オクマのTESORO(テソロ)といえば、屈強なタフネスリールを思い浮かべる。
が、そんなテソロに兄弟分として、なんとレバードラグリールがこの7月の登場を予定しているという。
それが「TESORO LDJ (テソロLDJ)」。
出典:オクマ公式
TESORO LDJ (テソロLDJ)
日本では7月発売予定だが、すでに2024 iFデザイン賞を受賞するなど注目を集めている「TESORO LDJ (テソロLDJ)」。
デザイン性のみならず、高い機能性を兼備する「テソロLDJ」の特長を駆け足でご紹介。
高耐久性を誇るフレーム
大型魚とのファイトにおいて、特に大きな負荷がかかりやすいメインボディやスプール。
ボディには、一体成型の完全機械加工アルミニウムフレームが採用されており、従来のリールで使用されるアルミよりも剛性が高く、圧力とトルクに耐えることができる。
また、精密にマシンカットされたスプールは、軽くて高い剛性を持ち、高い負荷にも対応できる。
ステンレスギア(XLギア)
あえてオーバーサイズのギアボックスにすることで、ギア本体とギアの歯が拡大し、耐久性の向上と力強いトルクの巻き上げを実現。
またギアボックスを大きくすることで、ドラグワッシャーの表面積が50%以上拡大し、耐摩耗性も向上。
スムーズな巻き心地
深海から巻き上げることもあるジギングでは、スムーズな巻き心地が求められる。
より軽い巻き心地を追求しているのも特長。
アンチリバースシステムとはリールを前方に回すと、逆転防止装置がスライドして開き、摩擦のない静かなリトリーブを可能にするシステムである。
テソロLDJにはラチェットと2個のワンウェイベアリングの組み合わせによるトリプルアンチリバースシステムが搭載されており、強度の向上とスムーズな巻き心地を実現。
また、オクマ独自のフライトドライブ技術により、ピニオンギアの中心を空洞化し、シャフトとの摩擦を軽減。
前作のリール、カバラよりもブレーキング時の回転抵抗が50%以上軽減し、軽い巻き心地になっている。
こだわり設計
その他にも、テソロLTDには釣り人には嬉しい様々なワンポイント工夫が施されている。
様々あるので、一挙に紹介していく。
フリーとストライクポジションの間にM(ミドル・中間)マークが追加。ファイト中でもドラグ力の把握および調整が楽になり、ドラグを不自由なく操作可能に。
根掛かり時に速やかにスプールの逆転を止め、ギアやリールメカに掛かる負担を軽減。
リール前後2箇所にパーミングサポートがついており、ジャーキング時の安定感が増し、疲労軽減にも。
ロングリーダーを使用したり深海から長く巻き上げた際に、スプール上にラインの偏りが生じることがある。
そういった際に、ラインがボディフレームに当たらないようにスプールとクロスバーの間にスペースがあるアウトカットバー形状に設計。
スプール側面のマークにより、現在の糸巻量がひと目でわかるように。
1/3 | 2/3 | フル |
PE4号(0.35)(50lb) -150M | PE4号(0.35)(50lb) -300M | PE4号(0.35)(50lb) -450M。 |
大型魚のファイトを想定した130mmの大型ハンドルノブで安定した操作を可能にする。また、ハンドルアームは98mmと110mに調整可能なため、ターゲットによって変えることができる。
型番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (Kg) |
自重 (g) |
スプール径(mm)/ ストローク(mm) |
本体スプール 糸巻量 PE(号-m) |
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長さ (mm) |
ベアリング数 BB/ローラー |
本体価格(円) (税抜き) |
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TLJ-2000NA | 5.5 | 21 | 580 | 58/28 | #3-650 #4-450 |
100 | 98/110 | 9/2 | 55,000 |
TLJ-2000NLA | 5.5 | 21 | 580 | 58/28 | #3-650 #4-450 |
100 | 98/110 | 9/2 | 55,000 |
オクマ公式「TESORO LDJ (テソロLDJ)」詳細ページはこちら
このように数多くの機能を持つテソロLDJ。これからの発売が楽しみだ。
