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ハードルアーのみのオカッパリ大会 2025「Hard Bait MEETING 第2戦 in in大江川、ヨット池&牛池」を開催! 85名参加の今大会は40UPが18本という超乱打戦に!

連載:水野浩聡のOne more fish
寄稿:水野浩聡
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水野浩聡(Mizuno Hiroaki) プロフィール

生まれ持ったセンスと岐阜県・東濃野池群通いで培った無数のテクを武器に、全国各地のオカッパリフィールドを走り回る日々を送る。とにかく楽しむエンジョイ系フィッシングが大好物なアングラー!ジャッカル・プロスタッフ。

こんにちは‼︎ 水野 浩聡です!
まもなく梅雨入りか?という時期まで、今年もアっという間に進んできました。

今年は各フィールドとも水中の季節感が遅れ気味な傾向

地元・大江川周辺も若干遅れ気味でアフターのバスがほとんど!

今年は、水中の季節感の遅れが各フィールドでよく見られていますが、地元・岐阜県のメジャーフィールドである大江川周辺などでも、若干遅れている印象で、この6月初旬の現在もまだまだスポーニングに絡むバスが例年よりも少し多いような気がしています。

実際に、5月はまとまった雨が定期的に降ったり、それに伴う水位の増減が激しかったこと、さらに水門操作なども多かったのか、田んぼの代掻きの水も大量に入ってきていたため、川全体の濁りの度合いも増していて、フィールドの「安定感」に欠けていてバスもその影響を受けていたのでは?と感じています。

ハードルアーのみを使用した釣り大会「Hard Bait MEETING in 大江川、ヨット池&牛池」を6/1(日)に開催

そんな状況ですが、大方アフターのバスがほとんどなこのタイミングに、今年2回目となるハードルアーのみを使用した釣り大会「Hard Bait MEETING in 大江川、ヨット池&牛池」を6/1(日)に開催させていただきました。

ハードルアーで釣ったバス2本の合計長寸を競う大会に85人が参加

ハードルアーで釣ったバス2本の合計長寸をルールに、早くからご予約をいただいた85名のアングラーさんがそれぞれのプランでこの大江川水系にてハードルアーのみで釣りをした結果は…。

40cmアップ×18本という超乱打戦‼

まず当日の状況は、フィールド全体が減水傾向、さらに北西風の爆風という釣り人にとっては釣りのしにくい環境だったのですが、こんな時こそハードルアー‼と言うにふさわしい、ものすごい釣果となりました。

優勝:46cm+46.5cm=92.5cm
ヨット池&牛池をスーパードーンで!

ヨット池&牛池という池メインの組み立てで、「スーパードーン 3/8oz」を強い風が巻くエリアのブレイクや縦スト周りをタイトに巻いてグッドサイズをキャッチ。

2位:46cm+45cm=91cm
風裏の縦ストでバスを浮かせてキャッチ

西大江川の杭の並ぶストレッチ、さらに大江川下流の杭付近(縦スト)で、「TDハイパークランク」を水面直下で首を振らせてバスを引っ張り上げ、こちらも優勝者に肉薄する素晴らしいスコア。どちらも風が巻くスポットでの釣果。

3位:41.5cm+47cm=88.5cm
ウィンディーサイドでフィーディングバスを連打
ジャックハンマーSBで!

朝イチの牛池で、風の当たるブレイク付近を「ジャックハンマーSB+ベローズシャッド」の組み合わせで巻き、効率良く朝のフィーディング個体を強い釣りでかっさらう展開で見事なスコア。

レディース賞:45cm
ボトムに当てながらのスピナーベイト戦略で!

西大江川の風の巻くエリアで、「チビーブル 3/8oz」をボトムに当てながら巻いてグッドサイズをキャッチ。

キッズ1位:35cm+23.5cm=58.5cm

ヨット池の風が巻くエリアで、「ディービルシャッド」を使ってリミットメイク。

キッズ2位:23.5cm+22.5cm=46cm

牛池のウィンディーサイドで朝のフィーディング系の魚を「GCミノー55」と「ディービルシャッド」でキャッチ。お父さんも同じ展開で40cmアップを2本キャッチするなど、朝のタイミングのフィーディングをとらえていました。

全体の釣果としては40cmアップが18本も出るというハイスコアな大会でした

入賞者は上記の通りですが、40cmアップでリミットメイクをされた方が5人。さらに全体の釣果としては、40cmアップが18本も出るというハイスコアな一日となりました。

