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【フラットフィッシュ攻略の新常識】釣果を劇的に変える!O.S.P「ワインディー」の威力/鈴木孝啓

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緩急自在のワインドマジック。

O.S.Pから2025年6月上旬に放たれる、フラットフィッシュをターゲットに開発されたワインド釣法専用ワーム「ワインディー」。

O.S.P公式「ワインディー」」詳細ページはこちら

専用ジグヘッド「グライディー」と組み合わせることによって、ワインド釣法に求められる性能にプラスαとなる、グライドフォールという横方向へのフォールアクションを実現した新戦力ワーム。キレのある安定したダート性能と、長距離グライドフォールという、フラットフィッシュが好む2種類の動きを両立するワームとして今話題に。

そんな「ワインディー」の魅力をより詳しくお届けすべく、今回はプロト段階からこのワームをこよなく愛する“鈴木孝啓”さんに、特長をはじめ、開発秘話や使用シーンなどを伺いました。その内容を早速皆さんにお届けします!

鈴木 孝啓(Takahiro Suzuki) プロフィール

静岡県・浜名湖をホームエリアとし、ボートシーバスをはじめ、チニングやメバリングをメインに、タイラバ、ジギングなど。ショアからオフショアまで幅広いジャンルを得意とするマルチアングラー。浜名湖で開催されている「浜名湖オープントーナメント」にも参戦中で、2019年には年間優勝を勝ち取っている実力者。浜名湖の釣りの魅力をより多くの人に伝える活動も積極的に行い、大会の企画や運営にも広く携わっている。

Q:開発秘話をお聞かせいただけますでしょうか

A:遡ること私がO.S.Pフィールドスタッフになってスグの2022年のミーティング。

浜名湖で流行しているルアーフィッシングを紹介させていただいた中の一つに、ボトムワインドの釣りがあったことがキッカケになっています。

O.S.Pの皆さんが、非常に高い興味を持って、ダート系ワームの開発に取り組んでいたのが印象的で、浜名湖をはじめ、東京湾、伊勢湾、東北と、様々なフィールドで「ワインディー」の完成度を高めてきました。 多くのテストを重ね、フラットフィッシュに最も適したアクション、素材を研究した結果が詰まった「ワインディー」の力を、ぜひ皆さんのフィールドでも試してみていただきたいです。

Q:特長や開発コンセプトについて教えていただけますでしょうか

A:O.S.Pには、既にソルトシーンでも高い釣果を叩き出している「ドライブシャッドSW」というワームがあります。こちらに関しては、タダ巻きやリフト&フォールでの使用がメインになり、ダート系のアクションは苦手な部分です。

O.S.P公式「ドライブシャッドSW」詳細ページはこちら

その穴を埋めるダート系アクションの理想の形を追求し、フラットフィッシュに非常に有効なダートアクションを出せるワームをラインナップに加えることで、O.S.Pワームから遂に死角が無くなりました。

マゴチ特有の、啄むようなバイトから本気バイトを引き出せるワームの硬度は、違和感を感じて離すまでの時間をより遅らせて、確実にキャッチできる魚の数を増やしてくれると確信しています。

Q:「ワインディー」に最適な状況やポイントを教えていただけますか?

A:「ワインディー」は、ダートを得意とするワームです。

タダ巻きや、リフト&フォールでの反応が悪い時はモチロン、同じようなダート系でも、釣れるけれど反応が悪い時に、特に効果を発揮するように考えられています。 サイドに伸びるフィンにより、魚が違和感を感じにくい水平フォールの時間を長く保ち、柔らかめの素材により、食ってからも魚の違和感を軽減してバイトに持ち込みます。

タフであればあるほど効果を発揮するので、厳しい時の切り札として使ってみていただきたいと思います。また、エビやシャコなどの甲殻類、ハゼやメゴチなどの底を這うように移動する魚を食べている時に非常に有効ですので、そういった状況が予測される時には、積極的にローテーションの1つに加えてみていただきたいと思います。

