O.S.P「スピンナッツ」。
キャスタビリティ、ドッグウォーク、スキッピング…イモ系高比重ワームに求められる基本性能をすべて備え、その中でも新釣法の一つ“水中ドッグウォーク”性能を最大限に引き出せる独自のデザインが最大の特長。ワイドなダートアクションからタイトな首振りアクションまで、ロッドワークで自在に操ることができ、表層では高速ドッグウォーク、中層では小刻みかつクイックな首振りアクション、ボトムではボトムジャークと…表層からボトムまで…対応するアクションもレンジ幅も広い仕様に。
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50mm、65mm、80mmの全3サイズが展開されており、フィールド状況や魚の活性に応じて幅広く使い分けることができます。その中でも最大サイズモデル「スピンナッツ80」を使い、最近“大阪の淀川でメチャクチャ釣っている”というこちらの方に、記者が気になっているアレコレを色々と教えていただくことにしました。
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Q. スピンナッツ全体の特長と、80mmモデルならではの可能性を教えていただけますか?
A. 「スピンナッツ」は、高比重系ワームの中でもドッグウォークアクションを誰でも出しやすく、これからボトムジャークの釣りや、水面トゥイッチを始めたい人にもオススメです。また、キャスタビリティも高く、スキッピングも決まりやすいルアーです。
80mmモデルならではのサイズ感は、水押しの強さで砂煙を上げながらボトムをドッグウォークするため、バスにルアーを発見してもらいやすいです。
そして言うまでもなく飛距離! ルアー単体で16gあり、空気抵抗を受けにくいため、とにかく飛びます。さらに少しオカルト的な考察ですが、“全てのベイトフィッシュに化けるのでは?”と感じています。
Q. スピンナッツ80の出しドコロ・使いドコロ、他サイズとの使い分けを教えていただけますか?
A. クリアウォーターなどで魚がボトムに張り付いている個体が多い場所や、少しスレている場所にオススメです。特に飛距離が出るため、40〜50m先のブレイクやハンプといった地形変化を他のルアーより狙いやすいです。
さらに、ルアーから針先が出ていない構造で、シンカーも付いていないため、根掛かりが非常にしにくいのも特長です。淀川の鬼の根掛かりエリア、水中堤防でも抜群のパフォーマンスを誇ります。
他サイズとの使い分けとしては、80で反応がなかった時や、フォールを遅くしたい時に、小さいサイズを使います。
Q. 使い方(リグや操作方法)について教えてください。
A. 基本はノーシンカーリグですが、飛距離や流れが強い時には0.3〜2gのネイルリグを使用し、下側の腹に刺しています。
狙うのは“ここにバスがいる”と思う沖のブレイクやスポット(ハンプ・橋脚)。5〜10m先にキャストし、ボトムまで沈めた後、M〜Hクラスのロッドで2ジャーク。
その後10秒〜1分ほどステイさせます。
この時、次のジャークまでラインを絶対に張らないよう注意します。着水直後は糸フケを取ってラインを真っ直ぐにすることが大切です。ジャークは強すぎず弱すぎずの“中間ジャーク”が好みです。最近はメタルバイブのようなアップシャクリで、沈みテトラを乗り越えさせ、バイトを取る釣り方も研究中です。
ステイ時間は季節によって変わります。
春やアフター、冬は長めに。夏や秋は短めですが、スーパースポットでは少し長めに取ります。1投30分かけることもある釣りなので、気長に構えるのがベストです。
フッキングは遠距離で掛かることが多いため、巻き合わせを意識。重みが乗ったらさらに1〜2回転巻くイメージです。使用タックルは一巻き83〜95cmのハイギアリール、フロロカーボンラインは16Lbを汎用とし、「スピンナッツ80」オンリーの場合は20〜25Lbまで使用します。フックはナローゲイプ#5/0がオススメです。
Q. 釣果UPに直結するオススメチューンやテクニックはありますか?
A. 結論、そのままノーシンカーリグで使うのがベストです。ただ、霞ヶ浦水系ではラバーチューンをしているプロスタッフも良く見かけます。
Q. カラーローテーションはどうされていますか?また、おすすめカラーを教えてください。
メインカラーです。
全てのシチュエーションに対応。最初に投げる王道カラーです。
クリアウォーターで“グリパン”が効かない時。
ウイードエリアにオススメ。
Q. 初めてスピンナッツ80を使う方へ一言お願いします。
A. 「スピンナッツ80」は、誰でも飛距離とドッグウォークアクションを出せて、バスを引っ張ってこれる優秀なルアーです。
「この手のルアーは買ったけど釣れたことがない」というユーザーもいると思いますが、まずは1尾を釣って感覚を掴むことが大切。その先には“楽園”が待っているかもしれません(笑)。ぜひ一度使ってみてください!