「Hard Bait MEETING in 大江川、ヨット池&牛池」
大会結果 2025年6月1日(日)
順位 2尾全長 内訳 釣り場 ルアー エリア 時間
1位 92.5cm 46cm+46.5cm ヨット池+牛池 スーパードーン3/8oz 風ヨレ 9時+10時
2位 91cm 46cm+45cm 西大江+大江下流 TDハイパークランク 風ヨレ 9時+13時
3位 88.5cm 41.5cm+47cm 牛池+牛池 ジャックハンマーSB ウィンディーサイド 7時+8時
参考フライト_カードなしによるノーコンテスト
88cm 41cm+47cm 大江深浜 マルノミフラット ウィンディーサイド+風ヨレ 8時
4位 84cm 41.5cm+42.5cm 牛池で連発 X-30 ウィンディーサイド 8時頃
5位 82cm 35cm+47cm 大江深浜+大江深浜 スーパードーン、スーパーブレイクブレードファイン ヨレ 8時+11時
6位 69.5cm 38.5cm+31cm 牛池+ヨット池 ソウルシャッド ウィンディーサイド 7時+10時
7位 66.5cm 31.5cm+35cm 牛池+ヨット池 ソウルシャッドシュリンプカスタム ヨレ 13時+8時
8位 66cm 34cm+32cm ヨット池 スーパーラブジョンJr.、KVD1.5 ヨレ 8時+12時
8位 66cm 23cm+43cm 大江川 デラクー3/8oz、フラチャット1/4oz ヨレ 8時+10時
10位 64cm 41cm+23cm 牛池+ヨット池 レベルシャッドスプリンター ヨレ+ウィンディーサイド 11時+12時
11位 58.5cm 35cm+23.5cm ヨット池+ヨット池 Dビルシャッド ヨレ+ウィンディーサイド 9時+10時
12位 56cm 23.5cm+22.5cm 牛池+牛池 GCミノー、Dビルシャッド ウィンディーサイド 8時+12時
13位 45cm 45cm 西大江 チビーブル3/8oz ヨレ 7時
14位 42cm 42cm ヨット池 スーパードーン ヨレ 8時
14位 42cm 42cm 西大江 ショットフルサイズ ヨレ 7時
16位 40cm 40cm ヨット池 レアリスロザンテ ヨレ 9時
17位 34.5cm 34.5cm 西大江 Bカスタム ヨレ 13時
18位 32cm 32cm 牛池 レベルバイブ ヨレ 13時
18位 32cm 32cm ヨット池 イヴォークシャッド ウィンディーサイド 7時
20位 30cm 30cm 大江下流 ビーフリーズ65 ヨレ 12時
21位 29.5cm 29.5cm 西大江 ソウルシャッド ヨレ 11時
22位 28.5cm 28.5cm ヨット池 レアリスロザンテ ヨレ 10時
23位 27.5cm 27.5cm 西大江 ハングルフライ ヨレ 7時
23位 27.5cm 27.5cm ヨット池 ソウルフラット ヨレ 9時
25位 22cm 22cm 大江下流 スーパードーン ウィンディーサイド 13時
26位 20.5cm 20.5cm 牛池 TN38 ウィンディーサイド 8時

今大会は減水によってショアラインのカバーが少なくなり、ハードルアーが巻ける状態に!

今回、ハイスコアな大会となつた要因としては、減水によってショアラインのカバーが少なくなったことでハードルアーを巻ける範囲が増え、バスもそのポジションにいたこと。そして爆風によって、よりハードルアーが効果的なタイミングになったことが考えられます。

アフター期のバスに対し有効だったのは、ヨレに付く個体へのリアクションルアー攻め! そしてフィーディング個体をチャターやミノーで狙うパターン!

その中で、アフター期のバスは強い流れや風を嫌う傾向にあるため、風が巻くスポットや流れのヨレを、レンジの上がらないバスの目線に迎えに行けるタイプで、かつリアクション効果の高いルアー(スピナーベイト、シャッド、クランクなど)で釣っていくパターンと、ウィンディーサイドに入る数少ないフィーディング系の個体を浅めの巻き物(チャター系、ミノーなど)で釣っていくパターンと、大きく分けると2つの傾向が強く現れていました。

この時期のこの天候らしい釣果・傾向ではありましたが、想像をはるかに超えてくる素晴らしい釣果が持ち込まれ、それに加えてアベレージサイズからも反応が得られた方も多く、多くのアングラーさんにバスからのチャンスがあった一日でもありました。
まさに、ハードルアーが効果的な日の典型とも言える大会となりました。

ご参加いただきました皆様、爆風の中本当にお疲れ様でした‼

やはりハードルアーを使うことで、その日の傾向がよりはっきり現れますし、ちゃんとしたパターンのようなものも、今回は特に顕著に出て、このスコアを見た僕自身も良い学びの機会となりました。

今後はトップウォーターも含めてさらに色んなルアーが有効になってくる時期!

これから季節はアーリーサマーへと進んでいきますが、天気や状況によっては、今後はトップウォーターも含めてさらに幅広いルアーが活躍してくれるシーズンに突入していくと思いますので、ぜひ積極的にハードルアーも投げてみてくださいねー‼

 

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