在感を発揮します。
さらに大き目のストロークでは、水中に留まりやすくバイトチャンスを長く演出するような誘い方も得意となっています。
150mmサイズが得意とするシチュエーション
「グラノダイブ 150F」が特に効果を発揮するのは、捕食されているベイトフィッシュが小型であるシチュエーション。
喰わせやすいサイズ感で大型のルアーに反応しないターゲットにアピールでき、最初のポイントでのパイロットルアーとして活躍することはもちろん、ルアーローテーションを繰り返していく中で、抑えの切り札としても活躍してくれるルアーとなっています。
固定重心ウェイトを採用で安定した飛距離と使いやすさ
グラノダイブは固定重心ウェイトの設計を採用しており、さらにこのメインウェイトをできるだけボディ後方に設置することで、風の影響を受けやすいシチュエーションでも優れた遠投性能を発揮。
また水中での立ち姿勢は垂直に近い状態を維持するよう設計。これによりボディ後方に設けられたメインウェイトがアンカーのような役割を果たし、荒れた海面でもアクションに備えて安定した浮き姿勢を保持します。
そこにラインテンションが加わると即座にヘッド部分を水中へ向けて潜航する設計で、エラーアクションを起こしにくく操作しやすいルアーに仕上がっています。
他にも150mmサイズならではのこだわりが…
150mmで37gという小型のサイズは、ショアジギングの中でもライトなタックルで使いやすいサイズ感。
ロッドはMクラス、リールは5000〜6000番での使用を想定し、PEラインは2号前後の細めの設計でも扱いやすいバランスに設計されています。青物はもちろん、時にはヒラスズキにも対応する使いやすさも魅力となっています。
150mmサイズでは、200mmならではのキレのあるダートアクションを再現するために、フロントフックの上部にカウンターウェイトを設置。
これを設置することで、ターンする角度が大きくなり、振り幅の大きなキレのあるダートアクションが可能になっています。
150mmサイズでは、フラッシュブースト搭載モデルと非搭載モデルのカラーをラインナップ。
フラッシュブーストならではのフラッシングと、グローやケイムラを組み合わせて、止めた時のシルエットがはっきりとするようなカラーリングにこだわった通常カラーをシチュエーションによって使い分けることが可能です。
小型の150mmサイズでも、大型のターゲットを想定して丈夫な貫通ワイヤーを採用。
ボディの強度はオフショア用ルアーと同等の強度を有しており、パワフルな青物が相手でも安心して使える設計となっています。
インプレッション

赤木 光広 MITSUHIRO AKAGI
150mmの小型サイズが登場したことで、ベイトが小さい状況でも対応しやすくなりました。実際、春の和歌山県・南紀白浜エリアの地磯で実釣した際、ヒラスズキをキャッチすることができました。このときのメインベイトはチアユやシラスといった、いわゆるマイクロベイトパターン。こうした状況でも、このサイズ感がしっかりとハマってくれました。また、クリア系のカラーもラインナップされているため、青物がルアーに対してセレクティブな状況でも口を使わせやすいと感じています。
そして、グラノダイブに共通する特徴であるダイブのさせやすさは、小型サイズになっても健在。海面が荒れているコンディションでも、安定したアクションでしっかりとアピールしてくれました。風や波の影響を受けやすい場面では、どうしてもポッパーのほうが操作しやすく感じることもありますが、そんな状況下でもグラノダイブはエラーアクションが起きにくく、安定感のある動きで魅せてくれます。
しっかりと水を噛み、潮のヨレや流れの変化も引き抵抗から感じ取れるのも強みです。手元の感触を頼りに、気になるスポットをじっくり攻めて、小型ベイトを捕食する青物をこのルアーで攻略してみてください。
出典:シマノ公式HP
カラーラインナップ
カラーラインナップは全8種。そのうち2種はフラッシュブースト搭載カラーとなっています。
ショアジギングでもダイペンを使いたい!という方にもオススメの「グラノダイブ 150F」。秋の青物シーズンに向けて気になった方はぜひチェックしてみてくださいね!
