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【山口恵 × ダートマックス】なぜ彼はデカイカが釣れるのか?考え方のKEYポイント

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山口恵がデカアオリを釣る理由

フィッシュリーグ・プロスタッフの山口恵さんによるエギング実釣動画が公開されている。

出典:YouTube「NORIES & ECOGEAR MOVIE」

山口さんが今回訪れたのは、ホームグラウンドの和歌山を離れた伊豆半島。時期は6月、春シーズンも終盤に差し掛かるタイミングだ。

ご自身のSNS(@fishing_kei)では度々でかアオリイカをアップしているが、どんなことを考えているのだろう。

意識していること

動画のテーマは、オールシーズン通用する“深場&潮流を活かしたエギング”。エギには、フィッシュリーグの人気エギ「エギリー・ダートマックス」を使用し、地形と潮を読み切った戦略的アプローチで大型を狙った。

1. 初場所では“目で読む”地形分析

山口さんは、釣り開始前に必ず高い位置から周囲の地形を観察する。

・沈み根やカケ上がりの位置
・潮通しの良さ(磯の位置関係から想像)
・根掛かりしやすいエリアの把握(同時にそこはチャンスにもなり得る)

この他にも色々とあるのだが、それらを複合して、基本的には回遊するアオリイカのフィーディングスポット(アオリがエサを追い込みやすい場所)を絞り込み、効率的に攻めるポイントを決める。

2. 潮の動きを一投目で把握

ファーストキャストでは、着水からフォールまでの間に潮の流れを確認。右から左か、左から右か、それとも流れが弱いのかを判断する。潮流の方向や強弱を早い段階でつかむことで、以降のキャスト方向やエギの操作を最適化する。

3. 狙い目は“潮変化”と“月の動き”

実は山口さんはエギング歴が長いかといわれれば、まだ4年ほどだという。しかしながら1回1回の釣行を大事にし、4年分の釣行データから、干満差の変化や月の位置変化から好機を読み解く。

潮の干満が例えグラフ通りだとしても、自身の立ち位置のポイントで潮が流れる・流れないは別問題…などリアルにデータを付けてきた山口さん。それは自身の成長にもつながったという。

このあたりはぜひ動画でチェックしてほしい。

このため、干潮・満潮の前後1時間や月の変化タイミングには集中力を高め、周囲の潮目や海面変化にも目を光らせる。

4. カラーは“地形になじませる”

エギのカラーは現場の潮色やアオリイカがいるであろう根周りとの兼ね合いも加味し、溶け込みやすいカラーを選択することで、警戒心の強い大型にも口を使わせやすくしている。

 ダートマックスの優れた点

実釣では大型アオリイカをキッチリと仕留めている。その内容はぜひ動画でチェックしていただくとして、使用したエギはフィッシュリーグの「エギリー・ダートマックス」。言わずと知れた、釣れるエギ。

山口さんのお気に入りポイントを簡単にまとめる。

1. ブレにくい安定姿勢

ダートマックスの最大の特徴は、引っ張っても平行移動してもブレにくい安定姿勢。潮流の中でもしっかりとした泳ぎを維持し、アオリイカに自然なアプローチができる。

2. “ダウン”での操作性

潮下方向(ダウン)でラインを張り、潮に逆らう形でエギを止めると、特に生物的な姿勢を長くキープできる。これによりアタリが明確になり、釣趣も向上する。

3. 深場&潮流に強い設計

重心バランスと水押し設計により、深場や潮流のあるポイントでもしっかりボトムを取り、狙ったレンジを丁寧に攻められる。山口さんも「深場やニアディープの攻略には欠かせない」と太鼓判を押す。

釣行終盤、山口さんのエギに巨大なアオリがヒット。惜しすぎるモンスターもありながら、キッチリと十分すぎるサイズを仕留めている。

山口さんのエギングは、単なる経験則ではなく、データと観察力に基づいた緻密な戦略だ。

リアルに「その日の考え方」に迫った動画であり、非常に参考になるばかりか、これは「通年で共通する」と山口さん。

このメソッドを参考に、あなたのフィールドでも“記憶に残る一パイ”を狙ってみてほしい。

フィッシュリーグ公式「エギリーダートマックス」詳細ページはこちら

エコギア(ECOGEAR)

エコギアはソルトのソフトルアーを中心に開発を手掛けるブランド。ソルトルアー黎明期から味とニオイ付きのワームシリーズを輩出、グラスミノーやパワーシャッドなどは超ロングランヒットを続けている。またブランド名にある通り、環境にやさしいワーム開発にも注力し、エコギア熟成アクアシリーズなどを展開、環境にやさしく、かつ実釣力の高さから多くのアングラーから支持を集めている。
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