ダントツのNo.1トレーラーベイト
ブレーデッドジグ(チャターベイト)用トレーラーとして確固たる地位を築いているヤマモトベイツのザコ。日本でも今年からスミスを通じて正式に販売され、専用設計ならではの使い心地を実感した人も多い事だろう。
そして今シーズン、ザコに新たなラインナップが加わった。小型のブレーデッドジグに合わせて設計されたザコスリム3.5インチがそれだ。

デザインを手掛けたのはザコシリーズの生みの親であるバスプロのBrett Hite氏。同じくBrett氏が開発を手掛けた小型ブレーデッドジグ『ベビージャック』(エバーグリーンインターナショナル)も今シーズンに発売されている。
それぞれ発売元は異なるがBrett氏が求めたものは完成度の高い小型ブレーデッドジグであることは明白で、ザコスリムとベビージャックの組み合わせこそがBrett氏の理想形であることは疑う余地もない。

△Brett Hite 氏
小型ブレーデッドジグの必要性
アメリカでもブレーデッドジグのアピール力を少し抑えたい場面があるという。透明度の高い水域やプレッシャーが掛かった状況下がそれに該当しやすいと言えるだろう。同様に、全体のシルエットをコンパクトに抑えたい場面も多々ある。
中型までのバスが主力となるフィールドだったりベイトフィッシュのサイズが小さいといった場合だ。Brett氏がザコスリムとベビージャックを開発した背景にはそうした必要性があったからに他ならない。
そしてそうした場面は日本ではむしろポピュラーと言っていいだろう。小型のブレーデッドジグは日本のフィールドでかなり出番が多いはずだ。
デザイン比較
間違って欲しくない点が1つある。ザコスリム3.5インチは単純にザコ4インチをサイズダウン及びスリム化しただけのものではないということだ。
写真上からザコ4インチ、中段がザコスリム3.5インチ、下段がザコ3インチ。
ここで注目して欲しいのはサイズ感や形状の違いだけでなく、ザコスリムはスリットの入り方が違うという点だ。通常のザコには4本のスリットが入っているのに対し、ザコスリムは3本しか入っていない。
そしてスリットの位置にも注目だ。通常のザコが「本体:可動域」の比率が「6:4」程度なのに対し、ザコスリムは「7:3」程度となっている。可動域をより後部寄りに設計してあるのだ。
小型のブレーデッドジグはレギュラーサイズのものよりも動き自体が小さくなる。トレーラーを動かす力も弱いという事なのだ。そこでトレーラーの可動域を後方に狭めることで小型ブレーデッドジグでもバランス良く泳ぐ設計となっている。
カラーラインナップ
ザコスリムのカラーラインナップは全12色。ザコ4インチは28色もラインナップされているので物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれないが、必要最低限はカバーできるラインナップだろう。
021 Black / Blue Flake
036 Cream White
297 Green Pumpkin / Black Flake
956 Watermelon Copper Orange Red Flake
973 Electric Shad
981 Green Pumpkin Black Flake / White
991 021/297 Laminate
993 Sight Flash
994 Tennessee Shad
9003 Fire Craw
9004 Smallmouth Magic
9023 Green Pumpkin Shimmer
ザコスリム 3.5インチ SPEC
パッケージに関してはヤマモトベイツの世界標準となる黒を基調としたパッケージ入りとなる。
全長 | 入数 | 価格 |
3.5インチ | 6本入 | オープン |
2025年9月発売予定。小型ブレーデッドジグを生かすも殺すもトレーラー次第。ザコスリムが最適解の1つであることは間違いない。
スミス公式「ザコスリム 3.5インチ」詳細ページはこちら
