デュエルのハードコアを代表する超人気のヘビーシンキングペンシル、「モンスターショット」と「ヘビーショット」。
見た目がそっくりな両者ですが、この2つの違いってどこなの?記者も釣具屋店員時代によくお客さんからよく聞かれました…。どちらも遠投性能は抜群で、狙える魚種も幅広く、様々なフィールドで使えるルアーですが、しっかりと使い分けができるんです。
今回はそんなとってもよく似た両者について、違いや特長を解説していきます!まずは改めて2つのルアーの紹介から!
ハードコア モンスターショット(S)【DUEL】
最大飛距離100mオーバー!ジグの飛距離とプラグのアピール力を併せ持った「モンスターショット」。
ラインナップは65mm(25g)/80mm(30g)/95mm(40g)/110mm(50g)/125mm(60g)/140mm(100g)の6種類で、いずれのサイズもテストでは飛距離100mオーバーが記録されているのだそう。
DUEL公式「ハードコア モンスターショット(S)」詳細ページはこちら
サイズ | 重量 | リングサイズ | フックサイズ | 飛距離 | タイプ | レンジ | 価格 |
65mm | 25g | #4 | #4 | 100m Over | シンキング | ALL RANGE | オープン価格 |
80mm | 30g | #4 | #4 | 100m Over | シンキング | ALL RANGE | オープン価格 |
95mm | 40g | #4 | #3 | 100m Over | シンキング | ALL RANGE | オープン価格 |
110mm | 50g | #5 | #2 | 100m Over | シンキング | ALL RANGE | オープン価格 |
125mm | 60g | #6(POWER) | #1 | 100m Over | シンキング | ALL RANGE | オープン価格 |
140mm | 100g | #6(POWER) | #1/0 | 100m Over | シンキング | ALL RANGE | オープン価格 |
ハードコア ヘビーショット(S)【DUEL】
こちらもぶっちぎりの遠投性能。簡単操作のリップ付きヘビーシンペン「ヘビーショット」。
ラインナップは65mm(15g)/85mm(20g)/105mm(30g)/125mm(40g)の4種類。飛距離は「モンスターショット」には若干及ばないものの、65mmでMAX65m、85mmでMAX70m、105mm・125mmでMAX90mと圧倒的な飛距離を記録しています。
DUEL公式「ハードコア ヘビーショット(S)」詳細ページはこちら
サイズ | 重量 | リングサイズ | フックサイズ | 飛距離 | レンジ | タイプ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
65mm | 15g | #3 | #6 | MAX 65m | ALL RANGE | シンキング | オープン価格 |
85mm | 20g | #4 | #4 | MAX 70m | ALL RANGE | シンキング | オープン価格 |
105mm | 30g | #4 | #4 | MAX 90m | ALL RANGE | シンキング | オープン価格 |
125mm | 40g | #4 | #4 | MAX 90m | ALL RANGE | シンキング | オープン価格 |
メタルジグ的な要素の強いモンスターショット
それではここからは両者の違いについて。
まず、どちらも非常によく飛ぶシンキングペンシルですが、より飛距離が出るのは「モンスターショット」。
上記でも解説した通り、最大飛距離100mオーバーと、時としてジグをも超える遠投性はまさに“モンスター級”!
シルエットは、「ヘビーショット」と比較し、身が詰まったややファットなボディ。
よくネームに“ヘビー”と付いているので、「ヘビーショット」の方が重いと思う方もいるかと思いますが、ウエイトは「モンスターショット」の方が重くなります。
フォールスピードも「モンスターショット」の方が早く、サイズによって若干の誤差はありますが、平均沈下速度は1秒で50㎝程度。
潮の流れが早いところや深場を狙う場面にも活躍し、ボトムから表層まで、あらゆるレンジをメタルジグのように探れるのも大きな強み。任意のレンジまでカウントダウンしてからのただ巻きに対応しています。
特にジグでは誘いきれないターゲットも、シルエットとアクションを活かし口を使わせることができるのも「モンスターショット」ならではの強みといえるでしょう。
また水面を付近を高速巻きするとスキッピングを演出。ナブラなど水面での活性が高い場面での誘いも得意としています。しかし、早巻きで浮かびやすい性質から中層やボトムでの早巻き、水面直下での高速巻きには不向きとなっています。
基本操作に関しては「ヘビーショット」よりも多彩で、メタルジグで行うアクションが可能。ファストからスローのただ巻き、ワンピッチジャーク、スキッピング、スロージグのようにボトムを丁寧に叩くなどあらゆるテクニックに対応しています。
このアクションの多彩さを生み出しているのが、水を掴むフェイスデザイン。
水を掴みすぎず、程よい抵抗となるほか、超低重心のウェイトバランスによりバランスを崩すことなくアクションを演出することができるとのこと。
また、フォール姿勢も弱ったベイトを演出する水平ローリングフォールとなるため、追尾してきた青物などを見切ることなくバイトを誘発することができるのもメリット。
そして「モンスターショット」の大きな特長の1つが、その耐久性。
高強度の肉厚ボディと貫通ワイヤー構造を採用しており強度が高く、大型青物とのファイトなどで、万が一ボディが破損してしまっても大丈夫!
しっかりランディングまで耐えることができます!
以上の点が「モンスターショット」の特長となります。シンキングペンシルの見た目ではありますが、性能としてはメタルジグに近いイメージかと。
ミノーに近い性質を持ったヘビーショット
続いては、「ヘビーショット」について。「モンスターショット」がメタルジグに近いのに対し、「ヘビーショット」はミノーに近いイメージ。
モンスターショットでは難しかった低速でのレンジキープ力に優れており、サーフや河川でボトムのちょこっと上をスローで巻いてくることも可能。
また、「モンスターショット」よりも、しっかりリップで水を噛みながらアクションするため、表層でのリトリーブも水面から飛び出しにくいのもポイント。
水面直下のハイスピードリトリーブができるのを活かし、シーバスゲームでのシャローの河川や河口、干潟のハク・サヨリパターンで使用できるのも「ヘビーショット」ならではといえるでしょう。
そのほか浮き上がりやすさを利用し、風や潮流を利用したドリフト釣法も得意としており、特にドリフトさせながら狙ったところでフォールさせて食わせるといったテクニカルな誘いも思いのまま!
アクションに関してはタダ巻きをベースとしたスイミングが基本となります。
テールをスイングさせる、シンペンらしい動きが特長で、弱い流れの中でもしっかりとアクションするので流れやサラシの中をスローに巻いてくるのも効果的です。
またフォールスピードに関してはややスロー気味で、生命感のある前進しながらのローリングフォール(シミーフォール)を演出してくれます。
以上の点が「ヘビーショット」の特長です。青物狙いというよりは、シーバスやヒラメのようなルアーをしっかりと見せて釣る魚に効果的かと!
まとめ
最後に記者的なイメージで超簡潔にまとめると…
・青物狙い
・ジグのように積極的にアングラー側がアクションさせる
・早巻き
・シーバス・ヒラメ狙い
・ただ巻きで一定のレンジを巻いてくる
・通常~スローリトリーブ
という感じでしょうか。見た目は似ていますが、使い方や狙い方では大きく異なる「モンスターショット」と「ヘビーショット」。それぞれの特性を知っておけばより釣果につながるかと!
どちらを選ぼうか迷った方はぜひ参考にしてみてくださいね!
