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【しなつよ】しなやかで強いホライゾンLJのど真ん中ナンバー

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ホライゾンLJ 第3世代

2025年、フルモデルチェンジを果たしたテンリュウのライトジギングロッド「ホライゾンLJ」。

長年支持されてきたホライゾンLJだが、3rdジェネレーションとなって大きく進化を遂げている。セパレートグリップ化やガイド径の最適化など、具体的に前作から大きく変わったパーツもあるが、それらはすべて現在のジギングシーンにさらに最適なロッドシリーズとなるため。

「軽快かつ強い」というホライゾンLJらしさをさらにブラッシュアップした印象だ。

さて、写真はフィールドテスターの渕上大輔氏。すでに配信している下記実釣動画で、タフな状況から絞り出した1本。ワンチャンスをものにしたブリクラス。

622B-FML

そして、それをキャッチしたホライゾンLJのナンバーが「 HLJ622B-FML」。全8機種の中で、近海ライトジギングのスタンダードモデルといえるモデルだ。

品名 タイプ 全長
( m [ft])
継数
(本)
調子 仕舞寸法
(cm)
穂先形式 ルアーウェイト
(g)
ライン
(PE/号)
最大ドラグ
(kg)
リアグリップ
(mm)
先径
(mm)
自重
(g)
使用繊維 カーボン/グラス
(%)
本体価格
HLJ622B-FML B 1.88[6’2″] 2* R 140.0 MF/GT 80-200 MAX2 MAX4/ 0° 425 1.7 122 87/13 ¥40,000
穂先形式MF/GTの意味

今回、ホライゾンLJのモデルチェンジにあたって、前作からの大きな変更点として「ティップセクション」が挙げられる。

前作はマグナフレックス製法のうちカーボンとグラスティップセクションをつなぐグラスフレックスを採用していた。しかし25ホライゾンLJはグラスフレックスだけでなく、カーボンフレックス(弾性の異なるカーボンをつなぐ)であったり、そもそもマグナフレックス製法を用いていないカーボンチューブラモデルもあるなど、機種ごとに異なる。これも、現代のジギングシーンに合わせて各機種に役割を持たせ、それにふさわしい仕上がりとするためだ。

そんなわけでテンリュウ公式のスペック表には「穂先形式」という項目が記載されている。

今回ピックアップするHLJ622B-FMLは「MF/GT」。これはマグナフレックス製法(MF)のグラスチューブラー(GT)を意味している。

ソフトで強い

つまりは622B-FMLに関しては、穂先形式に限ってみれば前作同様。そして、冒頭の1尾、だから獲れた1本といえるのかもしれない。

タフなコンディションの中、グラスチューブラーティップはバイトを弾かず違和感を与えにくい。そしてマグナフレックス製法によりスムーズに荷重変化を捉え曲がり込みながら、バットにかけては主導権を握らせない。10kgクラスのブリでも問題ない、とは現地で聞いた渕上さんの言葉だ。

また、ジグ操作においては、ジグをあえて飛ばし過ぎたくない時にはメチャ相性のよいロッドだとも。

ちなみに渕上さんのホームともいえるフィールド伊勢湾では、622B-FMLは欠かせないモデル。ちなみに同様のコンセプトを持つスピニングモデル「622S-FML」も。

比較的小さなベイトを捕食していることの多い伊勢湾のブリジギングなどでは、120、150g程度までのショートジグを用いることが多いのだそう。そして、リアにフックをセットするのもご当地では定番。そんな時に、ソフトなティップもあって適度にジグの飛びを抑制してくれるから、ジグのテーリングを抑えてくれるからだとか。

そして、掛かれば…。見た目以上の強烈な粘りで、青物を浮かしてくれる。

もちろん、ホライゾンLJの中でもど真ん中といえる存在で、全国的にも出番の多いナンバーといえるだろう。

テンリュウ公式「ホライゾンLJ」詳細ページはこちら

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。
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