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今江克隆のルアーニュースクラブR「真夏のビッグフィッシュ祭!開催中」 第1249回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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MJポップ

そして、もう一つの釣果報告が目立ったのが三原直之プロの「MJポップ」だ。

真夏のポッパーはある意味定番トップだが、基本的には構造上相反する「首振り唾吐き」と、「波動砲ボイルサウンド」の両立を果たしている「MJポップ」は釣り場を選ばずプロスタッフの間でもとても評価が高い。

池原ダムや七色ダム、旧吉野川でも安定した釣果をもたらしてくれている「MJポップ」。やや奇をてらったジョイント式だが、定番ポッパーとしての安定感も抜群なのだ

今江的には「MJポップ」の力量発揮シーズンは秋にかけてが最盛期で、特にかなり深い所や離れたところからでもバスを呼び寄せる「波動砲」的使用を是非試してみてほしい。

唾吐き首振りも得意だが、「MJポップ」の真骨頂は捕食音を彷彿とさせるボッコンサウンドと水中に空気のドームを作り出すようなコールアップパワーにある

特にこの方法は今まで夏~秋の霞ヶ浦でとても有効で、使い方のコツは出来るだけ空気をはらんだ、いわば「ボッコン」と言うサウンドを1〜2発出した後に波紋がほぼ消える寸前までジッと待つのがポイントになる。

この「間」はバスが見つけて近づいてくるための間と意識することがポイントだ。

この間はルアーを意図的に動かさない方が良い。

水を掴むジョイント構造とフェザーフックが、水に穴をあけるような強烈な空洞波動によって放置していても十分に揺らめき続けているからだ。

バスはラインによって意図的に動かされた動きより、ルアー本体が勝手に動いているように見せるとよく反応する。

ジッと待つのは暑いが動いていると信じて、「呼んで待つ」ことが「MJポップ」を使いこなす上での一つのコツだと覚えておこう。

ジョイント化されたことで、ベイトフィッシュシルエットのみならず、一見蛙のような立体感と可変シルエットをもった「MJポップ」。オモチャっぽいけど大昔から蛙カラーのトップはメチャ釣れるカラーである

野池では予想通りカエルカラーが大活躍。三原プロの「MJポップ」ハウツー動画は近日オカッパリを舞台にイマカツYouTubeチャンネルで公開

余談だがこの「MJポップ」、ジョイント構造でテールフックが深く水面下に入る姿勢のため、チヌ釣りに流用しても高いフッキング効果が期待できる。

チヌにはポッパーが良く効くそうだが、頭から喰うバスとは違って後ろから啄むように、口が小さく控えめ?に喰ってくるチヌはバス用ポッパーではフッキングがすこぶる良くないらしい(知らんけど)。

その点、「MJポップ」はチヌのショートバイトにもとても有効らしいので、真夏のチヌ釣り、夜釣りのお供にも役立ててみてほしい。

「MJポップ」のテール下がりのジョイント構造は、バスとは違って後ろからついばんでくるようなクロダイのバイトにも高次元対応できる。チヌポッパーとしてもかなり優秀なのだ

後で知ったことだが、浜名湖ソルトガイドのTOP50黒田健史プロが黒鯛専用に開発したチヌポッパーもこの理由でジョイント構造だそうで、それはたまたまの偶然です(笑)。

「バスワーム145」8月末デビュー

最後にお知らせ。

いよいよ今江的にも今シーズン、最も注目のスーパービッグフィッシュベイト、日本初のバス型フラットワーム「バスワーム145」の8月末デビューが確定。

ベイトフィッシュがデカくなった秋のベストシーズンに何とか間に合いましたわ。

いよいよ8月リリースが決まった「バスワーム」。このワームは正真正銘・真のデカバスキラーとして激ヤバの能力を持っている

もうすでにプロトサンプル段階でプロスタッフからの評価抜群、湖を問わず釣果も確実に出ている「バスワーム」。

今江的には琵琶湖でこそ一番ヤバい気がするので、是非手に入れて使ってみてください。

池原ダムでも、淀川でも、そして激タフな生野銀山湖や小野ダムでもすでに実績十分。テキサスリグからi字、ヨコヨコ、ネコリグまで、使い方のバリエーションが極めて広いのも「バスワーム」の特徴だ

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