O.S.P「ブリッツMAX DR」。
ブリッツよりも大きく、ブリッツMAXシリーズの中…いや、マグナムサイズ“ブリッツ MAGNUM EX-DR”を除けば、シリーズで最も潜行深度が深い。4mレンジまでを攻略できるディープクランクとして、お世話になったという方も多いのでは?
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ただ、中にはこのサイズ感で「もっと潜るモデルが欲しい…」なんて思われていた方も?はい、出ます! “さらに潜り一段下を攻略できる”「ブリッツMAXプラスDR」。
ブリッツMAXプラスDR【O.S.P】
Length | Weight | Type | Hooks | 最大到達深度 |
74mm | 32g | Floating | Hayabusa KEN CLAW#2 | 6.5m(22ft)フロロカーボン14Lb使用 |
サイズとウエイトも上がり、アピール力もUP。
一段下を攻略できる新たない固定重心ディープランナーが登場。
「ブリッツMAX DR」との違いや使い分け、特長などなど…色々伺うために、先日、開発段階から使い込んでいた以下の方に、「ブリッツMAXプラスDR」について色々教えていただくことに! では、質問とその回答を順番にお届けしていきますね!
Q:ブリッツMAX DRとの違いを教えていただけますか?
A:大きく異なるのは“潜行深度”です。
ブリッツMAX DR:2~4m攻略に使用
ブリッツMAXプラスDR:3~5mレンジを攻略
「ブリッツMAX DR」より約1m深く潜ります。
ディスタンスの近いアプローチが多くなりガチなリザーバーのバンクへのアプローチ。深く潜らせるアプローチを取っても、ドン深なことも多く、従来だと届かないレンジも多かったため、約5mまで潜るルアーが求められていましたが、今作の登場でそういった状況をカバーできるようになりました。
Q:固定重心のメリットを教えていただけますか?
A:まず、“泳ぎ出しが圧倒的に良い”です。
旧吉野川をはじめ、リザーバーでも今時期に有効な深いレンジは“流れ”があります。そんな流れの中でも、固定重心による立ち上がりの速さであったり、軽快で柔らかい泳ぎなど…流れの影響を受けにくいという点が大きなメリットになります。
さらに、安定した飛距離を生み出せる点も魅力です。
ディープクランクはリップサイズが大きいため、フルキャスト時に、風速次第では空中で回転してしまい、飛距離不足に陥ることがあります。その結果、狙ったレンジに届かなかったり、トレース範囲が狭くなるデメリットが生じてしまいます。しかし「ブリッツMAXプラスDR」は緻密なボディ設計により、安定した飛行姿勢を実現。固定重心でありながら、重心移動システムに劣らない安定した飛距離を実現しています。
Q:使いドコロ・出しドコロを教えていただけますか?
A:ディープに魚が溜まっている状況です。
ベイトフィッシュが絡むディープフラットや、アウトサイドにある急深のバンク沿い。川であればリップラップやテトラ、マンメイドストラクチャーなどです。最低でも3~5mレンジに入れる必要がある場面で効果を発揮します。
Q:陸っぱりでの需要はありますか?ある場合、どんなシチュエーションで有効ですか?
A:“足場が高い、または足元が深い場合”には十分に使えます。
出番は限られていますが、キャスト距離を短くして3mまでを巻きたい時。それから、3mまでのレンジに点在する、ストラクチャー周りをジックリ絡めたい時、また激濁りが入った時などにも有効です。
Q:カラーの使い分けを教えていただけますか?
A:基本的にはまず膨張色を投げます。
その後、水質に応じてフラッシング系やゴースト系を使い分けます。ローテーションの基本としては“膨張色 → フラッシング系 → ゴースト系”です。
Q:初めて使う方へ一言お願いします。
A:大きなボディサイズを見て「食ってこないのでは?」と思うかもしれません。
ただ、実際は巻き感が軽くピッチも細かいので、サイズを問わず魚が食ってきます。普段お使いのタックル(Mクラス以上)でも扱え、ミディアムロッドに14Lbラインでも十分に使用可能です。ディープクランクが苦手な方ほど、ぜひ使ってみてほしいですね。