タイラバという釣法が全国に浸透し、シチュエーションごとに適切なタックルセレクトが必要とされる場面も増えた。
オーシャンストライカー タイラバ
そんな中で、ゼニスが送り出したのが「オーシャンストライカー タイラバ」だ。ブランクス設計に定評のあるゼニス。ベイトモデルには独自技術「FTS(Flexible Tip Structure)」を搭載し、繊細さと強靭さのバランスを高い次元で融合させたタイラバロッド最新作。
「オーシャンストライカー タイラバ」には、ベイトモデル3機種とスピニングモデル1機種の計4機種がラインナップされる。
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より繊細さを求めてFTS採用
まず、「オーシャンストライカータイラバ」に採用される技術に、先ほど触れたFTSがある。

△FTS搭載機にはそのロゴデザインが
このFTSは、ベイトモデルの2機種、「OSTAI-B692LF」と「OSTAI-B692MLF」に搭載される。機種名を見ると分かりやすいのだがB=ベイト、692は6’9”の2ピースモデルを表し、その後がアクション。前者ならL(ライト)で後者はML(ミディアムライト)だ。そして機種名最後のアルファベットが「F」。これがFTSを意味している。
FTSテクノロジーは、非常に繊細なグラスチューブラをティップに採用しながらも、ベリーからバットにかけてはカーボンチューブラとなり、それがシームレスに一体成型で作られたブランクス。そのため、素材の切り替わり部分で不自然に負荷が集中することもなく綺麗なベンディングカーブとなる。ソリッドティップとは異なり継ぎ目が生じない事で従来品より3倍の破断強度を達成しているそうだ。
マダイなどのチェイス、バイトを高い感度で得ることができ、さらにはそれを弾かない。それでいながらバット付近にはパワーを持たせることができるので大型相手にも屈しないトルクを持つブランクとなる。
FTS搭載ベイトモデル
ということでB692LFおよびB692MLFはFTS搭載。

ベイトモデルにはホールド性に優れたFuji/PULSシートを採用
そんなFTSの恩恵をモロに感じることができる機種、それがB692LFといえるだろう。
わずかなバイトをつぶさに伝えてくれ、タフな時こそ貴重なバイトを逃さないしなやかさ。掛ければ気持ちよい曲がりでアングラーを楽しませてくれるライトモデル。内海や瀬戸内ではメインロッドとして活躍が期待できる高感度モデル。
型番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸法 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | 適合ルアーウエイト (g) | 適合ラインPE (号) | 適応ドラグ (kg) | カーボン含有率(%) | 素材含有量 C/G(%) | 本体価格 (税抜) | 本体価格 (税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OSTAI-B692LF | 2.06 | 2 | 106.5 | 117g | 1.7/8.7 | MAX80g | 0.6~1.2 | 2 | 70% | カーボン70% グラス30% | ¥18,000 | ¥19,800 |
B692MLFは、もうワンランク強さを持たせ、内海・外海問わず、積極的に掛けていくスタイルにも対応したオールラウンドモデルといえる。先にも触れた通り、こちらもFTS搭載モデルで繊細さも併せ持つ。1つのロッドである程度カバーする範囲を持たせたいならオススメの機種!
型番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸法 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | 適合ルアーウエイト (g) | 適合ラインPE (号) | 適応ドラグ (kg) | カーボン含有率(%) | 素材含有量 C/G(%) | 本体価格 (税抜) | 本体価格 (税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OSTAI-B692MLF | 2.06 | 2 | 106.5 | 118g | 1.7/9.0 | MAX120g | 0.6~1.5 | 2.5 | 70% | カーボン70% グラス30% | ¥18,000 | ¥19,800 |
パワフルベイトモデル
一方、ディープや速潮フィールド、あるいは大型マダイ狙いといった場合にはパワフルベイトモデルといえるB6112MH。こちらはパワー重視の設計としているためあえてFTSを非搭載としているが、とはいえパワーモデルらしからぬ操作感も有している。
型番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸法 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | 適合ルアーウエイト (g) | 適合ラインPE (号) | 適応ドラグ (kg) | カーボン含有率(%) | 素材含有量 C/G(%) | 本体価格 (税抜) | 本体価格 (税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OSTAI-B6112MH | 2.11 | 2 | 109.0 | 126g | 1.65/10.0 | MAX200g | 0.6~1.5 | 2.5 | 90% | カーボン90% グラス10% | ¥18,000 | ¥19,800 |
シリーズ唯一のスピニング
シリーズ唯一のスピニングモデルがS6112M。キャスティングタイラバモデルだけに、こちらはオールカーボンとしている。
適度な張りはキャストを快適にするだけでなく、投げた先から斜め引きで狙ってくる際に、遠くでも操作性を確保しなおかつフッキングパワーを伝えてくれるブランク設計となっている。

スピニングモデルはスリムなFuji/VSSシートを採用
シャロー帯でのタイラバでも活躍間違いなしのモデルといえる。
型番 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞寸法 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | 適合ルアーウエイト (g) | 適合ラインPE (号) | 適応ドラグ (kg) | カーボン含有率(%) | 素材含有量 C/G(%) | 本体価格 (税抜) | 本体価格 (税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OSTAI-S6112M | 2.11 | 2 | 109 | 119g | 1.7/10.3 | MAX60g | 0.6~1.2 | 2.5 | 90% | カーボン90% グラス10% | ¥18,000 | ¥19,800 |
2万円アンダーの価格も◎
最新技術であるFTSを軸に、感度、強度、操作性の全てを実戦向けに設計しており、経験者はもちろん、これからタイラバに本腰を入れたいという人にも勧められるシリーズである。
タイラバを楽しむ上で必要なスペックを持ちながら、コスト面でも2万円を切る価格設定とし、ユーザー目線にも注力したシリーズ。ぜひフィールドで試してみては!
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