バサーなら誰もがご存知。
“世界のT.Namiki”こと並木敏成さんが代表を務めるルアーブランド。
「O.S.P」
そんなO.S.PがSWルアーの開発にも力を入れるべく、2021年に立ち上げられたのが「O.S.P TEAM OCEAN」。
東京湾で名高い凄腕船長4名をメンバーに加え、バスルアー開発で培ってきた緻密な設計技術とアイデア、知識などを活かし、SWルアー開発が本格的に行われるようになりました。それ以降、新開発のSWルアーが続々と発表される中で、一躍話題になったルアーの1つとも言えるのが、今回お見せするこちらのタイラバ。
コト玉【O.S.P】
音で狂わす鯛ラバヘッド。
O.S.P初のタイラバ「コト玉」。
Weight | Color | Price (税込) |
45g, 60g, 80g, 100g | 7 | 45g 1,430円 / 60g 1,485円 / 80g 1,595円 / 100g 1,650円 |
O.S.P公式「コト玉」詳細ページはこちら
音への拘りについて
そうなんです。その名の通り音が鳴ります。
“音を出すことでターゲットの反応が変わってくる”という、東京湾の有名タイラバガイド船「なぶらフィッシング」代表“岡元健二”船長のアイディアを具現化させたのが「コト玉」。ご覧の通り、丸型のヘッドをジョイント化させることで、潮流を受けながら“コトコト”というサウンドを放ち、フォールしていくという構造に。

岡元 健二(Kenji Okamoto) プロフィール
このジョイント構造を生み出すために、試作とテストが繰り返されました。ジョイント部分の幅が狭すぎると音が鳴らず、逆に広くしすぎると、フォールスピードが落ちたりヘッドが暴れてフックが干渉し、エビになるトラブルも発生。何度も微調整が行われ、最適なジョイント幅にセッティングされました。
開発段階では、一般的なタイラバとの差別化を図るため、比較テストが実施されたそうです。音による効果は当初からカナリ実感されており、マダイだけでなく、青物や底物など、魚種問わず魚に気づかせて喰わせることを実現しています。
【基本性能も追求】ヘッド形状を最大限コンパクトに
音を鳴らすことが最大の注目ポイントですが、それ以外にもタイラバヘッドに求められる性能として、分かりやすい潮噛み加減、高い操作性、トラブルレスといった基本性能にも注力されています。
ヘッドのシルエットが丸いのも、コンパクトさを追求してたどり着いた形状。音と基本性能がバランス良く考慮された、タイラバヘッドに完成しています。
ユニットへの拘り
ユニットにも大きな拘りが。
純正パーツとして標準装備となる「O.S.Pマルチユニット」。
そう、この黒いパーツ…見るからに何らかの仕組みがあると感じる形状。
これは“誰もがネクタイを簡単&スピーディーに交換できる”ことを追求した、まさにタイラバの次世代ユニット。多くのタイラバアングラーを傍で見守り続けてきた、船長直伝のアイデアが活かされています。揺れている船の上でも容易にネクタイ交換ができるよう目指し、開発されました。
特長としては、ユニット内に大き目の穴が採用されていて、ネクタイ交換を快適に行うことができます。さらに穴は1つだけでなく、上下に備わっているのに加え、お互いのネクタイが干渉せず、クロスでネクタイを挿せるというコダワリも。
また、ユニットの装着方向を上下に変えることで、ネクタイをアシストラインに同調しやすくさせたり、逆にフレアさせやすくしたりと、状況に応じたセレクトも可能です。これにより、スリムセッティングとフレアセッティングという2タイプの使い分けができる仕組みになっています。
というように、機能性を重視しつつ、コンパクトで強度も備えたユニットに。
3タイプから選べるネクタイ
「コト玉」には、3タイプのネクタイタイプが揃います。
状況に応じて使い分けることで、最初の1尾、もう1尾へと繋がるでしょう。ちなみに標準で搭載されているのは「フィネスWカーリー」です。その他のネクタイは別売りとなります。それでは、各タイプの特長を解説していきますね。
O.S.P公式「ネクタイ フィネスWカーリー」詳細ページはこちら
パイロット的に使用可能なタイプ。
アシストライン&フックに絡み難く、潮が緩い時でもシッカリなびき、無駄のない誘いを実現するWカーリーのスタンダード。
(O.S.Pアシストライン スタンダード 20mm*80mm使用時)
O.S.P公式「ネクタイ フィネスストレートカーリー」詳細ページはこちら
渋い時に重宝。
アシストライン&フックに絡み難い設計。食い渋りの状況でもバイトを誘い出すスタンダード形状。
(O.S.Pアシストライン スタンダード 20mm*80mm使用時)
O.S.P公式「ネクタイ アシンメトリーカーリー」詳細ページはこちら
こちらは比較的波動が強め。
潮流の速い時にも使いやすく、形状違いの2対が異なる波動を演出。こちらもアシストライン&フックに絡み難く、活性を問わずターゲットを誘い出してくれるモデル。
(O.S.Pアシストライン スタンダード 20mm*80mm使用時)
アシストフックにも注目
アシストフックの特長にも必見ですよ!
ネクタイの動きを100%引き出しつつ、フッキング率向上とバラシ軽減を両立したアシストフックセッティングになっています。
“岡元健二”船長の経験&実績、そしてプロトのトライ&エラーで導き出された答えが段差ツイン仕様。フックには、フッ素コートが施された抜群の刺さりと強度を誇る小磯針が採用されています。
全7色展開
カラーに関しては以下の7色展開。
他にはない斬新なカラーを中心としたラインナップに。では、各カラーを順番に紹介させていただきますね。
こちらの記事も一緒にチェック!
【従来の当たり前は通用しない?】反応を示す波動が変わりつつある“東京湾タイラバ事情”。今釣れるタイラバとその魅力/横山空知
音で狂わす鯛ラバヘッド。
O.S.Pのタイラバ「コト玉」。
コレにしかない特長だからこそ、コレしか効かない状況にも巡り合えるかも? BOXに常備をお忘れなく…。