Q:基本的な使い方について解説をお願いいたします

A:私のオススメは2パターンです。

縦捌きにシャクッてテンションフォール

まずは最もオーソドックスな“ロッドを縦に2~3回シャクって、着底までテンションフォール”を繰り返すアクション。 左右に飛ばす距離と、飛ばす高さをコントロールし、その日のパターンに合わせ込んでいきます。

マゴチを狙うなら、上に大きく飛ばすのは高活性の時だけで、基本は低めに抑えるのが釣果を伸ばすコツだと考えています。

横捌きにシャクッてテンションフォール

2つ目は、“ロッドを下に向けたまま横に引いて2~3回シャクって、着底までテンションフォール”を繰り返すアクションです。 この方法だと、水深が深い場所でもボトムが取りやすく、ルアーを横に横にダートさせることができ、ボトムに近いレンジを長く引くことができます。

バイトはどちらも、フォールしている時に“コッ”と出ることが多く、すかさず即合わせを入れれば掛かることが多いです。

Q:オススメのカラーや、カラーローテーションの考え方についてお聞かせください

A:カラーの使い分けですが、以下のように分けています。

朝マズメ

朝マズメは“アカキン TW170”、“グリーンゴールド TW210”、“オレンジゴールドラッシュ TW201”など…マズメ時のド定番となる、ゴールドベースのカラーと、マゴチに有効なオレンジカラーでシッカリアピールしてみてください。

アカキン TW170

グリーンゴールド TW210

オレンジゴールドラッシュ TW201

日中

日中は、“活カニ TW205”、“江戸前黒銀グロー TW211”、“銀粉イワシ TW230”など…クリアベースのナチュラルカラーはベイトに合わせて使用します。

活カニ TW205

江戸前黒銀グロー TW211

銀粉イワシ TW230

夕マズメ

アカキン TW170”、“グリーンゴールド TW210”など…朝マズメと同様、ゴールドベースが強くなります。

アカキン TW170

グリーンゴールド TW210

ローライト&濁りが強い時

ローライトや濁りが強い時は、“クリアチャート W084”、“白身グロウ(夜光) TW208”など…チャートやホワイト系が有効です。

クリアチャート W084

白身グロウ(夜光) TW208

迷った時の万能カラー

激鱗ピンクバック TW228”や“紅ハゼJAPAN TW231”は、どんな状況でも釣果に結び付きやすいです。ピンクベースや、ハゼに近いブラウンベースのツートンカラーは迷った時にオススメ。

激鱗ピンクバック TW228

紅ハゼJAPAN TW231

Q:他のフラットフィッシュ攻略ワームとの使い分けについて、アドバイスをお願いいたします。

A:先ほども書いた通りですが「ワインディー」の特長は、水平フォールの時間が長くとれることと、ワームの硬度による魚への違和感の少なさです。よりタフな状況で効果を発揮するので、魚の反応が少ない時は積極的に投入してみてください。

O.S.Pから、別売りで出ている「グライディー」というジグヘッドとの組み合わせで、より水平フォールの時間を長く保ちますので、フォールスピードが速いと食ってこないような状況で、ぜひ使って他のワームとの違いを感じていただければと思います。

Q:「ワインディー」を初めて使用する方へ、メッセージやアドバイスをお願いいたします。

A:ボトムワインドの釣りの基本は、きっちりボトムを取ることです。重ためのシンカーできっちりボトムを取れるようになったら、シンカーを軽くしていき、フォールスピードを遅くすることで、フラットフィッシュに長く見せてアピールする時間を稼ぐことができ、より釣果を伸ばすことができると思います。

フォールで食わせていく状況や、ダートアクションで魚にスイッチを入れることによりリアクションで食わせるパターンには、バッチリハマるワームですので、そういったシチュエーションだと感じた際には、ぜひ使ってみて下さい。

タダ巻きの釣りと違って、吸い込みバイトをフルフッキングで掛けていく爽快感がたまらない釣りです。 ぜひこの爽快感を皆さんにも味わっていただきたいと思います。

以上! “鈴木孝啓”さんに伺った、「ワインディー」に関する内容をお届けしました。リリースされたばかりですので、釣行予定のある方はぜひ試してみてください!

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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