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今江克隆のルアーニュースクラブR「真夏のビッグフィッシュ祭!開催中」 第1249回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ロクマル越えバサーには、やや命の危険を感じるほど残酷暑な7月だが、引きこもりゾンビになってる自分に比べ、活きの良い若手アングラーからはこの猛暑の中、景気の良い話がいくつも舞い込んできた。

「ジャバロンハードマンバ」で巨大アカメ!

まずは以前からTOP50の小森嗣彦プロを介して紹介されていた四国の怪物ハンター大橋さんから衝撃的な写真が送られてきた。

これがホンマに日本なのか? 日本に陸から釣れるこんなデカい魚がおるんか? と驚きを隠せなかったのだが、まさに日本の高知が誇る怪魚モンスター、アマゾンのピラルクにも引けを取らない超巨大アカメを仕留めていた。

ジャバロンハードマンバ」で仕留めた最大のアカメはなんと43㎏。

詳しくは知らないが下手したら世界記録級の怪物アカメだそうだ。

日本最大、いや世界でもモンスター級の高知アカメを専門に狙っているモンスターハンター大橋氏。なんと「ジャバロンハードマンバ」で43㎏(世界記録?)ものアカメを仕留めた

そう言えば、TOP50遠賀川プリプラの後、小森プロはそのまま高知へフェリーでアカメ狙いに行くって言っていたが、インスタ見る限りスルーなんでホゲたのだろう。

こんなの小森が釣ったら、たぶんTOP50表彰台より間違いなく目立てると思う(笑)。

実際、そう簡単には出会えない幻の国産怪魚だが、これを見てたら練習後に無理しても行きたくなる気持ちは理解できた。

ただ、写真をよくよく見て驚いたのは、なんとロッドがまさかの「カレイド・スーパースタリオンGT3RS」に見える。

確かに元々は黄河の対巨大怪魚用として中国で人気が爆発した「カレイド・スーパースタリオン」シリーズだが、トーナメント専用ロッドなのにこんなバケモノアカメと対峙して制圧してしまうレアなバスロッドはなかなかないだろう。

アングラーの力量がもちろん大きいが、さすがはエバーグリーン、純国産、20年耐久規格のクオリティだと改めて感心させられた。

まるでアマゾンかよって言いたくなるような日本の巨大怪魚アカメ。バスルアー、そしてバスタックルでこんな怪物を何尾も釣ってしまうのだから恐れ入ってしまう

ちなみに大橋さんいわく、「ジャバロンハードマンバ」の中層スイミングはモンスターアカメには最強だそうで、「バスロイドjr.Taboo」も同じく必携だそうだ。

フックだけは超強力なWシングルに変えているが、こちらもよくぞ怪物アカメに破壊されなかったものである。

大橋さんいわく、「ジャバロンハードマンバ」と「バスロイドJrタブー」が怪物アカメにはとても威力があるそうだ。イマカツのルアーの頑丈さにも恐れ入った。さすが純国産プラグである(笑)

三原プロも「ジャバロンハードマンバ」でサクッとデカバスを仕留めていた。バカラックでもそうだったが、「ジャバロンハード」のウミヘビスイミングにはデカバスの琴線に触れる何かがあるように思う

「ワカサギマジックスプーン」

次に今週は、イマカツ・プロスタッフが東西共に大活躍&釣り方も今の旬にマッチするので報告しておこう。

まず関東では昨年のU-30覇者で、今年からJBプロシリーズに参戦しているイマカツプロスタッフの超大型(身長も)の亀滝拓夢プロが、河口湖の超強豪・TOP50ノムシュン(野村俊介プロ)や宇佐美プロを抑えて堂々のJB河口湖プロシリーズB、第2戦、第3戦を連勝で開幕戦ノーフィッシュながらTOP50昇格に望みをつないだ。

今回のメインルアーは自作のワカサギ系プラグのキャロでのライブ沖群れ直撃と「ワカサギマジックスプーン」。

西のカメハル、東のカメタクこと、イマカツ東の次代エース候補・亀滝拓夢プロ。昨年のU-30チャンピオンがJB河口湖Bで2戦連続優勝。来季のTOP50昇格も見えてきた

「ワカサギマジックスプーン」では中層を「時速1Km程度」で泳ぐ単体~2匹のバスを見つけ、バックスライド気味フォールでボトムまで追わせ、ボトムジャークのリアクションで喰わせる沖ボトムライブパターン。

泳いでいるバスの速度、方向まで把握する話は信じがたいようだがライバー達の間ではよく聞く話で、以前、藤田京弥プロからも聞いたことがある。

またライブソナーに映しやすいマグナムスプーンを徹底して練習することが、沖ライブの習得には必須項目と言う話もよく耳にする。

8月~9月はちょうど季節的にも「ワカサギマジックスプーン」が最も熱くなる季節、自分も青野ダムの前代未聞の数時間で45cmUP30本釣りと言う実績もある季節だけに、是非一度この夏トライしてみよう。

カメタクは藤川ハルトプロと双璧を成すイマカツきってのライブサイト超人だ。富士五湖を主戦場にするためハードベイトでの沖ライブサイト技術には目を見張るものがある

安藤リグ

一方、西の大型リザーバーでは、「ハドルギルSG-1(水比重)」の「安藤リグ」を発案した安藤匠真プロが、その「ハドルギルSG-1」の安藤リグで池原チャプター、七色(奈良)チャプターで連続準優勝し、その威力の確かさを自ら証明している。

一方、西の池原ダム、七色ダムでは「ハドルギル安藤リグ」の開祖・安藤プロが池原チャプター、七色(奈良)チャプターと連続準優勝。ハドルギル安藤リグの強烈さを結果で証明している

安藤プロが使用したのは「ハドルギル3.9インチ(SG-1)」の安藤リグと、バックアップとしてノーマル素材の「ハドルブレスギル3インチ」を使ったフィネス安藤リグだ。

「ハドルブレスギル3インチ」は「エンガワリブ」のおかげで空気をリブ間にはらむ力がノーマル素材でもダントツ高く、沈む素材にもかかわらず水面直下でもかなり沈まず粘ってくれるおかげでSG-1素材に匹敵する効果を発揮できる。

安藤プロに「3インチを舐めてました」と言わしめるほど、エアの剥離集魚効果も含め、小さくてもその効果は5インチ、3.9インチに匹敵するものがある。

いまや池原、七色のビッグバスサイト最強兵器の最右翼になってきた「ハドルギル」の安藤リグ。安藤プロは練習はノーマル素材、試合本番は数少ないサンプルで渡した水比重のSG-1で勝負しているそうだ

もちろん、いずれ「ハドルブレスギル3インチSG-1」も登場するので、オーバーハングの木陰に群れて浮く子ギル狙いのデカバスサイトには今後絶対的な必需品になるだろう。

まだまだ続く、今旬ルアー!

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