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灼熱!真夏の川バス・釣果テッパンパターンは?【水野浩聡のワンモアフィッシュ】

連載:水野浩聡のOne more fish
寄稿:水野浩聡
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水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

こんにちは‼︎ 水野 浩聡です!
いやぁ、毎日灼熱地獄…。毎日ですからね、さすがに日中の釣りはキツく感じることもしばしば…汗。
せっかくのお休みで釣りに行かれる皆さんは、こまめな休憩と水分補給をしっかりとって、安全第一でお願いしますね。体があってこその楽しい釣りです‼

灼熱の大江川攻略に対して打開策を探るべく色んなエリアをランガン

さて先日、長らくの関西拠点から地元岐阜県に帰ってきまして、さっそく数時間、大江川にも出撃してきました。
ここ大江川に限らず、梅雨明けが例年になく早かった今年は長い夏シーズンが続いており、各地で「かなりタフな状況だ」という話をよく耳にします。
全体的に水深が浅く流れもあまりない大江川は、茹で上がるような高水温かつ平地の川なのでシェードも少なく、当然のようにタフコンディションが続いている傾向にあります。

しかしながら、そんな中でも打開策がないものか?という検証を行いたくて、様々なエリアをランガンしてきました。

釣果を上げるために徹底すべきは「エリア選択」

釣果を得る確率を上げるために徹底すべきなのが「エリア選択」!
夏のバス釣りにおけるシーズナル要素を追っていくと、「少しでも水通しの良い場所で、シェードやカバーがある場所」が鉄則です。
大江川でいうと、川のベンド部のアウトサイドや川幅が狭くなるような水通しの良いエリアに、橋脚やカバー、沈みモノといったバスがコンタクトするであろうストラクチャーが存在していれば、この条件を満たしているといえます。

夏の大江川で好条件なスポットとは?

好条件を満たすのは、具体的に挙げると以下のようなスポット:

・西大江川アングラーズパーク前橋脚(アウトサイドのシェード)
・西大江川セブンイレブン裏の橋脚(アウトサイドのシェード)
・東西大江川の合流点付近の橋脚(川幅が狭まる場所にあるシェード)
・下流チューリップ橋(アウトサイドのシェード)
・下流石亀橋付近(アウトサイドのシェードや縦スト)

こうしたアウトサイド側を徹底し、橋脚のシェードが絡むボトムの沈みモノを攻めることで、確実に魚がストックしている可能性が高く、モチベーション高く釣りに臨むことができます。
時間の無駄を省くためにも、インサイドは思い切って見切ることも大切にしています。

一等地「橋脚シェード」攻めで有効な誘いとワームは?

私が多用しているのが「フリーリグ」

橋脚のシェードは、アングラーにとっても日陰で釣りができるメリットがあり、体も楽…笑。
その分、誰もが狙う人気ポイントでもあり、「居るのに食わない…」という場面もしばしば起こります。

ここで重要なのが誘い方と使うワームの選定です。

私が多用しているのが「フリーリグ」。
シンカーとフックが離れてワームの自由度が高くなるため、今のような高水温期でも食わせやすく感じています。
他にもダウンショットやキャロライナリグ、ペグ止めなしのテキサスリグなども有効です。

特にバスのレンジが深くなるこの時期、ボトム付近でスローに動くリグへの反応がよく、ボトムをしっかり舐められて、かつ根掛かりもしにくいフリーリグは、まさに夏向きのリグといえます。

このフリーリグをボトムで鋭く短く“跳ねる”ように使用すると、跳ねた後のステイでバイトが多発。
つまり、クイックな動きによるリアクション効果で、食わないバスにスイッチを入れてバイトに持ち込めるというわけです。

 

使用ワームは水を受け流す系のエビ系「ジミーシュリンプ3.8インチ」

使用しているワームは、一見シンプルなエビ系ワーム「ジミーシュリンプ3.8インチ」。

よく見ると、各部に手足のようなパーツがついていますが、これらは進行方向に逆らうのではなく、水流を受け流す向きで配置されています。
そのため、ロッドアクションでワームを「パンパンッ」と跳ねた際に、鋭く短い動きを出しやすいシルエットになっています。

逆に、水を掴みすぎるパーツや進行方向に抵抗する構造のワームだと、動きにキレがなくなり、リアクションバイトを誘発しづらくなるんですね。

この違いは明確で、実際に「水を掴む系」のワームでも試しましたが、こちらは全くバイトが得られませんでした。
つまり今のバスに対しては、一瞬の速さと食わせやすいシルエットという2点が、ワーム選びで重要になると感じています。

 

限られたシェード内で丁寧に刻んでアプローチ!

この釣りで最後に重要なのは、限られたシェード内で丁寧に刻んでアプローチすることです。

1つの橋脚のシェードに対して30分〜1時間かけることもあり、丁寧にボトムの変化にピタッと付いたバスの目の前でリアクションを意識したアプローチを行っています。

水通しが良く、シェードが絡む好条件の場所なので、やる気のあるバスが入っていることもあり、アプローチ開始すぐにバイトが出ることもあります。
とはいえ、特に流れがない日中は、「いかに横移動させず、バスの目の前で跳ねさせられるか?」が鍵。

キャストを細かく刻み、沈みモノがあればコースを微調整しながら、とにかく丁寧に探ることでバイトを多く得られています。

お盆すぎまでは、この真夏パターンが続きそう!

おそらくお盆過ぎまでは、真夏のパターンが続くと思われます。
暑さの中でも釣果に繋げるための一工夫として、「誘い方」や「ワームの選定基準」の参考になれば幸いです!

タックルデータ

リグ:ジミーシュリンプ3.8インチ+5gフリーリグ(ゴム=チェーンクッション
ロッド:ポイズンアドレナ168M+
リール:メタニウムDC 70HG
ライン:レッドスプール16ポンド
フック:サイス タイプナロー #1

 

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